こんにちは。伊藤Pです。


年明け一発目の興行ランキングが発表されました。
（ランキングはコチラ）


１位は相変わらず『アイ・アム・レジェンド』ですが、
この作品、周囲の評判がすこぶる悪い。
肯定派の自分としては肩身が狭いっす。
特にライトユーザーの人から意見が厳しいかな。


でもそれは仕方ないと思う。
人間ドラマがメインだし、ちょっと宗教＆哲学入っているから、
派手さとか突発さとかを求めて、期待感バリバリで見に行くと、
思いっきり肩透かしを食らう作品だ。


そもそも、人類が絶滅した後にスペクタクルがあるわけがない。
今までは破壊をCGで描いていたけど、『アイ・アム・レジェンド』はその後だからね。


さて、ランキングに話を戻しますが、
今回のランキングで顕著なのがお正月だなぁーってことと、
年末年始に入っても広告を打ち続けた効果が出ているってこと。


4位から2位に舞い戻った『マリと子犬の物語』のテレビCMは、
年末年始あまりテレビを見ていない伊藤Pですら、
結構な頻度で見た。


一家団欒でテレビを見ている視聴者には、
もろダイレクトに響くようなCMだったと思う。
大体、子供＋犬なんて最強の布陣だよ。
「マリィィィィィィ」って女の子に叫ばれたらねぇ。。。


『椿三十郎』も何回か見たな。
もう公開して1ヶ月も経っているのにスポットを打つ。
しかも「新年初笑い」というコメディに軌道修正。
そして、効果を発揮したかのか、ランク外11位から9位に返り咲いている。
スゲーなぁ〜。
東宝は新年初笑いだ。


CMこそ見なかったけど、正月は家族でという感じが出ているのが、
『ルイスと未来泥棒』、『たまごっち』のランクアップ。
ファミリーで見に行ったのでしょう。


そして、今回の目玉は『茶々−天涯の貴妃（おんな）−』。
12月22日に公開されて初登場11位。
公開2週目で15位。
そして、3週目で10位である。


かなり奇妙な動きだ。
あまり見たことないね。
こんなランキングの移動。


企画から製作、公開までのスパンが余りにも短く、
十分な宣伝も出来ないまま公開したのが、
初日の出だしにモロ出てしまった。


流石にヤバイと思ったのでしょう。
巻き返せとばかりに、
公開後、テレビ、新聞等でかなりの広告を目にした。


お正月という時期で、ターゲット層にリーチしたのでしょう。
見ていないので内容は知らないけど、なんか絢爛豪華ぽいしね。


まぁ、それでも10億の製作費が回収出来るとは思わないけど。