見た ⇒ 結構好き ⇒ 紹介してない
という作品がある。
やっぱり見せて頂いたうえ、気に入ったわけですから、紹介しなくちゃ〜ということで、ちょっと長いけど3月公開映画短評集。
■「バッテリー」
スラッシュメタルに目覚めた中学生が、メタリカの『バッテリー』を完コピするために、日々練習に励む姿を描いた青春映画。
ではない。
野球少年たちの友情や家族の大切さを描いた爽やかな青春映画だ。
試写室でオジさんライターがオイオイ泣いていた。
うちの女性スタッフも初日に見に行き、同伴者が号泣したとのこと。
えっ?
僕ですか?
荒んだ人間なんで。。。
でもね、今時珍しいほどド直球で作っているので、老若男女問わず楽しめる。
何よりも主演の2人、林遣都くんと山田健太くんがフレッシュだ。
この映画の成功はこの2人に因るところが大きい。
優しさが溢れ、好感が持てる映画だと思うだよね。
こういう映画を頭ごなしに貶すような、 愛のない映画人にはなりたくねぇーなぁって。
■「デジャヴ」
黒人の敏腕捜査官が、捜査だけでなく、ギターも卓越した能力があることを示すために、 イングヴェイ・マルムスティーンズ・ライジングフォースの 「デジャヴ」を完コピしようと、日々速弾き練習に励む姿を描いた映画。
ではない。
デンゼル・ワシントン扮する捜査官が、フェリー爆破事件の真相を追うサスペンス映画だ。
トニー・スコット監督とジェリー・ブラッカイマー(P)という“黄金のバカップル映画”だけあって、 途中から「えっ?SFだったの?」的なとんでもない展開みせるのだが、 デンゼル・ワシントンのお陰で、なんとかリアリティーを保っている。
いや、保ってないか。。。
まぁ、あまり多くを語ってはいけない強引映画なのですが、 発想がユニークだし、今まで見たこともないようなカーチェイスもあるし、 黒人のオネーチャンが綺麗だし、ヴァル・キルマーはデブだしと、見所はタップリある。
■「ブラックブック」
サックスに目覚めたオランダ人女性が、 ジャズマン、グレッグ・オズビーの『ブラック・ブック』を練習し。。。
えっ?
もういい?
えーっ、「ブラックブック」は我等の変態監督ポール・バーホーベンが、 故郷であるオランダに戻って撮った作品。
第二次世界大戦末期。ナチスに潜伏したオランダ人女スパイの波乱に満ちた日々を描いた超大作。
見る前に「バーホーベンらしくない映画」と言われたけど、 パツキン、乳、下の毛(パツキン)、セックス、チ○コ、ウンチと、 随所にバーホーベン節を炸裂しているじゃないか!!
「ストレイト・ストーリー」を見て、 「リンチらしくない」って言っているまるで理解していない輩と同じだぞ!
さて、バーホーベン監督はハリウッドでは最近、表現の規制が厳しく、 自分が好きなエログロを描くことが出来ないのでオランダに戻ったそうな。
でもさぁー、アメリカ合衆国は「ホステル」という素晴らしい作品を立派に生み出したではないか!
まぁ、いいや。
■「ホリデイ」
もちろん、マドンナの曲だ。
いや、だから違うって。
鬱憤が溜まったキャメロン・ディアス(米)と失恋傷心中のケイト・ウィンスレット(英)が、 リフレッシュのため期間限定で住んでいる家を互いにチェンジし、共に新天地で恋に落ちるというお話。
ポイントはジャック・ブラックだ。
恋愛映画にジャック・ブラックである。
ジャック・ブラックの恋話など、誰が見たがるのだ!!!!
という懸念などする必要もない程、 しっくりとはまっている。
レンタルビデオ屋で、ジャックがあるネタをやるのですが、 これがメチャクチャ楽しい。
この部分だけで2時間の映画にして欲しい。
コメディタッチで見やすいうえに、捻りの効いた脚本だったので面白かった。
そして、一番の笑い所はエドワード・バーンズの扱いのひどさだ。
■「キトキト!」
流石にそんな曲はない。
キトキトとは富山弁でフレッシュとかイキが良いという意味。
大竹しのぶ演じる富山に住む肝っ玉かぁちゃんと、 上京した長男と長女の交流を描いた家族ドラマ。
いやー、良いよぉ〜、この映画。
家族愛を押し付けがましくなく、サラリと、 しかしながら、キチンと心に残るように描いている。
鑑賞後、どんな人が撮った映画なのか資料を見ると、 吉田康弘監督と記されている。
な、な、なんと!27歳(しかもイケメン)。
27歳にして、これほど地に足ついた作品を作り上げるとは。。。
最近、「ゆれる」の西川美和監督とか「酒井家のしあわせ」の呉美保監督とか、 家族や人間をキチンと描ける若い女性監督はポチポチ出てきましたが、 遂に男も出てきたぞ。
全く無名の新人監督にチャンスを与えたプロデューサーたちの勇気も凄いと思う。
ということで、3月公開の短評集でした。
という作品がある。
やっぱり見せて頂いたうえ、気に入ったわけですから、紹介しなくちゃ〜ということで、ちょっと長いけど3月公開映画短評集。
■「バッテリー」
スラッシュメタルに目覚めた中学生が、メタリカの『バッテリー』を完コピするために、日々練習に励む姿を描いた青春映画。
ではない。
野球少年たちの友情や家族の大切さを描いた爽やかな青春映画だ。
試写室でオジさんライターがオイオイ泣いていた。
うちの女性スタッフも初日に見に行き、同伴者が号泣したとのこと。
えっ?
