『ブレードランナー』('82)。
SF映画の金字塔と呼ばれ、その後のSF映画に多大なる影響を与えた作品。
放射能と酸性雨で汚染された2019年ロサンゼルス。
殺人を犯して逃亡中のレプリカント(人造人間)と、レプリカントを追う捜査官="ブレードランナー"デッカードとの闘いを描いた近未来SFアクション。
映画ファンの間では周知の事実だが『ブレードランナー』には、様々なヴァージョンが存在する。
■オリジナル劇場版『ブレードランナー』('82)
82年当時、余りにも斬新な世界観だったため、全米公開前の試写で"わかりにくい"という評価を下される。
そのため冒頭にディカードの説明風ナレーションと、
スタンリー・キューブリック監督作『シャイニング』のオープニングショットの別テイクを流用した"ハッピーエンド"が付け加えれた形で公開された。
試写で上映されたフィルムはお蔵入りされ、幻のワークプリントと呼ばれるようになる。
■インターナショナル劇場公開版『ブレードランナー完全版』('82)
アメリカでは規制が厳しくてカットした暴力・格闘シーンを追加。
ヨーロッパや日本ではこのヴァージョンが公開された。
さて、『ブレードランナー』ですが、82年の公開当時はアメリカでも日本でもあまり話題になりませんでした。
特に日本では大コケ。
ところがソフト化されるや『ブレードランナー』はカルト的な人気を博した。
上記のように、映像ビジネスの進化とマニア心の相乗効果により、『ブレードランナー』はコケた映画から、SF映画の金字塔へと昇華し始める。
■『ディレクターズカット/ブレードランナー最終版』('92)
時代が『ブレードランナー』に追いついた。
ということでリドリー・スコット監督が自ら再編集を施し、1992年に劇場公開された。
冒頭のデカードの説明ナレは無くなり、ハッピーエンドも無し。
ついでに暴力・格闘シーンもなし。
またデッカードが見るユニコーンの夢のシーンが追加されている。
因みにこのユニコーンはリドリー監督作の『レジェンド/光と闇の伝説』からの流用。
このユニコーンのシーンは、『ブレードランナー』の解釈そのものを変えうる重要なシーンとなった。
(後に説明しましょう)
と、ここまでが良く知られている『ブレードランナー』なんですけど、2007年9月2日に『ブレードランナー ファイナル・カット』がヴェネチエア映画祭で上映された。
リドリー監督曰く、「テレビでMTVを見ていたら、その世界観がお蔵入りしたワークプリントのラッシュに似ていた。
もしかしたら今の若い人にも『ブレードランナー』を見てもらえるのでは?」
ということで、またまたリドリー監督が自ら編集を施し、『ファイナル・カット』が出来上がった。
■『ブレードランナー ファイナル・カット』('07)
デッカードのナレ無し、うどん屋シーンの編集が変った。
ユニコーンシーンが1カットだけ追加。
チャイナタウンでの追跡シーン追加。
マスクダンサー追加。
暴力・格闘シーンあり&追加。
ハッピーエンド無し。
セリフの一部を修正などなど。
■『ブレードランナー』ワークプリント('82)
リサーチ試写で上映され、お蔵入りされた幻のヴァージョン。
すべてのヴァージョンの元となり、音楽、映像、ボイスオーバーなど、どのヴァージョンとも全く違う。
幻と言われていた『ワークプリント』を含めると全5ヴァージョン。
1つの作品でこれだけヴァージョンが存在するのは『ゾンビ』ぐらい?
