ソフィー・マルソーといえば、 このエントリーのトラックバックURL: [↑ページトップへ]
日本では『ラ・ブーム』のヒットで、アイドルとして人気を博していたけど、
伊藤Pが知った頃には、既にアイドルを脱し、“体当たり女優”だった。
清純じゃないくて、もう限りなくエロ。
エロエロ。
そんなエロエロな印象を強烈に与えてくれたのが、
後にソフィーのパートナーとなるアンジェイ・ズラウスキー監督作の『狂気の愛』('85)
の写真。
“こ、これは!ソ、ソフィーの塗れ場!!”ということで、
早速、『狂気の愛』を見るも、セックス・シーンはものの数秒で、
エロ気も何も無い。作品全体もグログロで、気持ち悪く不快だった。
そう、この頃はまだアンジェイ・ズラウスキーが変態であることを知らなかったのである。
しかし、その後、ソフィーはすぐに伊藤Pの夢と希望を叶えてくれた。
『地獄に堕ちて』('86)である。
もうガン脱ぎ。ソフィー・マルソーの裸しかアピールポイントが無い作品だが、
思春期バリの伊藤P的には、ソフィーの裸が見られれば良いのである。
ただ、ソフィーの相手役がハゲオヤジだったので、ちょっとむかついたんだよね。
しかも、『ラ・ブーム』でソフィーのお父さん役やってた俳優さんだったりして、
一体、フランス映画は懐が深いんだか、気狂いなんだかようわからんなーって。
そして、再び、アンジェイ・ズラウスキー監督の『私の夜はあなたの昼より美しい』('89)である。
この作品のポスタービジュアルを見て、ソフィー・マルソーは伊藤Pの中で完璧なるエロの女神と化した。
90年代突入と共に、脱ぎ率が格段に落ちてしまったが、美しいことには変わりなく、
多くの出演作を見てきた。
ソフィー・マルソーはダイアン・レインと並び、
伊藤Pの青春時代のミューズなのである。
そして、小学生の頃から、スクリーンやビデオを通して慣れ親しんでいたソフィー
・マルソーにインタビュー出来ることになった。
数あるインタビューの中でも、ちょっと感慨深いものがあるんだよね。
ということで、ソフィー・マルソーの取材ですが、今回はフランス映画祭での取材。
フランス映画祭は主催のユニフランスを筆頭に、配給会社、宣伝代理店など、
数多くの企業・スタッフが入り乱れる上、時間にルーズというフランス人気質も
加味され、取材現場は毎年グダグダになる。
なので、今回も多少の遅れや混乱は覚悟していたので、時間通りにソフィーが取
材部屋に来なくても、それは想定内だ。
そして、待つこと10分。思ったよりも早く、
「ハロ〜」と元気良く挨拶をしながらソフィーがやって来た。
今回はちょっと変則的な取材で、一つの部屋に3媒体、3台のカメラを設置し、
1媒体づつ取材し、終わったら都度、撤収していくというパターン。
伊藤Pは一番最後だったのですが、ソフィーが大勢部屋にいると気が散るということで、外で待機。
待っている間、エージェントが出たり入ったりして、あれこれ日本人スタッフに話している。
当然、フランス語はわからないので、何を言っているのかは不明だ。
それだけに、なんか「アレやるな、コレやるな」って言われるんじゃないかとちょっと不安になる。
取材って、早目にやった方が、エージェントの注文が出る前だし、取材対象者も
疲れていないから、有利なんだよねぇー、なんてことを考えていると、
伊藤Pの番が回ってきて、入室。
目の前にはあのソフィー・マルソーがいる。
現在41歳で、『地獄に堕ちて』の頃の若々しさは勿論無いけど、
やっぱり綺麗だ。
そして、ジャケットの下に来ているインナーのシャツの胸元が大きく開いていて、
胸の谷間がドーンと見える。
普段は、女優さんの胸の谷間とか気にしない。
今までもエヴァ・メンデスのパンツが見えちゃったり、
“あんた大丈夫?”ってぐらい露出をしていたリー・ラスムッセン(『アンジェラ』とか、
間近で見てきたけど、そこにエロを感じたことは無かった。
でも、やっぱりソフィー・マルソーは、伊藤Pの青春の一ページなので、別格なのである。
頭の中で『地獄に堕ちて』が鮮明に蘇る・・・・
って、俺は変態か!!
