この時期、東京国際ファンタスティック映画祭、東京国際映画祭とビッグな映画祭が連発なうえに、映画祭とは別に我等のトム様や正月の怪物対決の監督やらと空前の来日ラッシュ!!取材の対応に追われる日々ですが、皮肉れ者の伊藤は全く関係ない話を書くぞ!(現実逃避かも) ちょっと前に大学の先輩Oさんから、「電車男」って知ってる?と聞かれた。知らなかったのですが、某巨大掲示板サイトで話題になっているスレッドで、兎に角、面白いからというので一度アクセスしてみることに。
掲示板には以下のことが書き込まれていた。
アキバ系ヲタ青年が電車の中で酔っ払いに絡まれていた女性を助けたことから、その女性と交流が始まり恋心を抱く。しかし、女性と交際したことの無い青年はどう彼女に接していいのか分からない。
そこで、掲示板上で助けを求める。その青年のピュアなハートに共鳴した人々が彼を励まし、「ああしろ、こうしろ」とアドバイスの書き込みを行う。それを受けて青年は彼女にアプローチしてゆく。青年は迷い、戸惑いながらも人々の助言を吸収し著しい成長を遂げてゆく。人々はそんな彼を「電車男」と呼ぶようになる。果たして、「電車男」の恋は成就できるのか!?
電車男を媒体にして、のちにエルメスと呼ばれるようになる女性との駆け引きがポイントで、掲示板という特性を活かし全員参加型で一喜一憂出来る。仮に参加しなくても読んでいるだけで応援したくなるという新鮮な感覚がウケたのか、たちまち巷の話題となった。(ようである。。。←伊藤が知った頃には既に有名だったので。。。というか、うちの会社の人間はほとんど知らなかった。ヤバイのかな?)
そして、現在、「電車男」は本になって出版されている。
実際に伊藤も掲示板見て、恋愛小説を読んでいるような面白さを感じたから、本になるのは必然的だと思う。
そして、オリジナル脚本が不足している日本映画界。「電車男」が映画になるのではと密かに思っている。
韓国映画の「猟奇的な彼女」がまさにその線だ。ある男性が韓国の“ナウヌリ”という掲示板に、ちょっと変った女のコとのデートで体験した奇妙な出来事を書き込み、それが、面白い!と話題になった。そして、それが単行本となり、続いて映画化された。掲示板の書き込みが99年と今から5年も前。流石、ネット先進国の韓国だ。
日本でも携帯で読める小説として配信され、若い女性から熱烈な支持を得た「ディープ・ラブ」ってのが、単行本化され、その後、映画化された(未見ですが、評判はすこぶる悪い)という例もあるし、先述の巨大掲示板で4年間も続いている脅威のスレッド「忘れられないSEX」てのも単行本化されている。
本から映画という今までのパターンに
ネット(携帯) → 本 → 映画
ネット(携帯) → 映画
というパターンがもっと多く加わってくるでしょう。
これも一つの文化だと思う。時代の流れだなぁ〜。
で、本になるにあたり、電車男は権利料とか貰ったのかな!?