2007年12月27日更新

#175 「2007年を振り返る」

さて、さていよいよ2007年も終わりですね。
毎年恒例の振り返りです。


【別格賞】
金字塔:『河童のクゥと夏休み』#155参照)
     → 2007年どろか、オールタイムベストな1本。
        愛と感動と喜びと哀しみと爽快感をありがとう!
        伊藤Pの生涯作品には、3本も原恵一監督作品がある。
        (原恵一監督 インタビューテキスト


【ベスト5 (洋画)】
1位:『バベル』#147参照)
   → 何故、アカデミー賞が与えられないんだ!と思ったね。
      まぁ、そもそもアカデミー賞なんて信頼しちゃいないけど。
      人を許すことの大切を改めて知った一本。

         
2位:『ゾディアック』#152参照)
   → 主人公が嵌ったように自分も嵌った。ゾディアックに関する海外サイトをブックマークしてしまった。
      こういう未解決事件とかにロマンをスンゲー感じるんだよね。
      原作も読んだけど、しっかり暗号が解読されていた。オイオイ!
      ロバート・ダウニー・Jrの腹も最高です。


3位:『ボーン・アルティメイタム』#165参照)
   → 久しぶりに頭からお尻までニタニタ笑いながら見た一本。
      キレのある演出とアクションに酔いしれた。
      アクション映画としては、近年稀に見る大傑作だと思う。


4位:『グッド・シェパード』#164参照) 
   → 派手なシーンがないのに2時間47分間飽きずに見せる演出。丁寧、丹念、且つサスペンスフル。
      ハムレット的な心境に陥る主人公。悩める男は最高だ。
      そして、結局は“こいつよりは俺の人生マシ”と思えるのでした。


5位:『再会の街で』#174裏#047参照)
   → ギリギリの鑑賞で、滑り込みセーフ。そして、『リトル・チルドレン』が落ちた。。。
      男の友情よりも、家族の大切さの方に響いた。
      日々の生活が如何に灯台下暗しであるかを教えてくれる一本。


正直、1位〜4位はどれが1位でもいいや。
こうやって並べてみると主人公が苦悩しいる作品ばかりだな。。。
俺、精神的にヤバメ?




【ベスト5 (邦画)】
1位:『恋しくて』#145参照)
   → なんでしょう。何か判らないものがドバッと押し寄せてきました。
      まず沖縄+BEGINということでポイントUP。
      そして、青春映画でまだ感動出来た自分に驚いた。
      中江裕司監督、「ミーファイユー」でした!


2位:『天然コケッコー』#156参照)
   → 完全に現実逃避した。
      そよちゃん、「ミーファイユー」!癒されたよ。
      スタッフから原作も借りて読んでしまった。
      まさかこの歳で少女マンガを読むとは。。。
     (流石に通勤途中では読まずに、自宅で読んだ)

     
3位:『それでもボクはやっていない』#136参照)
   → 2007年の邦画の中で、社会派と言える作品が何本あったか?
     様々な点で日々の生活の足しになったし、日本の司法制度の恐ろしさを知った。
     周防正行監督は今の日本映画界において、超貴重な映画監督だと思う。

  
4位:『魂萌え!』#138参照)
   → 人間のエゴって怖いなぁー、自分もエゴイストだなと思い知らされた作品。
      誰一人として下手な演技をする人がいない、安心作でもありました。


5位:『XX(エクスクロス) 〜魔境伝説〜』#168参照)
   → 本当は『キトキト!』なんだけど、なんか選んでいる作品が邦洋共に、
      真面目すぎるような気がしたので、入れといた(どんな理由だ!)。
      日本映画もやれば出来るじゃない!って思ったけど、
      ものの見事にコケちゃって。。。


正直、1位と2位は同位でもいいや。
上位2本が青春映画!うーん。。。自分でも意外!!




【最優秀バカ映画賞】
『jackass number two』裏#026参照)
→ 『デッド・オア・アライブ』(裏#030参照)と迷ったけど、出ている人もバカだからコッチ。


【優秀アクション映画賞】
『jackass number two』裏#026参照)
→ 最優秀は『ボーン・アルティメイタム』です。
   ジャッカスのメンバーにはジャッキーに通ずる男気を感じた。まぁ、バカだけど。


【最優秀ホラー映画賞】
『不都合な真実』#137参照)
→ ホラー映画は絵空事だけど、これは現実だ。怖いよ〜。ブルブル。。。。


【最優秀映像映画賞】
『トランスホーマー』#157参照)
→ 役者ダメ!物語ダメ!アクションダメ!良いのは映像だけ! いや、コメディセンスも良かったな。


【最優秀復活映画賞】
『ロッキー・ザ・ファイナル』#145参照)
→ 絶対に死なない巻き込まれオヤジより、自らリングに立とうとしたオヤジの方がカッコイイ。


【最優秀待望映画賞】
『ブラックブック』#143参照)
→ バーホーベン待望の新作。らしくないと言われているが、
   どこを切ってもバーホーベンではないか!


