ニコール・キッドマンとショーン・ペンという、今までなかった共演が実現しただけでもかなり興味津々の「ザ・インタープリター」が公開されました。
国連で通訳の仕事をしているシルヴィア(ニコール)が、ある国の大統領暗殺計画を聞いてしまったところから映画が始まるのですが、シルヴィア自体に色々問題があるという設定で、単なる巻き込まれ型サスペンスに収まらないちょっと捻りの効いた作品になっています
国連の通訳(インタープリター)が主役ということで映画の随所に国連の内部が出てくる。
「いやぁー、凄いセットを作ったもんだなぁ〜。 流石にハリウッド映画は規模が違うわぁ〜」と思いながら映画を見ていたのですが、見終わって本物の国連本部を使用したと知り余計に驚いた。
資料によると、最初、撮影許諾はおりなかったらしいのですが、監督のシドニー・ポラックがアナン事務総長と面談し、映画のテーマ性と意図を説明。結局、安全保障理事会の15人のメンバーが許可を出したらという条件で撮影がOKとなったそうな。
って、凄くねぇ〜かぁ〜。
世界中の問題やらを論議する場であり、NYにあるけど国際的な領地とされているような場所で、娯楽映画の撮影が行われた訳で映画のオチよりも驚いた。
国連が硬いイメージを払拭し、懐の深いところを見せるために、映画の撮影をOKしたなんて言う人もいそうだけど、普段はあまり見ることの出来ない国連本部の内部が見れるだけでも、ラッキーなわけで。
物語りもそれなりに面白いし、ニコールもショーン・ペンも当たり前だけど存在感あるしで、見応えある映画だと思っている今日この頃です。