以上が全ヴァージョンの解説だ。
さてさて、伊藤Pと『ブレードランナー』との出会いは、うろ覚えですが、恐らく中学生の頃(1987〜1989年)。
深夜に地上波で放送されたものをビデオに録画して見た。
その頃はヴァージョンがどうのとか知らなかったので、意識していなかったけど、
ハッピーエンドがあったからオリジナル劇場版かインターナショナル劇場版のどちらかかと。
で、感想ですが、意味がわかりませんでした。
ズタズタにカットされていたというのもあると思うのですが、中坊の知能では、崇高なる『ブレラン』の哲学が理解できなかったのでしょう。
内容を楽しむというよりも、"奇妙な描写"を探すことに燃えていた。
次に見たのが、恐らく大学生の時(1992〜1996年)。
WOWOWで見たのか、NHK-BSで見たのか定かではないのですが、
ハッピーエンドがないヴァージョンだったので、『ディレクターズカット』版でしょう。
で、感想ですが、超面白かった。
勧善懲悪しか知らない中坊的には、デッカードを殺さないレプリカントの行動がチンプンカンプンだったけど、
流石に大学生になると、知能はちょっとUPしているようだ。
なるほど!そういうことか!!と大納得。
あまりの切なさに涙が出た。
エンディングも"ガチャン!とブラックアウト"→"ヴァンゲリスの音楽"の方がクールでカッコイイ。
映画には余韻が大切だ。
そして、世の中にDVDというものが普及した頃(2000年)、唯一DVD化された『ディレクターズカット』を購入して見た。
で、感想ですが、さらに面白かった。
おぉ!と思ったのが、デッカードでなくレプリカントを応援している自分に気が付いた時。
前回の鑑賞時に、人間よりも短い寿命であるレプリカントの、人間以上の生への執着、
人間以上の人間らしさに感銘を受けた伊藤Pは、完全にレプリカントたちに感情移入していた。
それと前回はスルーしてしまったが、とあるシーンが気になった。
先述のデッカードが見るユニコーンのシーンだ。
しかしながら、今では信じられない話だけど、2000年当時、ネットはあったけど、ネットサーフィンをして、情報を得るという概念が伊藤Pの中にはあまりなく、調べるのも面倒くさいということで、意味を見出さないままそのまま棚上げしてしまった。
(本来は調べるのではなく、自力で解釈するべきですが。。。)
でもって、今回の『ファイナル・カット』である。
すべてのヴァージョンとドキュメンタリーが収められたDVDボックスが発売されるのは知っていた。
しかし、劇場公開されるとは知らず、試写状が届いた時には驚いた。
たった2回しかない試写で、DVD上映だけど(劇場公開はデジタル上映)、『ブレードランナー』をスクリーンで見たことがなかったので見に行った。
(『ディレクターズカット』が公開された1992年、伊藤Pは浪人生)
開場10分過ぎに試写室に行くも、かなりの混雑。
結局、補助席が出されるほどの大盛況。
やはり根強い人気を誇る作品なのでしょう。
で、感想ですが、やっぱり面白かった。
今回の発見は、デッカードとレイチェルの恋。
もちろん、以前から"せつねぇ"とは思っていたのですが、初めて二人が唇を重ねる直前のレイチェルの顔がヤベェ。
こんなに美しく切ないキスシーンはねぇ!と思った。
この後、レイチェルを演じた美しきショーン・ヤングは、ジェームズ・ウッズにストーカー行為を働き訴えられ、
ティム・バートン監督の前にキャットスーツ(手作り)を着て現れた。
こんな悲しき奇行に走ったことも相まって、
せつねぇ。。。
『追いつめられて』も捨て難いが、ショーン・ヤングがもっとも輝いた作品だろう。
そして、課題となっていたユニコーンのシーン。
やはり夢のシーンの解釈が出来なかった。
というかユニコーンってどんな動物だっけか?
ということでユニコーンを調べた。
「奥田民夫を中心に結成されたバンドで...」
ボケは良い。
「一角獣とも呼ばれる伝説の動物。神聖な力と純潔の象徴。知能が高く、鋭い感覚を持ち捕まえることが難しい。反面、獰猛で好色。その鋭い角で、相手を刺し殺すこともある」
(ウィキペディアより抜粋)
これって、レプリカントのことじゃない?
そんなユニコーンの夢を見るデッカード。。。
ひょっとして。。。
どうやらこのユニコーンのシーンの追加により、以前から「デッカードはレプリカントではないか?」という議論が成されていたようで。。。
ヘッー。。。
こういう『シェーン』のラストみたいに、議論できるのって良いやねぇー。
そして、今回思ったのが、『ブレードランナー』ほど多くの形容詞が当てはまる映画はないということ。
面白い、激しい、暗い、楽しい、美しい、哀しい、気持ち悪い、痛い、おかしい、激しい、はかない、切ない、汚い、おぞましい、愛おしい、etc。
マイナス的に使う形容詞さえも、『ブレードランナー』を輝かせる。
凄くない?
毎回見る度にこれ程違う印象を与えてくれる作品は中々ない。
きっと次回見るときは「デッカードをレプリカントとして」見るだろう。
しっかりとした世界観の中に、変な日本語を筆頭として、インチキさといかがわしさが良い意味で同居している。
他作品からの流用は『シャイニング』、『レジェンド』だけじゃない。
スピナー(空飛ぶ車)の計器盤、レプリカント判定器のディスプレイ映像は、『エイリアン』の中で使用したものを流用している。
内容もやっていることもいかがわしすぎる。。。
多くのヴァージョンが存在するのもいかがわしいし、サントラがエンドクレジットのとおりに発売されなかったり、デッカードの使っている銃がマニアの間で話題になったりと、本当に話題に事欠かない作品です。
とあるシーンの壁には「お××こ・せんずり」って落書きが書いてある。
なのにレプリカントから命の大切さを学ぶ。
そんなロマンに満ち溢れた奇跡の映画『ブレードランナー』。
最高です。
SF映画の金字塔と呼ばれ、その後のSF映画に多大なる影響を与えた作品。
放射能と酸性雨で汚染された2019年ロサンゼルス。
殺人を犯して逃亡中のレプリカント(人造人間)と、レプリカントを追う捜査官="ブレードランナー"デッカードとの闘いを描いた近未来SFアクション。
映画ファンの間では周知の事実だが『ブレードランナー』には、様々なヴァージョンが存在する。
82年当時、余りにも斬新な世界観だったため、全米公開前の試写で"わかりにくい"という評価を下される。
そのため冒頭にディカードの説明風ナレーションと、
スタンリー・キューブリック監督作『シャイニング』のオープニングショットの別テイクを流用した"ハッピーエンド"が付け加えれた形で公開された。
試写で上映されたフィルムはお蔵入りされ、幻のワークプリントと呼ばれるようになる。
アメリカでは規制が厳しくてカットした暴力・格闘シーンを追加。
ヨーロッパや日本ではこのヴァージョンが公開された。
さて、『ブレードランナー』ですが、82年の公開当時はアメリカでも日本でもあまり話題になりませんでした。
特に日本では大コケ。
ところがソフト化されるや『ブレードランナー』はカルト的な人気を博した。
- ミッドタウンから眺める夜景に似ていることに気が付いた冒頭の空撮をはじめ、当時としては画期的なSF描写と暴力描写。
街頭ヴィジョンに映し出される"強力わかもと"や変な日本語のオンパレードに見られるアジアンな世界観。
探せば出てくる様々な"変"。
- レンタルビデオが普及し始め、比較的安価で購入できるレーザーディスクが登場。
- 繰り返し見られるので、(1)を細部まで堪能できる。
- しかも、当時、日本で発売された初期のビデオやLDはオリジナル劇場版。
日本公開ヴァージョンと違うという点もカルト化への拍車をかける。
上記のように、映像ビジネスの進化とマニア心の相乗効果により、『ブレードランナー』はコケた映画から、SF映画の金字塔へと昇華し始める。
時代が『ブレードランナー』に追いついた。
ということでリドリー・スコット監督が自ら再編集を施し、1992年に劇場公開された。