【優秀対決映画賞】
これはちょっと選びきれず3作品に。
『魂萌え!』風吹ジュンVS三田佳子
『あるスキャンダルの覚え書き』ジュディ・デンチVSケイト・ブランシェット
『XX(エクスクロス』鈴木亜美VS小沢真珠
→ 全部女性対決。特に風吹VS三田はリアル過ぎてチ○コが縮まった。


【最優秀裸体映画賞】
『300』#151参照)
→ どこを切っても、裸!裸!裸!ムキ!ムキ!ムキムキ!!
   オカマのチ○コもムキッムキ!


【最優秀ゾンビ映画賞】
『プラネット・テラー in グラインドハウス』#159参照)
→ 今年はゾンビ映画が多かったけど、一番、弾け飛んでいたのはこれでしょう。
   ゴアシーンの素晴らしさを再確認した一本。


【最優秀拾い物映画賞】
『Life 天国で君に逢えたら』#159参照)
→ 期待値マイナスで見に行ったら、思わず泣いてしまった。死への畏怖が軽減された。


【最優秀取材賞】
麻生久美子:『夕凪の街 桜の国』、『ハーフェズ ペルシャの詩』(#156取材部屋参照)
→ 綺麗で、明るくて、キチンと質問にも答えてくれる。本当に素敵な方でした。
   公私混合とも思われかねないが、やるべきことは最低限やったさ。 
※『夕凪の街 桜の園』麻生久美子 インタビュー テキスト
※『ハーフェズ ペルシャの詩』麻生久美子&アボルファズル・ジャリリ監督 インタビュー動画テキスト 



【最優秀新人賞】
北乃きい:『幸福な食卓』、『スピードマスター』
→ ロリではない。親心だ。


【最優秀監督賞】
原恵一監督:『河童のクゥと夏休み』
→ 「映画を見た後に不快な気持ちにさせたくない」
   原監督のこの姿勢は、自分が何故映画を見るかの答えのような気がしている。


【最優秀主演女優賞】
中村ゆり:『パッチギ!LOVE&PEACE』#149
→ スクリーンに現れた瞬間、息が止まった。こ、これって恋?んなわけねーだろう。
   いやー、新鮮でした。あの目で睨んで欲しい。


【最優秀主演男優賞】
ウィル・スミス:『アイ・アム・レジェンド』#172参照)
→ ほとんど一人芝居で、あれ程の喜怒哀楽を演じきれる俳優は、
   そんなにいないのでは?安心・安定のウィル・ブランドだ。


【最優秀御身脚賞】
ダイアン・クルーガー:『ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記』のプレミア
→ 本編では全然気が付かなかったし、これっぽっちも萌えなかったけど、
   六本木で行われたジャパン・プレミアの映像を見てビビッた。超美脚だ。
   是非、今度はスクリーンで、誰かをその美脚で挟んで欲しいなぁ。


【最優秀エロ気賞】
ジェニファー・コネリー:『ブラッド ダイヤモンド』#145参照)&『リトル・チルドレン』(#156
→ アフリカの危険区域でYシャツの胸元を豪快に開けるチラリズム(『ブラッド』)。
   何故、旦那はこのパンティ姿に響かない(『リトル』)。
   絡みもエロティックなシーンもほとんど皆無なのに、ほとばしるエロ。


こんな感じで、2008年も素敵な映画、俳優、監督さんと出会えますように。

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コメント (3)

光武蔵人:

「リトル・チルドレン」を今年の最低映画にするのを忘れた!
ジェニファー・コネリーが妻なのに浮気するって、ナニ!?あまりにも狂った設定に俺は理解不能!

伊藤P:

隣の芝は青く見えるんですよ

美人は3日で飽きるっていうでしょ。

一旦、他を味わってみて、
あぁ、やっぱり俺は今までの方がいいやぁーって。

ジェニファー・コネリーとか抜きにして、映画としてみると
なかなかアートな映画だと思いますが、ダメですかね?

光武蔵人:

ごめんなさい。コネリー原理主義者としては抜きにして見る事が不可能でした(笑)やっぱり配役って重要っすね。

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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