伊藤Pの中では、とっくの昔に故人であるリュック・ベッソン。
そんな彼が率いるヨーロッパ・コープ作品だから【裏部屋】なのではなく、
結構ネタバレな文章なんで【裏部屋】。
『ヒットマン』 4/12よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて 配給会社:20世紀フォックス映画 (c) 2007 Twentieth Century Fox |
ヨーロッパ・コープの数ある駄作に比べたら、上出来の部類でしょう。
メジャーのフォックス・スタジオが、
「やるならちゃんとやろうよ」って、言ったのかも。
とは言うものの脚本は穴ぼこだらけだ。
オイラはスキンヘッドの殺し屋、エージェント47だ。
名前はない。番号だけで呼ばれている。
なぜスキンヘッドかって?
それは何故か日本の資料には明記されていないけど、
製作総指揮がヴィン・ディーゼルだからさ。
それはさておき、
オイラは闇組織で徹底した教育を受け、冷徹な殺し屋になったんだ。
今度の依頼はロシアの政治家ミハイル・ベリコフ暗殺。
サックと射殺だ。
チョロイ仕事だぜって....あれ?
ベリコフが生きているぞ?
おい、どうなっているんだ?
組織との連絡も途絶えたぞ・・・
これって、裏切られたってこと?
とりあずベリコフの愛人でも拉致って、真相を突き止めよう。
あんたニカって言うんだ?
えっ?ベリコフにはした金で買われて、DVの被害を受けたって?
そりゃー、ちょっと同情するね。
なんだ、俺にも興味あんのかよ?
でも、ほら、俺、冷徹な暗殺者でしょぉ。
誘惑したってダメだよ。任務優先だからさ・・・
と言いつつ、結局はニカにほだされる。
組織に裏切られたのに、怒りの矛先は全て虐待おやじベリコフへと向けられる。
頭わりぃぃぃ
しかもニカは、最初、エージェント47の扱い方に対して、非難轟々。
馬事罵声を浴びせる。
しかし、いつしかエージェント47が好きになる。
って、おい!いつ好きになったんだよ!!
女の心は山の天気っていうけど、これは映画だ。
ちゃんと説明しなさい。
あと、ベリコフのとある陰謀を知る者、
つまりベリコフにとっての邪魔者は、
エージェント47とニカだけで、その2人を始末すれば大丈夫というけど、
他にも一杯いらっしゃるんじゃないでしょうか?
暗殺現場の目撃者や○○○○を施した医師とか...
うーん、やっぱりヨーロッパ・コープだと認識し、
ドラマの部分をバッサリ捨てて、ガン・アクションに期待だ!
今年は2丁拳銃イヤーだ。
本作以外にも、『シューテム・アップ』、日本公開が決まった『ホット・ファズ』、
アンジェリーナ・ジョリーの『ウォンテッド』など2丁拳銃ばやり。
『ヒットマン』はあまり新鮮な演出ではなかったけど、
逆に駄目なガン・アクションもない。
どこから誰が撃って、誰に当たったかがわかるツボを押さえた演出だ。
ガン・アクションだけでなく、狭い空間でのブレイド・アクションもあり、
見せ場の連続だ。
このアクションのつるべ打ちのお陰で、
見ている最中、あまり脚本の穴は気にはならない。
さてさて、アクションが見せ場なのはお分かり頂けたかと思いますが、
『ヒットマン』最大の見所は、もっと他のところにあります。
それは脚です!
脚!
おーい!脚フェチ集まれぇ〜!!
ヒロインのニカを演じたオルガ・キュリレンコ。
激ヤバイっす。
素晴らしい脚です。
膝下の長さは、伊藤Pの脚の長さと一緒?ってぐらい長い。
長さ、細さ、肉付きの良さ。
パーフェクトです。
流石、ヨーロッパ・コープ。
映画はつまらなくても、美脚センスだけはあるね。
ニカはちょっとゴスメイクなんで、今回、首から上は趣味じゃないんだけど、
オルガの普通メイクを見るとなかなかグッド。
↑
というか、この写真群は「プレイボーイ」だな。
次回作ではボンド・ガールを務めるそうな。
俄然楽しみにだね。
出身はウクライナ。
同郷には伊藤Pのことを覚えていてくれた、
唯一の外国人女優ミラ・ジョヴォヴィッチがいる。
美脚大国ウクライナ万歳!!
って、2人しかいねーよ!!
しかし、これだけのスタイルの持ち主に裸で言い寄られても、
任務を優先して、抱こうとしないエージェント47。
殺し屋稼業も楽じゃありませんな・・・