ネタがねーよ。
今週末公開作品は見た分全部放出した。
一昨日『闘茶 tea fight』戸田恵梨香、今日『春よこい』工藤夕貴の取材をしたけど、
取材記がかけるほどの面白い出来事もなかった。
仕方ないから今日は、更新お休みしようと思っていたら、
来週末公開作品で見ているのが6本もあった。
「おっと、紹介し切れないじゃない」ってことで、
6本の中から少しネタバレだけど、もっとも書き易い1本を選んだよ。
『少林少女』だ。
『少林少女』 4/26より日劇3ほか全国東宝系にて 配給会社:東宝 (C) 2008「少林少女」製作委員会 |
恐らく今年のワースト3に入るな。
見た人で褒めている人を伊藤Pは知らない。
「役者を殺すも生かすも監督次第」と言ったのは、
(何故か)松坂大輔の奥様である柴田倫世。
柴田元アナの言葉は、『少林少女』をそのままズバリ言い当てている。
柴咲コウが可哀相。
伊藤Pは実際に少林寺拳法を習ったことがないから、
本当に出来ているのか否かはわからない。
でも、小さい頃からカンフー映画を見て育って来ているので、
役者が映画の中で見せるアクションが、様になっているかいなかぐらいは判る。
柴咲コウの形は綺麗だし、終盤近くでのとある人物との戦いも面白い。
相当練習した形跡がある。
普通に怖いと言われているワイヤーアクションにも果敢に挑んでいる。
でも、そんな努力が全く報われていない。
こんな脚本で良くゴーサインが出たよなぁー。
「脚本が良かった」
これ、製作総指揮を務めたチャウ・シンチーのコメントなんだけど、本当かいな?
何がしたいのかわからないキャラクターたち。
悪役・仲村トオルは何が目的なんだ!
江口洋介の考えていることがさっぱりわからんぞ!
ラクロス部員との友情は一体どこで描かれているのだ!?
キャラクターがわかんなけりゃ、物語もわかんねーって。
全てがバラバラなままで、集約しないんだよ。
サッカーにカンフーを取り入れたから『少林サッカー』は面白かったのに、
『少林少女』は中途半端にしか取り入れていない。
見せたいのは少林拳法なのか?ラクロスなのか?
ラクロスの試合を観戦する岡村隆史の小ネタとか、
無駄なシーンもたくさんある。
物語の流れという点で考えると、
「次どうなるの!?」という(悪い意味で)意外な展開があった『恋空』の方が、
まだマシじゃないかな?
『恋空』は物語の流れの中に、有り得ない部分を指摘できるけど、
『少林少女』はそれすらも出来ない。
物語がないんだもん。
チャウ・シンチー的な笑いもない。
スベリまくっている。
一番笑えるのが、
ラスト近くで麻原彰晃の如く空中浮遊をしながら、
抱き合っている柴咲コウと仲村トオルのビジュアルってのも問題ないっすか?
そして、何よりも驚いたのがエンドロール。
“オレはこれを本編で見たかった!!!!”とモウレツに思った。
ここだけチャウ・シンチーが演出したんじゃないの?って。
とまぁ、そんな映画なのですが、ゴミ映画ではない。
(ゴミ映画の概念はコチラ)
先述の通り、柴咲コウの動きは良い。
それ以上に良いのは、ラクロス部員たちの脚だ。
「あんなに綺麗な脚だらけのラクロス部が、本当にあったらヤバイっすよね」
グラビア大好き、脚大好きな東宝宣伝部の方とひとしきり盛り上がった。
特に山崎真実。
あぁー、もっと美脚を拝みたかったなぁ〜。
この点でもエンドロールでやったことを、本編でやって欲しかったよ。
『少林少女』 ※キティ・チャン インタビュー 動画 & テキスト |
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プロフィール
伊藤一之<♂>
2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。
本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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