昔からですが、TVドラマの映画化というのが良くあります。近年では「踊る大捜査線」、「ケイゾク」、「トリック」、「スカイハイ」などが挙げられますが、現在、公開中で驚異的なヒットを飛ばしている作品があります。 「木更津キャッツアイ 日本シリーズ」です。11/1から渋谷のシネマライズという劇場(2スクリーン)と池袋のみの先行限定公開し、シネマライズ(2スクリーンのキャパは523席)では初日二日間だけで、6千人以上のお客さんが劇場に詰め掛けるという大盛況ぶり。更に11/15から全国拡大公開され、観客動員数トップテンで前週10位から2位にジャンプアップ!
で、「木更津」ですが、V6の岡田准一くん、嵐の櫻井翔くんらが出演していて、昼間は野球チーム、夜は泥棒という若者5人の日常を中心に描いた笑って泣けるドラマ。脚本を売れっ子の宮藤官九郎さんが担当しています。
テレビ放送時は平均視聴率10%代というかなり「痛い」数字で、失敗作とされていました。が、しかし、その後、インターネットなどで火がつき、どんどん口コミが広がり、DVDが爆発的に売れ、カルト的な人気を得るという変った運命を辿るのでした。(まさに現代的でもある)まるで、死んだ後に評価されたモジリアニ、石川啄木のようなドラマですね。
そして、わたくし伊藤は、このドラマのこと全く知りませんでしたし、興味もありませんでした。しかし、本コラム#19に登場する悪友Iがこのドラマにはまっていたのであります。
洗脳されるまでに時間は大してかかりませんでした。I氏が家にDVDを持ってきて「見て見て!ムチャおもろいから!」と激しく攻めるも、面倒臭いので「いや、今度ね」などと言ってかわしていました。
しかし、次の日の朝、することもなかったので、「まぁ、1話だけ」などと軽い気持ちで見たのが運の尽き。。。一日で全9話、全部見ちまったよぉ〜!!!!
いやぁ〜、面白いねぇ〜。キャラクターの設定が良いんですね。個性的だし。勿論、映画も見ました。いやぁ〜、最高ですねぇ〜。今更ながらドハマリ状態に陥ってしまった。。。
番組で紹介するときに映像とかみるだけで、ニタニタ笑っている。なんか、嬉しい。テーマ曲聞くだけウキウキしてしまう。
今まで、映画ばかり見ていてドラマはほとんど見ない生活を送ってきたし、結構、ドラマのことバカにしていた部分もあったのですが、この度、深く反省!
ファンにとってはドラマが映画化されるということは、特別であり、格別なことなのだと初めて知りましたとさ。
逆に仕事で先に映画を見て、後からドラマにハマッタ「トリック」ってのもあります。毎週木曜日「トリック3」が楽しみな毎日です。