大変ですよ。紹介したい作品がたくさんありすぎて。
本当は一本一本丁寧にいきたいところですが、致し方なしということで、3作品。
ちょっと長めですみません!!
■『天然コケッコー』
本コラム#83、#141で触れた山下敦弘監督最新作。
人気コミックの映画化らしいが、おいらは原作全く知らん。
山下敦弘監督作品だから見に行った。
歩いている人は全員知り合い。
田んぼに山に海。
小学校と中学校、合わせて全校生徒6人。
そんな田舎に暮らす中学2年生の右田そよが主人公。
初恋や成長が四季折々、ゆったりとした時間の中で気持ちよく描かれている。
いいよぉー。
もうぜーーーんぶがゆったり、のーーーんびり。
ほのぼの。
東京の雑踏で人ごみにまみれて暮らし、プチ人ごみ恐怖症に陥っている伊藤Pは、この映画でとても癒された。
現実逃避だ。
逃げろ!!!!!
天然へ!!!
天然ケッコーだ!!!
まじ、そんな感じ。
東京にいると腐るよ。
そして、癒しといえば、方言丸出しでそよを演じた夏帆。
初めて演技しているのを見ましたが、
良いですね。
完璧に素朴な田舎モンでした。
とても東京出身だとは思えません。
「スウィングガールズ」の上野樹里がそうであったように、
方言は発する人次第で、キラーコンテンツになるうることを改めて証明してくれた。
本当は一本一本丁寧にいきたいところですが、致し方なしということで、3作品。
ちょっと長めですみません!!
■『天然コケッコー』
本コラム#83、#141で触れた山下敦弘監督最新作。
人気コミックの映画化らしいが、おいらは原作全く知らん。
山下敦弘監督作品だから見に行った。
歩いている人は全員知り合い。
田んぼに山に海。
小学校と中学校、合わせて全校生徒6人。
そんな田舎に暮らす中学2年生の右田そよが主人公。
初恋や成長が四季折々、ゆったりとした時間の中で気持ちよく描かれている。
いいよぉー。
もうぜーーーんぶがゆったり、のーーーんびり。
ほのぼの。
東京の雑踏で人ごみにまみれて暮らし、プチ人ごみ恐怖症に陥っている伊藤Pは、この映画でとても癒された。
現実逃避だ。
逃げろ!!!!!
天然へ!!!
天然ケッコーだ!!!
まじ、そんな感じ。
東京にいると腐るよ。
そして、癒しといえば、方言丸出しでそよを演じた夏帆。
初めて演技しているのを見ましたが、
良いですね。
完璧に素朴な田舎モンでした。
とても東京出身だとは思えません。
「スウィングガールズ」の上野樹里がそうであったように、
方言は発する人次第で、キラーコンテンツになるうることを改めて証明してくれた。
■『リトル・チルドレン』
“コトナ”
「オトナに成れない子供のようなオトナのこと」
これは元格闘家・前田日明の造語。
英訳するとどうやら『リトル・チルドレン』になるようだ。
目の前の幸せに気が付かずに、お互いダブル不倫で密会を続ける男と女。
別の人生を渇望して、欲望の赴くままに深入りしてしまうコトナの2人を通して、
夫婦とは?家族とは?幸せとは?といった、
既婚者だったら誰もが一度は自分に問いかけるであろう疑問を突きつける。
この作品とにかく上手い。
まず演技が上手い。ケイト・ウィンスレット。
『タイタニック』の時とかは、何でこんな肉付きパンポコリンの女がヒロインなのだ!!って思っていたけど、それ以降、特に近年の『ネバーランド』、『エターナル・サンシャイン』、『ホリディ』とどれも良い。
本作ではちょっと痩せたマシュマロマンのような肉感が妙に生々しいリアリティを醸し出している。
それから、ジャッキー・アール・ヘイリー演じる変態男ロニーがグッドだ。
ロニーがとある場所でシコシコするシーンがあるのですが、その時の恍惚とした顔貌が。。。あぁーもうあの目と半開きの口が脳裏に焼きついて離れない。
スゲー演技だ。。。
まともなのか否か、思いっきり観客をミスディレクションしてくれるロニーの存在によって、この作品は単なる人間ドラマではなくサスペンス映画の様を呈する。
何をしでかすかわからない不気味な恐怖は最後までスリル満点!
