瞬間移動の能力を持つ“ジャンパー”と、
それを追う謎の組織“パラディン”の死闘を描いたSFアクション。
『ジャンパー』 3/7より日劇1ほか全国にて 配給会社:20世紀フォックス映画 (C)2007 TWENTIETH CENTURY FOX |
エジプトのピラミッドの天辺で寛ぎ、
パリのカフェでカフェオレを飲み、
フィジー諸島でサーフィンを嗜み、
ロンドンのビックベンの上から街を見下ろし、
リオデジャネリロで女を引っ掛ける。
テレポーテーションが出来る人物だからこその贅沢を満喫するデヴィッド。
当然、銀行の金庫の中にだって、簡単に侵入出来る。
金盗んで、贅沢に暮らし、瞬間移動で好きなところにひとっ飛び。
しかも持って行きたい物は、手に持っていれば一緒に持っていける。
なんて快適な暮らしなんだろうね。
良いなぁ〜、と思っていたらサミュエル・L・ジャクソン演じる“パラディン”
が現れ、事態は急変。
追いつ追われつの攻防が、世界各国で繰り広げられる。
瞬間移動するアイディアや映像はとても楽しい。
世界各国の名所が一度に見られるのも良い。
特にローマのコロッセオは、現在撮影禁止だったが、特別に許可がおりたという
ことで、中々見ものだ。
また、日本も登場する。銀座と渋谷が編集によって一つの街になってしまってい
るが、日本の都市をベンツで爆走するカーアクションは見所の一つでしょう。
レインボーブリッジも登場する。
ただ、いろいろと考えると、穴だらけの映画でもある。
まぁ、ファンタジーなので、細かいところをイチイチ突っ込むのは野暮だと思う
し、それが本作の欠点だとは思わないけど、いろいろ突っ込まれることもあるで
しょうね。
瞬間移動に伴う弊害とか、ルールとかもかなりすっ飛ばしているし、
アクションもダグ・リーマン監督にしては、雑であることは否めないけど、それ
を考えさせないで、一気に見せる力はある。
1時間28分だし、娯楽作品としては十分楽しめるとは思います。
個人的には、ヒロインがもう少し美人だったら、良かったのになぁーって。
今回は、上映時間に比例して、短めで。
『ジャンパー』 ※ヘイデン・クリステンセン インタビュー 動画(3/14UP) & テキスト ※レイチェル・ビルソン インタビュー 動画(3/14UP) & テキスト ※ダグ・リーマン監督 インタビュー 動画(3/14UP) & テキスト |
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プロフィール
伊藤一之<♂>
2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。
本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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