ジャッキー・チェン。
彼がいなかったら今この仕事をしていないであろうというぐらい、伊藤にとって重要な人物。
小学校の頃、「キャプテン翼」ブームでサッカーが流行っていた。
そんな折にユン・ピョウ主演の「チャンピオン鷹」というサッカー映画が公開されるというので,
みんなで見に行った。
その時に同時上映されていたのが「五福星」という作品。
「チャンピオン鷹」は子供心にイマイチだったのですが、「五福星」に魅せられた。
今見れば別になんとも思わないんだろうけど、
その当時はジャッキーの繰り出すアクションの数々が新鮮ですっかり心奪われた。
以来、ジャッキー映画全盛期だったことも手伝い、浴びるようにジャッキー映画を見まくった。
そして、たまたまジャッキー映画の宣伝をされていた東宝東和の飯田さんと父が知り合いで、
飯田さんに色々とお世話になった。
飯田さんに出会い、少しだけ映画宣伝の仕事を垣間見ることができたのですが、
それがきっかけで映画宣伝の仕事に就きたいと思ったのでした。
その後、ジャッキー映画だけでなく映画全般が好きになりますが、
入り口はジャッキーだった。
ジャッキーが自分に映画の素晴らしさを教えてくれたのです。
そんなジャッキーの主演50本目の節目(ちょっと強引だけどね)となる「メダリオン」が公開されるにあたり、
先日、配給会社のヘラルド映画のKさんから、
「ジャッキー主演の50作を並べたポスターを作りたいのですが、チラシを持っていませんか?」
という問い合わせを受けた。
映画小僧だった伊藤はチラシ収集なんてのもやっていて、
80年代から90年代のジャッキー作品だったらほぼ全作品持っていたので、快く提供させて頂いた。
後日、ポスターが完成し、雑誌などのメディアで紹介されているのを見た。
ジャッキーの節目となる記念作にちょっとでも関われたことを光栄に思うし、正直嬉しかった。
知り合いとかに「このポスター作るのにちょっと協力してねぇ〜」なんて自慢したりして。
ジャッキーももう50歳。流石にアクションのキレはなくなってしまったけど、
伊藤にとってジャッキーはいつまでも心の師であり、ヒーローなのです。
伊藤的ビックバンはジャッキーなのです。