伊藤Pはジャッキー・チェンが大好きだ(本コラム#02、#44、#58など参照)。
このところハリウッドでの作品がイマイチ続きで、寂しい限りだったけど待った甲斐がありました!
不振だった香港映画の危機にジャッキーは本国に舞い戻り、すんげぇ〜作品を生み出しました!
「香港国際警察/NEW POLICE STORY」だ!
久しぶりに香港純度100%の作品で、
ジャッキーはハリウッドでは出来なかった過激なアクションを連発!
往年のジャッキーアクションが完全復活ですよ。
そして、今までのジャッキー映画と明らかに違う点がある。
ストーリーが練りに練られているのと、キャラクターの掘り下げがしっかりなされている点だ。
ジャッキーが好きだという贔屓目を抜きにしてもストーリー、キャラ設定、
アクションが見事にブレンドされた最高のアクション映画だ。
後、特筆すべきなのは香港の次世代の俳優を多数起用し、
人材育成を試みるジャッキーの映画人としての姿勢。
そんなジャッキーが共演の若手ニコラス・ツェーとダニエル・ウーと一緒に先日来日した。
ジャッキーの単独インタビューを宣伝担当の方にお願いしていたのですが、やはりジャッキーは人気者。地上波しか取材を受けないということでNGになってしまった。
とても残念だけど、仕方がない。
その代わりにニコラスとダニエルの単独取材が取れることになった。
インタビューの前に3人揃っての記者会見があり、
その記者会見を編集する伊藤Pは会場に足を運んだ。
(↑大義名分。未だ見たことの無い生ジャッキーを拝みたいだけらしい)
初めて見る生ジャッキー。思いの外、あまり感慨深いものはない。
単独インタビューが取れなかったという卑屈な気持ちと一応マスコミということで自制が働いたか?
でも、会見の最後にジャッキーが「いつも応援ありがとう!」と、
みんなに感謝の気持ちを述べた時はちょっとグッと来た。
こういう奢らないジャッキーの姿勢が大好きだ。
会見がサクッと終り、ニコラスとダニエルの取材までちょっと空き時間があり、通路で待機。
ソファに座って、通訳のOさんと世間話をしていると突然その時は訪れた。
ジャッキーがソファの前に立ち止まるではありませんか!
どうやらふざけて通訳さんの携帯を隠し持っていたジャッキーが、気付かせるために来たようだ。
携帯を返すと、さっさと立ち去るジャッキー。
にしても、一歩踏み出せばぶつかるようなかなりの至近距離。
勿論、言葉なんか交わせなかったけど、様々な思いが去来した。
なんだかんだと強がってみても小学生の頃からのヒーローが、
目と鼻の先にいる訳で正直嬉しかった。
その喜びを同じくジャッキーを愛する悪友I(コラム#19、#23、#32、#46参照)に伝えるべくメールをした。
すると、彼もこの後、ジャッキーが受賞した淀川長治賞の授賞式の取材に行くらしく、
ジャッキーに会えたらいいなぁという旨の返信が暫くして返ってきた
そんなこんなと時間を潰しているうちにやっと取材時間に。
ニコラスもダニエルもジャッキーが大好きで、短い時間ながら良い取材が出来ました。
ジャッキーも間近で見れたし、インタビューも良かったし意気揚揚と会社に向かっていると、
メールが一通届いた。
悪友Iからであった。
「ジャッキーと握手しちゃった。身体中が震えています。」
がぁ〜ん.....う、うらやましいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ。