まぁ、端から期待なんかしちゃいないんだけど、
やっぱりあんまり面白くなった。
隣で見ていた外人とその子供(なんでいるんだよ。聞いたらオーストラリアの媒体だって)も、
飽きてしまって何度も時計を見ていたよ。
天才歴史学者にして、トレジャー・ハンター、ベン・ゲイツの活躍を描いた、
アクション・アドベンチャーですが、アクションは控え目。
『ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記』 12/21より日劇1ほか全国にて 配給会社:ウォルト ディズニー スタジオ モーション ピクチャーズ ジャパン |
特に前半の掴みは相当弱く、一向にアクションが始まらない。
セリフ、セリフ、セリフの渦に字幕を追うのも面倒くせぇーって。
やっとカーチェイスが始まった頃には、睡魔と戦っていた。
そしてまたセリフ、セリフ、セリフ。
天才歴史学者が古文書とかを読み解くのが面白いのもわかるけど、
そればっかりじゃちょっとねぇ...
終いにゃー、親父と離婚した言語学者の母親に解読を頼む始末。
終盤になって動的な動きを見せるけど、もう遅いよ...
しかもやっていることはwii fitだったりする。
前作もそんなに面白いとは思わなかったけど、
冒頭から火薬爆発するし、カーチェイスも今回より良かった。
解読の鍵となるアイテムが1ドル紙幣だったり、
お宝の隠し場所がウォール街だったりと、
前作はそこそこ本当にそうなの?という好奇心がもたげた。
でも今回は絶対に入手不可能なリンカーン暗殺者の日記の切れ端だったり、
大統領のノートだったりするので、あんまりピンとこない。
そもそも日本人はリンカーンが暗殺されたことを自体、
あんまり知らないんじゃないの?って。
余程、リンカーンとジョン・F・ケネディとの奇妙な符合の一致の方が面白い。
そもそも冒険の始まりが、ベン・ゲイツの祖先の汚名を晴らすため。
そ、そんな私的な理由かい...
そして、もっとも残念なのが、ニコラス・ケイジのキレた演技がほとんどない。
顔芸もない。
ない!ない!ない!!
と、まぁ、不満タラタラですが、良いところもある。
キャスト。
主演のニコラス・ケイジをはじめ、オスカー受賞者、ノミネート者が大挙して出演している。
ニコラスとジョン・ヴォイトとエド・ハリスとヘレン・ミレンが同じ画面に収まっているのは、
なかなか凄いことだと思う。
もう少し集めれば『ゲイツズ11』が作れそうだ。
あとね、これは前作もそうなんだけど、
誰も無駄に殺さない点かな。
子供からお年寄りまで安心して見る事の出来る作りになっているのは、
特に今の腐った世の中には大切なことではないかと思う。
まぁ、何人かは死ぬけどさ。
それでも伊藤Pは単独取材に行った 『ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記』 ※ニコラス・ケイジ インタビュー動画 & テキスト |
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プロフィール
伊藤一之<♂>
2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。
本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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