この作品は女優ロザンナ・アークェット初監督作品。ロザンナと言えば映画ファンには「グラン・ブルー」で有名だ。音楽ファンならロックバンド、TOTOの名曲「ロザンナ」のモデルになった女優として認識されているのかな? そんな彼女が同業者の女優34人へ”俳優業と家庭の両立”についてインタビューしたドキュメンタリー映画。
テーマがテーマだけに女性向けなのですが、自分としては、己の青春時代にスクリーンを賑やかしてた女優さんたち(勿論、今も皆さん活躍されています)が大挙して出演して、普段は見せない素顔を見せてくれるだけでも嬉しい限り。特にロザンナ。あんた、可愛いぞ!
昔までドキュメンタリー映画というとどうも取っ付き難くて固いというイメージが強かったですが、アメリカの銃社会を鋭くえぐった「ボーリング・フォー・コロンバイン」や制作中止になったテリー・ギリアム監督作品の舞台裏を捉えた「ロスト・イン・ラ・マンチャ」、写真家ロバート・キャパの生涯に迫った「CAPA in Love&War」などがヒットを記録し、完全に市民権を得たようです。
上記、作品以外にも「ゴッドファーザー」のプロデューサーとして知られるロバート・エヴァンスの波乱万丈の人生を綴った「くたばれ!ハリウッド」やロバート・キャパ同様、戦場でシャッターを切り続けたフォト・ジャーナリスト、ジェームズ・ナクトウェイに焦点を当てた「戦場のフォトグラファー」など、注目のドキュメンタリーが公開を控えています。
ドキュメンタリー映画の魅力は監督の取材対象に対する理解と深い愛情が盛り込まれている点や、今まで知る事の出来なかった人物、事象、事件などに触れる事が出来る。また、知ってはいるが映画を見ることで新たなる発見があるといったところでしょうか?
映画で楽しくお勉強ですなぁー。