僕ですか?
荒んだ人間なんで。。。
でもね、今時珍しいほどド直球で作っているので、老若男女問わず楽しめる。
何よりも主演の2人、林遣都くんと山田健太くんがフレッシュだ。
この映画の成功はこの2人に因るところが大きい。
優しさが溢れ、好感が持てる映画だと思うだよね。
こういう映画を頭ごなしに貶すような、 愛のない映画人にはなりたくねぇーなぁって。
■「デジャヴ」
黒人の敏腕捜査官が、捜査だけでなく、ギターも卓越した能力があることを示すために、 イングヴェイ・マルムスティーンズ・ライジングフォースの 「デジャヴ」を完コピしようと、日々速弾き練習に励む姿を描いた映画。
ではない。
デンゼル・ワシントン扮する捜査官が、フェリー爆破事件の真相を追うサスペンス映画だ。
トニー・スコット監督とジェリー・ブラッカイマー(P)という“黄金のバカップル映画”だけあって、 途中から「えっ?SFだったの?」的なとんでもない展開みせるのだが、 デンゼル・ワシントンのお陰で、なんとかリアリティーを保っている。
いや、保ってないか。。。
まぁ、あまり多くを語ってはいけない強引映画なのですが、 発想がユニークだし、今まで見たこともないようなカーチェイスもあるし、 黒人のオネーチャンが綺麗だし、ヴァル・キルマーはデブだしと、見所はタップリある。
■「ブラックブック」
サックスに目覚めたオランダ人女性が、 ジャズマン、グレッグ・オズビーの『ブラック・ブック』を練習し。。。
えっ?
もういい?
えーっ、「ブラックブック」は我等の変態監督ポール・バーホーベンが、 故郷であるオランダに戻って撮った作品。
第二次世界大戦末期。ナチスに潜伏したオランダ人女スパイの波乱に満ちた日々を描いた超大作。
見る前に「バーホーベンらしくない映画」と言われたけど、 パツキン、乳、下の毛(パツキン)、セックス、チ○コ、ウンチと、 随所にバーホーベン節を炸裂しているじゃないか!!
「ストレイト・ストーリー」を見て、 「リンチらしくない」って言っているまるで理解していない輩と同じだぞ!
さて、バーホーベン監督はハリウッドでは最近、表現の規制が厳しく、 自分が好きなエログロを描くことが出来ないのでオランダに戻ったそうな。
でもさぁー、アメリカ合衆国は「ホステル」という素晴らしい作品を立派に生み出したではないか!
まぁ、いいや。
■「ホリデイ」
もちろん、マドンナの曲だ。
いや、だから違うって。
鬱憤が溜まったキャメロン・ディアス(米)と失恋傷心中のケイト・ウィンスレット(英)が、 リフレッシュのため期間限定で住んでいる家を互いにチェンジし、共に新天地で恋に落ちるというお話。
ポイントはジャック・ブラックだ。
恋愛映画にジャック・ブラックである。
ジャック・ブラックの恋話など、誰が見たがるのだ!!!!
という懸念などする必要もない程、 しっくりとはまっている。
レンタルビデオ屋で、ジャックがあるネタをやるのですが、 これがメチャクチャ楽しい。
この部分だけで2時間の映画にして欲しい。
コメディタッチで見やすいうえに、捻りの効いた脚本だったので面白かった。
そして、一番の笑い所はエドワード・バーンズの扱いのひどさだ。
■「キトキト!」
流石にそんな曲はない。
キトキトとは富山弁でフレッシュとかイキが良いという意味。
大竹しのぶ演じる富山に住む肝っ玉かぁちゃんと、 上京した長男と長女の交流を描いた家族ドラマ。
いやー、良いよぉ〜、この映画。
家族愛を押し付けがましくなく、サラリと、 しかしながら、キチンと心に残るように描いている。
鑑賞後、どんな人が撮った映画なのか資料を見ると、 吉田康弘監督と記されている。
な、な、なんと!27歳(しかもイケメン)。
27歳にして、これほど地に足ついた作品を作り上げるとは。。。
最近、「ゆれる」の西川美和監督とか「酒井家のしあわせ」の呉美保監督とか、 家族や人間をキチンと描ける若い女性監督はポチポチ出てきましたが、 遂に男も出てきたぞ。
全く無名の新人監督にチャンスを与えたプロデューサーたちの勇気も凄いと思う。
ということで、3月公開の短評集でした。