冒頭のデカードの説明ナレは無くなり、ハッピーエンドも無し。
ついでに暴力・格闘シーンもなし。
またデッカードが見るユニコーンの夢のシーンが追加されている。
因みにこのユニコーンはリドリー監督作の『レジェンド/光と闇の伝説』からの流用。
このユニコーンのシーンは、『ブレードランナー』の解釈そのものを変えうる重要なシーンとなった。
(後に説明しましょう)
と、ここまでが良く知られている『ブレードランナー』なんですけど、2007年9月2日に『ブレードランナー ファイナル・カット』がヴェネチエア映画祭で上映された。
リドリー監督曰く、「テレビでMTVを見ていたら、その世界観がお蔵入りしたワークプリントのラッシュに似ていた。
もしかしたら今の若い人にも『ブレードランナー』を見てもらえるのでは?」
ということで、またまたリドリー監督が自ら編集を施し、『ファイナル・カット』が出来上がった。
デッカードのナレ無し、うどん屋シーンの編集が変った。
ユニコーンシーンが1カットだけ追加。
チャイナタウンでの追跡シーン追加。
マスクダンサー追加。
暴力・格闘シーンあり&追加。
ハッピーエンド無し。
セリフの一部を修正などなど。
リサーチ試写で上映され、お蔵入りされた幻のヴァージョン。
すべてのヴァージョンの元となり、音楽、映像、ボイスオーバーなど、どのヴァージョンとも全く違う。
幻と言われていた『ワークプリント』を含めると全5ヴァージョン。
1つの作品でこれだけヴァージョンが存在するのは『ゾンビ』ぐらい?
さてさて、伊藤Pと『ブレードランナー』との出会いは、うろ覚えですが、恐らく中学生の頃(1987〜1989年)。
深夜に地上波で放送されたものをビデオに録画して見た。
その頃はヴァージョンがどうのとか知らなかったので、意識していなかったけど、
ハッピーエンドがあったからオリジナル劇場版かインターナショナル劇場版のどちらかかと。
で、感想ですが、意味がわかりませんでした。
ズタズタにカットされていたというのもあると思うのですが、中坊の知能では、崇高なる『ブレラン』の哲学が理解できなかったのでしょう。
内容を楽しむというよりも、"奇妙な描写"を探すことに燃えていた。
次に見たのが、恐らく大学生の時(1992〜1996年)。
WOWOWで見たのか、NHK-BSで見たのか定かではないのですが、
ハッピーエンドがないヴァージョンだったので、『ディレクターズカット』版でしょう。
で、感想ですが、超面白かった。
勧善懲悪しか知らない中坊的には、デッカードを殺さないレプリカントの行動がチンプンカンプンだったけど、
流石に大学生になると、知能はちょっとUPしているようだ。
なるほど!そういうことか!!と大納得。
あまりの切なさに涙が出た。
エンディングも"ガチャン!とブラックアウト"→"ヴァンゲリスの音楽"の方がクールでカッコイイ。
映画には余韻が大切だ。
そして、世の中にDVDというものが普及した頃(2000年)、唯一DVD化された『ディレクターズカット』を購入して見た。
で、感想ですが、さらに面白かった。
おぉ!と思ったのが、デッカードでなくレプリカントを応援している自分に気が付いた時。
前回の鑑賞時に、人間よりも短い寿命であるレプリカントの、人間以上の生への執着、
人間以上の人間らしさに感銘を受けた伊藤Pは、完全にレプリカントたちに感情移入していた。
それと前回はスルーしてしまったが、とあるシーンが気になった。
先述のデッカードが見るユニコーンのシーンだ。
しかしながら、今では信じられない話だけど、2000年当時、ネットはあったけど、ネットサーフィンをして、情報を得るという概念が伊藤Pの中にはあまりなく、調べるのも面倒くさいということで、意味を見出さないままそのまま棚上げしてしまった。