そして、汽笛を使って心理描写をしてみたり、時計や置物を使ってその家主はちょっと異常かも?って思わせたりと、細かい演出がとても映画的だ。
映像も妙な質感で印象的。
ついでに不倫男の妻を演じたジェニファー・コネリーのパンティ姿も印象的。
役者も演出も超一流の『リトル・チルドレン』ですが、一点、既婚者の男性には注意があります。
本当の幸せ、大切な者ややるべき行動がなんなのかを、示してくれる素敵な映画なのですが、夫婦で一緒に見ることはあまりお勧めしません。
「あんたはどうしてるの?」って聞かれると思う。
“コトナ”
「オトナに成れない子供のようなオトナのこと」
これは元格闘家・前田日明の造語。
英訳するとどうやら『リトル・チルドレン』になるようだ。
目の前の幸せに気が付かずに、お互いダブル不倫で密会を続ける男と女。
別の人生を渇望して、欲望の赴くままに深入りしてしまうコトナの2人を通して、
夫婦とは?家族とは?幸せとは?といった、
既婚者だったら誰もが一度は自分に問いかけるであろう疑問を突きつける。
この作品とにかく上手い。
まず演技が上手い。ケイト・ウィンスレット。
『タイタニック』の時とかは、何でこんな肉付きパンポコリンの女がヒロインなのだ!!って思っていたけど、それ以降、特に近年の『ネバーランド』、『エターナル・サンシャイン』、『ホリディ』とどれも良い。
本作ではちょっと痩せたマシュマロマンのような肉感が妙に生々しいリアリティを醸し出している。
それから、ジャッキー・アール・ヘイリー演じる変態男ロニーがグッドだ。
ロニーがとある場所でシコシコするシーンがあるのですが、その時の恍惚とした顔貌が。。。あぁーもうあの目と半開きの口が脳裏に焼きついて離れない。
スゲー演技だ。。。
まともなのか否か、思いっきり観客をミスディレクションしてくれるロニーの存在によって、この作品は単なる人間ドラマではなくサスペンス映画の様を呈する。
何をしでかすかわからない不気味な恐怖は最後までスリル満点!
そして、汽笛を使って心理描写をしてみたり、時計や置物を使ってその家主はちょっと異常かも?って思わせたりと、細かい演出がとても映画的だ。
映像も妙な質感で印象的。
ついでに不倫男の妻を演じたジェニファー・コネリーのパンティ姿も印象的。
役者も演出も超一流の『リトル・チルドレン』ですが、一点、既婚者の男性には注意があります。
本当の幸せ、大切な者ややるべき行動がなんなのかを、示してくれる素敵な映画なのですが、夫婦で一緒に見ることはあまりお勧めしません。
「あんたはどうしてるの?」って聞かれると思う。
■『夕凪の街 桜の国』
広島で被爆して原爆症を患った皆実と、
自分の家族のルーツを見つめなおしていく皆実の姪、七波。
昭和33年と平成19年。二つの時代に生きる二人の女性を通して、家族愛、兄弟愛、男女の愛、そして、生きることの喜びを描いた人間ドラマ。
“被爆”と聞くとヘビーな感じがしますが、心と体に深い傷を負いながらも前向きに生きる皆実の姿に勇気付けられるし、
いかにも現代っ子な感じの七波の快活さは見ていて気持ちが良く、あまり原爆を強調していないので重たくは感じない。
また、皆実を演じた麻生久美子の切なくも憂いのある華やかさと、
七波を演じた田中麗奈の明るく元気な姿勢が、
重たいテーマの緩和剤になっている。
でも、60年以上も前に投下された原爆が、現代にも影響を及ぼしていることもキチンと学べます。
また、生き残った被爆者が、どのような心境で生活していたのか?
被害者なのに罪の意識を持ち続ける。。。
恥ずかしながら伊藤Pはこのような事実を知りませんでした。
日本人として見ておくべき映画かなと思いました。
広島で被爆して原爆症を患った皆実と、
自分の家族のルーツを見つめなおしていく皆実の姪、七波。
昭和33年と平成19年。二つの時代に生きる二人の女性を通して、家族愛、兄弟愛、男女の愛、そして、生きることの喜びを描いた人間ドラマ。
“被爆”と聞くとヘビーな感じがしますが、心と体に深い傷を負いながらも前向きに生きる皆実の姿に勇気付けられるし、
いかにも現代っ子な感じの七波の快活さは見ていて気持ちが良く、あまり原爆を強調していないので重たくは感じない。
また、皆実を演じた麻生久美子の切なくも憂いのある華やかさと、
七波を演じた田中麗奈の明るく元気な姿勢が、
重たいテーマの緩和剤になっている。
でも、60年以上も前に投下された原爆が、現代にも影響を及ぼしていることもキチンと学べます。
また、生き残った被爆者が、どのような心境で生活していたのか?
被害者なのに罪の意識を持ち続ける。。。
恥ずかしながら伊藤Pはこのような事実を知りませんでした。
日本人として見ておくべき映画かなと思いました。