2006年12月06日更新

裏#023 「伊藤P的硫黄島2部作 第2部:裏『硫黄島からの手紙』」

ちょっと前ですが「硫黄島からの手紙」を完成披露試写会@丸の内ピカデリー2で見ました。

劇場での完成披露試写会のメリットは、なんといっても試写室のちっこいスクリーンでなく、でかいスクリーンで見られること。

しかし、デメリットもある。

普通、試写室は飲食禁止。(最近は、守っていないバカもいるけどさ)
でも、劇場の場合は、興行さんが飲み物とかポップコーンとか売って、セコク稼ぎたいから飲食OK。


で、「硫黄島」の完成披露なんですけど、まず、開映前にOLと思しき、女性4人組が伊藤Pの右隣りに座り、おしゃべりをしながら、お菓子をボリボリ食べていた。 まぁ、始まる前だから問題ないのですが、ちょっと嫌な予感がした。

でもって、映画が始まって暫くすると、右隣りではなく、一列前の左斜め前方より、ガサガサ音が。。。

目を向けると、どうやらおばちゃんがお食事タイムに突入模様。



あのビニール袋とか、おにぎりやサンドイッチの外装を開ける時のガサガサ音が、伊藤Pは大嫌いなのであります。
イライラする。

そのおばちゃんは、音を立てないように、静かーにやろうとしている。 でもね、その気持ちは判るけど、静か〜に、静か〜に、やろうとすればやろうとするほど、長時間ガサガサするわけだ。


「だったら、一気に破いてくれ!!!!」って。


かなり長い間ガサガサ音をかました後、やがておばちゃん満腹。
「ふっー、やっとこれで集中できるわ」と、思ったら右隣りのOLが動き出した。


ポッキー系のスティックタイプのお菓子に手を出した。

ポリポリ。
ポリポリ。

真横でポリポリですよ。
耳元でポリポリですよ。

「う、うざぁ〜。。。」



スクリーンには、日本兵の焼け爛れた顔のアップが映し出されている。それでも、

ポリポリ。
ポリポリ。

「つ、つえぇなぁ、この人。。。」



人が撃ち殺され様が、なんだろうが、ポリポリは続行だ。
暫くして、お菓子がなくなったのか、ポリポリ終了。



映画は進み、中盤へ。



日本兵は攻め込まれ、食料もなくなりつつある。「あぁ〜、飯くいてぇーなぁー」といったセリフが飛び交う。

その時、再び、

ポリポリ。
ポリポリ。

「・・・・・・・・」




更に終盤に差し掛かった頃、

渡辺謙 「すり鉢山から来たのか?よく来たな。おい、水をあげてくれ」
日本兵 「申し訳ございません。水はもうここには。。。」
渡辺謙 「そうか。。。」


というセリフの直後、


ズズズズズズズズッ〜


右隣り2席目のOL2号が水分補給。
しかし、もう紙コップに水分はほとんど残っておらず、ストローで残量少の水分と空気を吸ってしまった時に発せられる、あの音を鳴り響かせる。



飢えと脱水症状に苦しむ日本兵を見ながら、ポリポリ、ズズズズズズッ。



あなた方は伊藤Pではなく、日本兵にケンカを売っているのでしょうか?


まぁ、映画の鑑賞方法は人それぞれだし、禁止事項ではないので、注意するとかは筋違いだと思うんですけどね。
音が出ていることは事実なわけで、マナー意識の問題かなと。



そして、そんなに食べたい、飲みたいあなたには、「jackass number two」をお薦めします。
理由がわからない人のために、近日、本コラムにて触れようと思っております。



>>>伊藤P的硫黄島二部作 第1部:表はこちら(→)

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.t-shirt-ya.com/blog/cgi/mt-tb.cgi/689

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)




リンク

プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
Powered by
Movable Type