2008年01月17日更新

#178 『ちーちゃんは悠久の向こう』

高校生のモンちゃんとちーちゃんは幼馴染みで、今も大の仲良し。
二人っきりの屋上でお弁当を食べ、二人だけの秘密を共有する。
青春を謳歌している二人だったが、やがて周辺で不思議な出来事が起こり始める。。。




『ちーちゃん』
『ちーちゃんは悠久の向こう』
1/19よりシアターN渋谷、シネマート新宿ほかにて
配給会社:シナジー



寒い。寒すぎる。
ちーちゃんが寒すぎるのだ!!!


手の指を折り曲げて、モンちゃんに“バイバイ”をする仕草、
弁当食べながら喋っている内容、
学校の七不思議を探るという行動、
その全てが寒い!ウザイ!キモイ!イライラする!!!


奇しくも、屋上で同級生はちーちゃんに対して「そいつ、うっとおしくねぇ?」と言う。


ザッツ・ライト!


その通りだよぉ〜。


こんな女と一緒に二人で弁当食っているモンちゃんの気が知れん。


もうそればっかりが気になっちゃって、
作品に没頭できず。


果たしてこのブリザード級の寒さは、
ちーちゃんを演じている仲里依紗の身から発する天性のものなのか?
それとも演技なのか?


それは仲里依紗へのインタビューで解明されるのだが、
見ている最中は、そんなこと知るわけもない。


そして、本作はとんでもない展開を見せるのですが、
それはもう反則でしょう。


まぁ、『ローグ・アサシン』よりはマシかな


青春、恋愛、家庭問題、予想外の展開と、
様々な要素を持っている作品なのですが、
そのどれもが中途半端なのが残念。


でも、良く考えると作品のテイスト的に、
わざとそうしていたのかな。


とまぁ、あんまりな感想ですが、全部が全部悪いわけではない。


まず、様々な要素の中に入るのですが、
ホラー的な演出がある。


不気味な演技をしまくる高橋由真の存在もあるのかも知れないけど、
結構、演出が上手いと思った。


今回は様々な要素のうちの一つなので、統一感がなく唐突だから、
兼重淳監督には純粋なホラー映画をいつか撮って欲しいな。


それから、女性にとってはなんと言っても、
『バッテリー』でブレイクした林遣都君でしょう。


主演2作目ですが、まだまだ初々しい。
危うい演技が良い方に作用している。
『バッテリー』の時よりも、多くの表情を見せているし、ファンは必見でしょう。


最後に、ちーちゃんのお母さん役を演じた西田尚美。
幼女時代と高校時代の両方に登場するが、
まったく容姿が変らない。
あなたはオバケかい?







『ちーちゃんは悠久の向こう』
※仲里依紗 インタビュー テキスト
※林遣都 インタビュー テキスト

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コメント (2)

中傷?w:

あんたの方がウザイw

伊藤P:

どこの誰かも知らない人に「あんた」呼ばわりされる方がウザイんだけど、
ネット社会でイチイチ文句言っても仕方ないかね。


仲里依紗さんのインタビュー記事を読んでもらえれば、「ウザイ」理由も判ってもらえると思うんだけど・・・って思ったらリンクが貼れてないじゃないか。
改めて貼り直したよ。


演じた仲さん自身も「ウザイ」と言っているわけでして、
ちーちゃんは「ウザイ」キャラなんだよ。


そういう風に仲さんが演じている。


仲里依紗さんに関して言えば、この作品で初めて演技を見たので、演技の良し悪しがよく判らなかったんだ。


その後、『純喫茶磯辺』を見て、「良いな〜、上手いなぁ〜」って思ったよ。


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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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