2008年02月20日更新

『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』麻生久美子 取材記

今から丁度2週間前の朝、
「伊藤さん、『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』ご覧になりました?」
と、配給窓口のスタッフN女史に聞かれた。


ちょっと前から話に出ていた主演の市原隼人さんの取材の件だと思った。
まだ見ていないと答えると、


スタッフN「至急見てきて下さい。麻生久美子さんに取材が出来そうです」


晴天の霹靂。


『ハーフェズ ペルシャの歌』取材したのが10月末。
あれから僅か4ヶ月で、再びインタビューさせて頂ける機会に恵まれるとは・・・


早速『ぼく駐』の試写のスケジュールを確認すると、取材日までにたったの2回しかない。
そのうち1回は確実にNGの日程。
残る1回はその日の朝10時から。
場所は伊藤Pが務めているオフィスと同じビルにあるGAGA試写室。
時計を見ると9時45分。


5分後、伊藤PはGAGA試写室のシートに座っていた。




ぼく駐
『ぼくたちと駐在さんの700日間戦争』
4/5よりシネマGAGA!、池袋シネマサンシャインほか全国にて
配給会社:ギャガ・コミュニケーションズ




作品はノリと勢いのある痛快、且つちょっとホロッとなる青春映画で、
なかなか面白かった。


麻生さんの登場シーンはそれ程多くなかったけど、
市原隼人演じるママチャリを初めとするバカ高校生が憧れる美しい女性・加奈子を演じていて、
麻生さんが出てくる度にスクリーンはキラキラと輝く。


また、加奈子には意外な過去がある。
そんな昔の加奈子も麻生さんが演じているのですが、
今まで見たこともないような麻生久美子を見ることが出来る。
これはポイント高。


そして、数日後、取材が正式に決まった。


前回の取材からたったの4ヶ月だけど、麻生さんには多くの出来事が起きている。
まず、『夕凪の街 桜の国』で、報知映画賞、毎日映画コンクール、ブルーリボン賞の主演女優賞を受賞。


そして、なんといっても結婚である。


うーん、もう3回もインタビューさせてもらっているし、
いい加減覚えてもらっているだろうし、
ささやかながらお祝いの品でもあげた方が良いかどうか悩む。


でもそうは言っても、
取材の場だし、女優さんとインタビュアーという構図は変らない訳で公私混同じゃない?
麻生久美子ファンからも厚かましいとも思われるかもしれないし。。。


今まで多くの方々に取材させてもらったけど、
何かプレゼントしたことなんて1度もないし。。。


どうも煮え切らなかったので、他のスタッフに相談してみた。
「麻生さんが喜ぶか喜ばないか。それが一番重要じゃないですか?」。


心は決まった。


で、本日、取材をして参りました。


取材現場に入ってきた麻生さん。
いつものように美しい。
いや、より一層美しい。


今回はノースリーブにジーンズという比較的ラフな格好。
左手には指輪が光輝いていて、そちらに目が行く。
でも指輪以上に、麻生さんは輝いている。
より美しくなった理由は、言わずもがな。




麻生久美子


そして、「よろしくお願い致します」と言いながら顔を合わせるが、
残念ながら「あぁ、あの時の!」という事にはならなかた。


麻生さんの顔には、
「あれ?どこかで会ったことあるような?」という心境が書いてあった。


「うぅぅぅ、3回目だし、覚えてクレヨン!」と心の中で思いながら、
あえて二人の共通キャラ「クレヨンしんちゃん」のストラップを封印したのもあり、
「まぁ、こんなもんでしょっ」と納得もする。


仕方なく「3回目の取材です」と述べる。


麻生さん「3回目。。。?あれ、あれ、あれですか。。。?」


本当は封印したかったが仕方ない。


伊藤Pが「クレヨン」に続いて「しんちゃん」と言うのと、
麻生さんが「しんちゃん?」と言うのは同時だった。


やっと過去2回の取材の記憶が蘇ったようだ。
そして、「しんちゃんだ!しんちゃんだ!!」
と何故か大はしゃぎになる麻生さん。


いえ、僕は伊藤です。。。


伊藤Pは今日、白の沖縄Tシャツを着ていたのですが、
麻生さんには白い服と伊藤Pが合致しなかったようで、
気付かなかったとのこと。
要は白い服のイメージがないということですね。


そして、最新作『映画クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ金矛の勇者』の携帯ストラップを手に入れたと。


やばい、伊藤Pも早くゲットしなくては。


更に麻生さんは原恵一監督とお会いしたことや、
伊藤Pが携帯に付けている「河童のクゥ」ストラップに食いつく。


そこでよぎるのは、以前の取材時の暴走
また配給会社の方から「そろそろ映画の話を」と言われてしまいかねないので、
伊藤Pの方から断腸の思いで話を切り上げた。


取材は地下1階なのに外から鳥のさえずりが聞こえてくるというスタジオで、
和やか(?)な雰囲気のまま終了。
(インタビュー記事はコチラ


写真撮影の後、プレゼント用のサインを頂いた。


麻生さんが簡潔に答えてくれたので、頂いた取材終了時間よりも5分巻きだった。
ゆとりがある。


ということで、伊藤Pはお祝いの品を麻生さんに差し出した。


喜びながら袋を開ける麻生さん。


中から出て来たのは、
対になっているシーサーの置物。


あまり自己主張が強いとなんかそれこそ厚かましいと思ったので、
気を遣わない程度に小さいシーサーにした。


シーサーは沖縄の民家の屋根や門柱に置かれているユーモラスな顔をした獣像。
魔よけ、幸運招きの意味を持ち、オスメス対の場合は幸福な夫婦生活を招くと言われている。


麻生さんは沖縄を舞台にした『涙そうそう』に出演しているし、
昨年も雑誌の撮影で沖縄に行っているので、何かと縁があるし、
何よりも夫婦円満を招くのだから対のシーサーが良いだろうと判断した。


シーサーを手にした麻生さんは、大喜び。


実は前からシーサーが欲しかったとのこと。


よ、良かった。。。


「うれしーさー」という言葉を残し、スタジオを後にする麻生さん。
2008年は、出演作が沢山あるので、また是非、取材お願い致します!


そして、今回のシーサーはちょっと小さいので、より幸福を招くように大きなシー
サーを入手して下さい!






『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』
※麻生久美子 インタビュー 動画テキスト

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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