変態モードに入りかけていると、ソフィーが優しく手を差し伸べて挨拶してくれた。
ヤベー、ソフィー・マルソーと握手しちゃった・・・
って、俺は何しに来たんだ!仕事だろ!仕事!!!
で、自己紹介しなくちゃと思ったが、フランス語なんて、
“ボンジョール”と“ジュテーム”と“ケツクセ”と“メルシー”しかわからん
ので、普通に“かずゆき いとう”と前後に何も付けずに自己紹介。
フランス人にとって、“かずゆき”という日本語名は難しいらしく、
ソフィーは確認しようと名前を言おうとするが、“かじゅ?かいじゅ?”と上手く言えない。
すかさず通訳さんが「ムシュ・イトウ」とナイスフォロー。
納得したソフィーは優しく微笑む。
ヤベー、ソフィー・マルソーに微笑まれた!
フランス人女優ってオッカネーのが多いけど、
ソフィーは優しいんだなぁーと嬉しく思っていたのも束の間、
モニターに映し出された自分の顔を見て、
「照明が強すぎる」「テカっている」「もっと暗くして」
「ファンデーションで押さえるから持ってきて」
「(カメラを指して)赤いランプが付いているけど、カメラまわしてないでしょうね?
テカリがなくなるまで待ってよ」
と、様々な指示がバンバン飛ぶ。
あっ、やっぱり大女優さんだ・・・
しかし、ファンデーションをパタパタして、テカリを押さえ、
照明とモニターの映り具合に納得するや再び笑顔になり、
インタビュースタート。
とても的確に、且つ真剣に答えてくれて、
通訳さんが日本語に訳している間、
チラチラと伊藤Pの方を見て、また微笑んでくれる。
あぁ、『地獄に堕ちて』のソフィーが、目の前で微笑んでくれている・・・
って、テメーが地獄に堕ちろって!!
そんなこんなで与えられた10分の取材時間は、
テカリのせいで実質5分ぐらいになってしまい、ちょっと物足りなかったけど、
インタビュー後も再びソフィーの方から握手を求めてきてくれて、とても嬉かったっす。
いやー、熟したソフィーも良いなぁー。
『地獄に墜ちて』久しぶりに見てみようかなぁ〜。
そして、引き続き、『秘密』のリュディヴィーヌ・サニエの取材。
昨年も『情痴 アヴァンチュール』で取材しているので、
顔の小ささは確認済みだが、改めて見て、やはりその小ささにびびる。
あの小さい頭に脳みそが格納されているのかと思うと、
人間って不思議だなぁーって。
サニエ嬢は、去年同様、とても可愛らしくて、素敵な女性でした。
フランスを代表する新旧の美人女優に、連続インタビューが出来るなんて、
とても光栄なこった。
次はダイアン・レインにインタビューしてみてーなぁー。
あっ、そーいえば、ソフィーの監督作『ドーヴィルに消えた女』に出演していて、
現在のソフィーの恋人である、クリストフ・ランベールは、
かつてダイアン・レインの夫だ。
おぉぉぉぉ!!!!!!!ランベールよぉぉぉ!!!!
羨ましすぎるぞ!!!
ランベールは以前、同じくフランス映画祭でインタビューしたことがある(【伊
藤Pの部屋】#045参照)。
とても優しくて、かっこよかった。
ダイアン・レインやソフィー・マルソーが好きになる理由もわからんでもない。
フランス映画祭2008
※ソフィー・マルソー インタビュー テキスト
※リュディヴィーヌ・サニエ インタビュー テキスト
※伊藤Pが見た作品の紹介 【伊藤Pの部屋】#195
<フランス映画祭2008>
■東京 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ:3月13日(木)−16日(日)
■大阪 TOHOシネマズ なんば:3月16日(日)−3月18日(火)
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プロフィール
伊藤一之<♂>
2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。
本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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