予想に反してアカデミー賞の主要部門を逃した『アビエイター』。
大富豪で映画のプロデューサー&監督であり、
飛行機に情熱を燃やしたハワード・ヒューズの半生を描いた3時間の超大作。
で、自分、トイレ近いんですよ。
2時間越える映画にぶち当たるとややおしっこが気になる。
3時間クラスになるとそりゃもう大騒ぎ。
前日から水分を控え、始まる前に2回ぐらいトイレに行って搾り出す。
『アビエイター』鑑賞時も御多分に漏れず、万全の体制を敷いた。
しかし、始まって1時間ぐらいで、タンクは空のはずなのに軽度の尿意を覚える。
そう言えば、知り合いのTVディレクターが『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』を見ているときに、
開始早々、猛烈な尿意に襲われ我慢しながら見続けていると、
スクリーンに大草原が映し出され、
「あぁ〜、あそこで放尿したら超気持ちいだろうなぁ〜」と思ったなんて言ってたなぁ〜。
「えぇい!映画に集中しろ〜!!!」と喝を入れ、映画に集中。
が、パラパラとトイレに立つお客さんがいたりして、ちょっと気になったりする。
そんな葛藤を繰り返しているうちに映画の上映時間の半分が過ぎ、
ようやく「良し!これなら例えおしっこしたくなっても、乗り越えられる!」という確信を得る。
あとは映画に完全没頭。
そして、無事映画を鑑賞し終える。
で、そんな「アビエイター」の鑑賞奮闘記なのですが、
尿意なんかよりも一番困ったのが映画のテーマ。
伊藤Pには「????」でごわす!
普通にハワード・ヒューズの半生を描いた自伝映画で済ませて良いのかな?
でも、映画の賞をたくさんノミネートされているし、受賞もしているから、それだけじゃないでしょ?
決して、3時間退屈だったとかつまらなかったとかではないのです。
何を伝えたいのかが、よくわからなかったのです。
この手の映画って、“けなしちゃいけない”、“理解できないと馬鹿”的な雰囲気があるんですけど、
正直に言います。「わかりませんでした!」。
誰かおせーて。