ショッキングな内容と映像で観客に衝撃を与え続ける「ソウ」シリーズ。その第3弾「ソウ3」が公開される。
2004年から毎年、食欲旺盛な季節である秋に公開され、すっかり食欲を失せさせるダイエットに最適なシリーズ。いつの間にか作られているという点は、かつての「13金」シリーズに似ています。
「13金」は回を重ねるごとにバカ映画と化しましたが、「ソウ」シリーズはそのコンセプトと世界観を損なうことなく、上手にシリーズを続けている。
今回は「ソウ2」に引き続き、ダーレン・リン・バウズマン監督が手掛けている。「ソウ2」公開後、すぐに「3」の撮影に入ったそうで、2年間「ソウ」三昧。まるで未だ「呪怨」の呪縛から抜け出せないでいる清水崇監督状態。
「ソウ2」が伊藤P的には安心な続編だったので、「3」もダーレン君が監督したと聞き、安心していた。
そして、安心した通りの出来でした。
ジグソウという天才的な狂人が、命を大切にしない者を捕まえて、反省させるためにトラップを仕掛ける。時間内にそのトラップをクリアしないとかなり無残に死ぬという内容。
相変らず鬼畜なトラップで、今回は“畜”をも使用する正真正銘の鬼畜っぷりを発揮。
よく、まぁ、こんなこと考えるなぁーって関心。
でもって、「ソウ3」にはトラップ以上に過激なシーンがあります。
未だかつて、これほどリアルに、克明に、じっくりと<開頭手術>を描いた映画はないと思う。物好きな伊藤Pは<開頭手術>の手順をネットで調べたのですが、映画の通りでした。
数々の「痛い」シーンが登場する映画なので、全ての人にお薦めという映画ではありませんが、「1」、「2」を見た人は見るべき作品です。
逆に「1」、「2」を見ていない人は必ず見てから「3」に挑んでください。微妙にリンクしています。
この巧みなリンクが「ソウ」シリーズの魅力の1つでもある。
そして、来年も紅葉シーズンに、「ソウ4」がやって来る。。。
※今回は文章が短いですが、手を抜いた訳ではありません。
最近、ちょっと文章が長いような気がしたのであえて短くしたのであります。