先日、DVDで「チームアメリカ★ワールドポリス」を見た。風刺の利いたアニメ「サウスパーク」を手がけたトレイ・パーカー&マット・ストーンによる、操り人形映画。
そして、人形劇なのにR−18ですよ。 この2人だけあって当然毒だらけ。
脳天炸裂のグロシーンや爆笑エロシーンなど、なるほどR−18だ!
細かいストーリーはどーでも良くて、伊藤Pが一番引っかかったのが、
主人公が失敗こいたうえ、大切な女性を失い凹んでいる時にかかる挿入歌だ。
“僕はマイケル・ベイ以上に失敗を犯した
そう「パールハーバー」以上に
別れてしまった彼女に一言だけでも言いたい
「パールハーバー」はクソだと
ごめんなさいと
君を失った僕と比べてもクソだと”
なんて素晴らしい歌なんだろう!クソだ!クソ!!!マイケル・ベイはクソだ!!
(伊藤Pの部屋#85参照)トレイとマットにシンパシーを感じるよ!歓喜!
いや、ちょっと待てよ。。。日本語字幕はクソだけど、英語では“sucked”という表現を使っている。
“suck”は動詞で“吸う”という他に、
・最低だ
・不快だ
・最悪だ
という意味がある。
そして、中には“価値がない”という意味も含まれるようだ。
うーん、前回の裏伊藤P的“クソ映画”の定義に従うと、“クソ”は誤訳になってしまうなぁ。
いやいや、違う!トレイとマットは観客を笑わせるために「パールハーバー」は用いた。つまり笑いのネタになったのだから「パールハーバー」は2人にとって価値のある存在なのだよ。
価値がないのなら比較対照にもならないでしょ。だから“クソ”という訳で良いのである。
I LOVE “クソ映画”
“クソ映画”を見ておけば、より一層映画が楽しめる。みんな“クソ映画”を見るのだぁ〜!!!
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