元々は「伊藤Pの部屋」#158用に書いていたのですが、思いのほか『シッコ』が長くなったのと、
この映画が多くの人にお薦めかというと、いや、そうではないだろうと思い至り、
「裏部屋」行きとなりました。
“歌うと死ぬ”。
『着信アリ』で携帯世代をビビらせた秋元康が、今度は歌でカラオケ大好きの若者たちをビビらせる。
監督はどちらかといえば社会派だよねぇーの原田眞人なので、原田監督が描くホラー映画ってどんなのだ?
しかも松田龍平に伊勢谷友介だぞ!
と、興味津々で見に行ったらAKB48のアイドル映画だった...
伊藤P、AKB48に萌えるわけもなく...
声を大にして言います。
全く怖くないですし、ホラー映画じゃありません。
ホラー映画だ!と思って見に行くのなら、100パーセントガッカリすると思うので止めた方が無難。
なんで、原田眞人にこんな映画撮らせたんだよ!と思ったら、
『おニャン子ザ・ムービー危機一髪!』でお世話になったからということで、秋元康夫人である高井桃、じゃなくて、高井麻巳子が推したらしい(嘘)。
そんな高井麻巳子の熱い要望に対して、素直に応える原田眞人ではない。
秋元康と組んで失敗こいた『おニャン子ザ・ムービー』の汚名返上と言わんばかりに、原田眞人節炸裂です。
ロバート・アルトマンのように会話をガンガン差し込み、カット割りも目まぐるしい。
学級崩壊から始まり、会話のセリフの節々にも“靖国”とか入れて、確信犯的に社会派要素を突っ込む。
とにかくセリフの多さ、早口さ、意味不明さ、聞き取りにくさは、原田眞人だ。
『突入せよ!「あさま山荘」事件』がそうであったように、真剣に「聞こう」と思わないと駄目。
おいおい、これじゃAKB48のファンが付いて来れないよ。。。
PG−12だし、一体、狙いはどこなんだよ!と一瞬思ったけど、
よくよく考えると社会派だけでなく、アイドル映画や、コギャル映画の『バウンス ko GALS』を手がけている原田監督の集大成にもなっているという
ある意味珍品な映画でした。
AKB48が出てりゃ満足なAKB48ファンか、
原田眞人の作風を熟知している方にはお薦めします。
AKBのメンバーは思いの外、演技上手い。
この映画が多くの人にお薦めかというと、いや、そうではないだろうと思い至り、
「裏部屋」行きとなりました。
■「伝染歌」
配給:松竹
8/18より東劇にて先行公開 8/25より全国にて PG−12 |
『着信アリ』で携帯世代をビビらせた秋元康が、今度は歌でカラオケ大好きの若者たちをビビらせる。
監督はどちらかといえば社会派だよねぇーの原田眞人なので、原田監督が描くホラー映画ってどんなのだ?
しかも松田龍平に伊勢谷友介だぞ!
と、興味津々で見に行ったらAKB48のアイドル映画だった...
伊藤P、AKB48に萌えるわけもなく...
声を大にして言います。
全く怖くないですし、ホラー映画じゃありません。
ホラー映画だ!と思って見に行くのなら、100パーセントガッカリすると思うので止めた方が無難。
なんで、原田眞人にこんな映画撮らせたんだよ!と思ったら、
『おニャン子ザ・ムービー危機一髪!』でお世話になったからということで、秋元康夫人である高井桃、じゃなくて、高井麻巳子が推したらしい(嘘)。
そんな高井麻巳子の熱い要望に対して、素直に応える原田眞人ではない。
秋元康と組んで失敗こいた『おニャン子ザ・ムービー』の汚名返上と言わんばかりに、原田眞人節炸裂です。
ロバート・アルトマンのように会話をガンガン差し込み、カット割りも目まぐるしい。
学級崩壊から始まり、会話のセリフの節々にも“靖国”とか入れて、確信犯的に社会派要素を突っ込む。
とにかくセリフの多さ、早口さ、意味不明さ、聞き取りにくさは、原田眞人だ。
『突入せよ!「あさま山荘」事件』がそうであったように、真剣に「聞こう」と思わないと駄目。
おいおい、これじゃAKB48のファンが付いて来れないよ。。。
PG−12だし、一体、狙いはどこなんだよ!と一瞬思ったけど、
よくよく考えると社会派だけでなく、アイドル映画や、コギャル映画の『バウンス ko GALS』を手がけている原田監督の集大成にもなっているという
ある意味珍品な映画でした。
AKB48が出てりゃ満足なAKB48ファンか、
原田眞人の作風を熟知している方にはお薦めします。
AKBのメンバーは思いの外、演技上手い。