こんにちは。
ヒゲに白いものが混じっていることに気が付き、
ちょっとショック状態の伊藤Pです。
今日は『告発のとき』という作品を鑑賞した。
『告発のとき』 初夏、みゆき座ほかTOHO系にて 配給会社:ムービーアイ PG-12 |
『クラッシュ』のポール・ハギス監督作、
主演がトミー・リー・ジョーンズ、シャーリーズ・セロン、
しかもイラク戦争絡みの社会派ドラマ。
この業界に10年もいると、試写室が込みそうな作品というのは、
何の情報を得なくてもなんとなく判る。
本作品もトミー・リー・ジョーンズが、
アカデミー賞主演男優賞ノミネートされたので、
間違いなく試写室は込むと踏んだ。
しかも、改めて試写状を確認すると座席数の少ない小さな試写室だった。
こいつはヤバイと思い、いつもより早目にオフィスを出た。
しかし、そういう時に限って、
ミッドタウンのエレベーターは各階に停まるし、
電車もホームに着いた瞬間、走り去る。
乗り継ぎ線もあと一歩で、扉が閉まった。
結局、開場時間5分過ぎぐらいに試写室に到着。
受付の芳名帳をサッと見ると、かなりの署名があった。
今更慌てても仕方ないのですが、
「やばい」と思い、宣伝の方々との挨拶もそこそこ、
さっさとカバンから抜き出した試写状を手渡し、
作品の紙資料を受け取りながら、踵を返して試写室へ行こうとすると、
宣伝の方に呼び止められた。
「あの〜、こちら『つぐない』の試写状なのですが。。。」
おっといけねぇ!
数日前に見に行こうとして、結局行けなくなり、
試写状をカバンに入れっぱなしだった。
すみませんと言いながら、『つぐない』の試写状を受け取り、
再びカバンに手を突っ込んで、『告発のとき』の試写状を取り出した。
つもりだった。
手にしたのは『告発のとき』の試写状ではなく、
家の近所のレンタルビデオの割引券の束だった(しかも期限切れ)。
まるでコントのような展開に、宣伝の方々も顔が引きつる。
「大丈夫です。ちゃんと持ってきました」
と言いながらカバンをガサゴソと探り、
やっと手にした『告発のとき』の試写状。
超恥ずかしかったぜ。
火照った赤ら顔で、試写室に入ると数席しか空いていなかった。
伊藤Pはスクリーンを遮蔽されるのがあまり好きではないので、
一番前に座ることが多いのですが、幸い一番前が空いていた。
そして、試写室は直ぐに満員。
スペースがないので補助席ではなく、座布団が通路に敷かれ、
そこに後から来た方々が座っていた。
危ない危ない。
満員のため入れずに、試写室に入れなかった方々も相当数いたと思われる。
その人たちのためにも、作品と真剣に向かい合おうと思い、
作品に集中!
と、思ったが、横に座ったお兄さん、
呼吸の度に鼻がかすかにピッー、ピッーと鳴る。
しゅ、集中できん!
しかしながら、そんな鼻ピッーも雲散霧消となるぐらいの完成度。
作品の感想は、【伊藤Pの部屋】にて後日詳しくお伝えします。
かなり前から見たかった『フィクサー』も、オスカー候補に。
これも込みそうだ。。。試写室小さいし。。。
でも試写状を渡す時は気をつけるよ!