ジョア〜ナァ〜
オォ、ジョア〜ナァ〜
やっぱり苦手だミュージカルは。。。
笑っちゃうんだよね。
『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』 1/19より丸の内ピカデリー1ほか全国にて 配給:ワーナー・ブラザース映画 R-15 (C)2007 Warner Bros. Entertainment Inc. and DreamWorks LLC. All Rights Reserved. |
ジョニー・デップも好きだし、ティム・バートンも好きだし、
このダークな世界観も好きだし、復讐劇も好きだ。
元々、戯曲からミュージカル化した作品の映画化だし、
凄惨な物語を柔和にする役割を果たすという点でも、
ミュージカル化は妥当な選択。
でも見終わった時に思ったのは、
「ミュージカルじゃなければもっと面白かったのに。。。」だった。
ジョニー・デップの歌も特別メチャクチャ上手いわけでもないし、
いっそのこと、純粋なホラーにした方が良かったのに!って。
でも、そうしたらゴールデン・グローブ賞も取らなかっただろし、
ティム・バートンが監督する意味もないし、ジョニデも出演しなかったでしょう。
もう、これは各々の好みの問題としか言いようがない。
歌を除けばプラスのポイントばかりだ。
物語は単純だけど、終盤の畳みかけはグッとくるし、
スウィーニー・トッドことベンジャミン・バーカーの偏執狂は、
完全に理解できないし、全面支持も出来ないが、
それでも十分、男のわびしさは伝わってくる。
スウィニーがお客の首を掻っ切るごとにドビュッ!と飛び出す、
いかにも人工着色的な血糊もナイス。
かなりの残酷シーンだけど、“作りものだよ”って雰囲気だ。
(そうは言っても各国でR指定がついたけど。日本はR-15)
サックと切り裂いた後、トドメで脳天から地下に叩き落すエグさも素敵だ。
垂直落下式ブレーンバスターだな。
何も頭から落とさなくても。。。
というわけで、ミュージカルOKの人は全然OK!
でも、ミュージカルは好きだけど、エグイのはちょっと。。。という人は、
良く考えてから見に行ってください。
ついでに、ジョニー・デップのかっこよさだけを求めて見に行くのも、
やめた方が良いかもね。
逆に言えば、どんな役であれジョニデは最高と思うことが出来て、
ミュージカルもエグイのも大丈夫!
という人にはたまらない作品だとも言えますな。
※『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』 ジョニー・デップ&ヘレナ・ボナム=カーター インタビュー動画 |
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プロフィール
伊藤一之<♂>
2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。
本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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