(本来は調べるのではなく、自力で解釈するべきですが。。。)
でもって、今回の『ファイナル・カット』である。
すべてのヴァージョンとドキュメンタリーが収められたDVDボックスが発売されるのは知っていた。
しかし、劇場公開されるとは知らず、試写状が届いた時には驚いた。
たった2回しかない試写で、DVD上映だけど(劇場公開はデジタル上映)、『ブレードランナー』をスクリーンで見たことがなかったので見に行った。
(『ディレクターズカット』が公開された1992年、伊藤Pは浪人生)
開場10分過ぎに試写室に行くも、かなりの混雑。
結局、補助席が出されるほどの大盛況。
やはり根強い人気を誇る作品なのでしょう。
で、感想ですが、やっぱり面白かった。
今回の発見は、デッカードとレイチェルの恋。
もちろん、以前から"せつねぇ"とは思っていたのですが、初めて二人が唇を重ねる直前のレイチェルの顔がヤベェ。
こんなに美しく切ないキスシーンはねぇ!と思った。
この後、レイチェルを演じた美しきショーン・ヤングは、ジェームズ・ウッズにストーカー行為を働き訴えられ、
ティム・バートン監督の前にキャットスーツ(手作り)を着て現れた。
こんな悲しき奇行に走ったことも相まって、
せつねぇ。。。
『追いつめられて』も捨て難いが、ショーン・ヤングがもっとも輝いた作品だろう。
そして、課題となっていたユニコーンのシーン。
やはり夢のシーンの解釈が出来なかった。
というかユニコーンってどんな動物だっけか?
ということでユニコーンを調べた。
「奥田民夫を中心に結成されたバンドで...」
ボケは良い。
「一角獣とも呼ばれる伝説の動物。神聖な力と純潔の象徴。知能が高く、鋭い感覚を持ち捕まえることが難しい。反面、獰猛で好色。その鋭い角で、相手を刺し殺すこともある」
(ウィキペディアより抜粋)
これって、レプリカントのことじゃない?
そんなユニコーンの夢を見るデッカード。。。
ひょっとして。。。
どうやらこのユニコーンのシーンの追加により、以前から「デッカードはレプリカントではないか?」という議論が成されていたようで。。。
ヘッー。。。
こういう『シェーン』のラストみたいに、議論できるのって良いやねぇー。
そして、今回思ったのが、『ブレードランナー』ほど多くの形容詞が当てはまる映画はないということ。
面白い、激しい、暗い、楽しい、美しい、哀しい、気持ち悪い、痛い、おかしい、激しい、はかない、切ない、汚い、おぞましい、愛おしい、etc。
マイナス的に使う形容詞さえも、『ブレードランナー』を輝かせる。
凄くない?
毎回見る度にこれ程違う印象を与えてくれる作品は中々ない。
きっと次回見るときは「デッカードをレプリカントとして」見るだろう。
しっかりとした世界観の中に、変な日本語を筆頭として、インチキさといかがわしさが良い意味で同居している。
他作品からの流用は『シャイニング』、『レジェンド』だけじゃない。
スピナー(空飛ぶ車)の計器盤、レプリカント判定器のディスプレイ映像は、『エイリアン』の中で使用したものを流用している。
内容もやっていることもいかがわしすぎる。。。
多くのヴァージョンが存在するのもいかがわしいし、サントラがエンドクレジットのとおりに発売されなかったり、デッカードの使っている銃がマニアの間で話題になったりと、本当に話題に事欠かない作品です。
とあるシーンの壁には「お××こ・せんずり」って落書きが書いてある。
なのにレプリカントから命の大切さを学ぶ。
そんなロマンに満ち溢れた奇跡の映画『ブレードランナー』。
最高です。
『ブレードランナー』製作25周年記念 アルティメット・コレクターズ・エディション
全5ヴァージョンを収録!
12/14発売
発売・販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