なんだかんだと徒然なるままに書いてきました本コラムですが、いつの間にやら1周年。 「もう打ち切りです」と担当の方から言われないのでまだまだ続きます。本年度も何卒よろしくお願い致します。
さて、皆さんは映画を見る動機はなんですか?好きな俳優が出ているから、好きな監督だからと言ったファン的な感情から見たり、友達に薦められたから、評判が良かったからとか様々でしょう。
小学生の頃から映画をたくさん見てきた伊藤としては、映画を見る見ないの判断は本能的な嗅覚(直感)で勝負したいという自負があるので、映画の内容はなるべく知りたくない性分。
まぁ、「面白かった」、「つまらなかった」とか言った感想を聞くのはアリだと思うのですが、映画の内容は極力話して欲しくない。(でも仕事は映画を紹介する番組作りにこのコラムと矛盾してるんだよねぇ〜)
でも、この業界にいると、やはり会話の中心は映画になりがち。「あの映画見た〜?えっ、見てない?凄いのよぉ〜」と、こちらが見ていようが見ていまいがお構いなしに映画の内容をベラベラと喋られることが多々ある。
中には大まかな内容ならまだしも"オチ”を言う人もいる。映画の仕事をしているから仕方ないといえば仕方ないと思うのですが、やはり仕事とはいえ楽しみであることは変わりないので、せめて了解を得てから話して欲しいよなぁ〜。(「アルマゲドン」、「模倣犯」など見る前にモロにラストを言われた・涙)
この前もうちの会社の人間Sが、話の流れからデンゼル・ワシントン主演のサスペンス・ミステリー「タイムリミット」って映画のオチ(つまり犯人)を言ってしまった。
こらこらぁ〜!!犯人知ってて見るサスペンス映画があるかぁ〜!!面白さ半減どころか4分の1でしょう。
あぁ〜あぁ〜、もう見る気が全くなくなった。もうきっと「タイムリミット」は見ないんだろうなぁ〜。などと思っていると、カミングスーンTVで独占試写会をやるということでそれの手伝いとして立会いに行った。
まぁ、ついでというか、上映中ダラダラとスタッフとだべるのもなんだからということで、「タイムリミット」を見ることにした。でも犯人わかってるんだよね。。。
正直、前半から中盤にかけてかなり面白くなかった。だって、犯人を知っているから。
「どうせあなたが殺したんでしょ」とうがった見方をしてしまう。
しかし、映画が進むにつれなんかおかしい。こいつ本当に犯人か?もしそうなら話破綻してんじゃないかよ。と辻褄の合わないシチュエーションに「????」。
そしてラスト。アレレレレレ!?自分が認識していた人と犯人が違うではありませんかぁ〜。
いやいや、このあと更に驚くべき展開になるに違いないと思ったのもつかの間、映画は終わってしまいました。
どういうことだ!?
どうもSから聞いたオチは聞き間違いというか勘違いだったようで。。。変な形で大どんでん返し。意表をつかれてしまいましたとさ。
そんな訳で変な形で面白かったという印象を与えてくれた映画でしたとさ。でも、やっぱり映画のオチを言うのは反則だと思うので、皆さんも映画の話をするときは気をつけましょうね。
で、「タイムリミット」ですが普通に面白いと思います。ハイ。