今年で17回目を迎える“ゆうばり国際ファンタスティック映画祭”に、番組のパーソナリティをしてもらっている襟川クロさんと一緒に行って来た。今回はちょっと長いけど夕張の土産話ということで。
新千歳空港からバスに揺られること1時間。メインの宿泊所ホテル シューパロに到着すると、ロビーで映画祭事務局の方々が暖かく迎えてくれる。
クロさん以外のスタッフは別のホテルということで、移動しようとバスに乗ると、いきなり女優の伊藤歩さんが乗り込んで来るではありませんか!「お疲れ様です」なんて挨拶すると「お疲れ様でーす」と返してくる。以前、インタビューさせて頂いたこともあったのですが、まぁ、覚えちゃいないでしょう。彼女は映画を中心に活躍している点がグッドだし、顔も結構好みだったりするので、素直に喜ぶ(V)。(伊藤的2大“映画女優”は<現在壁紙中>麻生久美子&伊藤歩だ)
「幸せの黄色いハンカチ」のロケ現場など、夕張の町並みをツラツラと撮影し、シューパロに戻りちょっと一息とラウンジに入ると、そこには「ヴァイブレーター」コンビの女優・寺島しのぶさんと廣木隆一監督が。両者と顔見知りのクロさんが挨拶を交わし、カメラを回すのもOK頂き、軽いおしゃべりを撮影。普通の順序で取材を申し込んだらなかなかこうは行きません。こういう突発的な取材は映画祭ならでは。
そして、「ゆうばり映画祭に行ったら必ず行け!」と言われている飯処「藤の家」へ。そこで映画祭を毎年盛り上げている地元のおばちゃんとのやり取りを収録。ついでに名物カレーそば(うどん)を食す。麺大目の特盛りでボリューム満点だ。夕張に行ったら必ず食うべし!
夜になるとメイン会場である市民ホールの前で、これまた名物ストーブパーティが開催され、地元の方々がお酒ときのこ汁、鹿の肉、ふきの煮付け、ししゃも、ホタテといった料理を振舞ってくれる。ここでもクロさんと地元の方々とのやり取りを撮影。基本無料なので(気持ちがあったら募金を!)、そんな匂いに釣られてか、ホロ酔い気分の平山秀幸監督(「愛を乞う人」、「レディジョーカー」)がプラ〜とやって来た。当然、突撃取材敢行!
その後、「オッパイ星人」なる映画を鑑賞後パラパラと取材をし、取りあえず今日のロケは終了。クロさんと別れてスタッフのみで、居酒屋へ。しばらくすると某配給会社の方々&韓国の映画人がずらずらやって来て、一緒に飲むことに。通訳さんもいたのですが、お互い片言の英語でコミュニケーションを図る。
伊藤「ホワット・ドゥー・ユー・ライク・ジャパニーズ・ディレクタァー?」
韓国「オォ、アキラ・クロサワァ、タケシィ・キタァノォ」
こんなレベルだ。。。
で、隣のテーブルに行定勲監督、奥田瑛ニさん、キム・ギドク監督がいたりする。すごいなぁ〜。
異文化交流も盛り上がり、そろそろホテルに帰ろうと思うも、歩くにはかなり距離がある。どうしたものかと思っていると車が丁度来たのでサム・アップ!運転手さんに快諾頂きヒッチハイク成功。ホテルへ向かう。聞けば、その運転手さん「オッパイ星人」の人だった。うーん、世間は狭い!
次の日、シューパロに向かうと昨日の韓国の映画人とバッタリ。み〜んな二日酔いでした。
次の日も適当にお仕事こなし、帰路つにつく(2日目は大した出来事がなかった)。
いやぁ〜、初のゆうばりでしたが刺激的だったなぁ〜。一度行ったことのある同僚が、あからさまに羨望の眼差しを向けて来たりして、「なんだよぉ〜、うぜぇ〜なぁ〜」なんて思っていたのですが、気持ちがわかりました。
映画祭をなんとか盛り上げようとする事務局や地元の方々の熱いハートが、ガンガン伝わりましたよ。取材のブッキングやら準備やらでテンヤワンヤのはずなのに、どこかのんびりしていて、ゆとりがある。気温はマイナスだけど、本当に心は暖かかったです。
映画を沢山見れて、町の人たちと触れ合えて、普通に有名俳優や監督がその辺をウロウロしていて、夜も明け方までドンチャンドンチャン。
こんな世界観を味わえる映画祭はあまりない。皆さんも是非!!ひょっとしたら俳優さんや監督と一緒にお酒が飲めちゃうかもよぉ〜。
※ゆうばり映画祭の模様はカミングスーンTV(スカパー720ch)の 「クロのムービーデリバリー」#68(3/20〜3/27)にて放送いたします!