こんにちは。伊藤Pです。
いやー、久しぶりの更新です。
実は先週の木曜日から眉間が猛烈に痛くて、
何も手につかない状況でした。
余りに痛かったので、数年ぶりに病院なんぞに行ったら、「蓄膿症」と診断された。
眉間にある空洞部分が炎症を起しているらしい。
漢字で見て再認識したけど、膿が蓄積された症状なわけだ。
ここ2週間出まくった、黄色い鼻水の正体はこれだった!
大量の飲み薬を貰って、指示通り飲んでいるけど、
未だに午後になると痛くなる。
これきついわぁ〜。
とっ、そんな状態だったので更新が滞っておりました。
で、書こう、書こうと思って延び延びになっていた、
我が愛するDef Leppard(デフ・レパード)の新譜の感想をやっと書くことに。
以下、Def Leppardに興味がない人、マル無視のアルバム評。
カバーアルバムとか出ているけど、
純粋なスタジオアルバムとしては実に6年ぶりだよ。
【伊藤Pの部屋】がスタートしてから、初のアルバムだ。
Mercury
ASIN: B0015D3Z80
まず、ジャケットがカッコイイ。
ビートルズのあの名盤を意識しているようだ。
あと、タイトル。
「Songs From The Sparkle Lounge」。
今までで一番長い。
ジャケット、タイトルからすると、
「Slang」の時のように新境地開拓でもするのかな?と、
ちょっと心配だったんだけど・・・
■1."Go"
今までにない強烈なオリエンタルなイントロ。
ボーカルメロディパターンは"Now"、音色は"Slang"ポイ。
"Rocket"なところもある。
ギターリフは過去で一番重いかな。
今までのDef Leppardであり、新しいDef Leppardを予見させられる。
そして、ギターソロ。なんと!聴けばわかるフィルとヴィヴィアンの掛け合い!
背筋に電流が流れたぜ!!
■2."Nine Lives"
どこかで聴いたことあるようなDef Leppardらしいフレーズ。
ヴォーカルは誰?って思ったらティム・マッグロウといカントリー・シンガーが歌っていた。
Bメロからジョー・エリット。
曲の展開的には“Armageddon It"、"Promises"系。
ブリッジのミュート・アルペジオもこのバンドの真骨頂。
サビのコーラス、サビと2順目のAメロを繋ぐギターもポイね。
■3."C'mon C'mon"
これぞブリティッシュ。
リズムパターンは彼らが愛した“アノ曲”だ。
一度でもDef Leppardのコンサートに行ったことがある人はニンマリだね。
前作のカバーアルバム「Yeah!」を経てという感じ。
■4."Love"
今までにないかな。強いて言えば"Miss You In A Heartbeat"か?
コーラスワーク、メロディラインはDef Leppardだけど新鮮。
サビの盛り上げ方はらしいけど、やはり何かが違う。QUEENぽい。
■5."Tomorrow"
イントロ+Aメロ+Bメロ+サビ丸ごとDef Leppard。
サビは「X」収録の"Torn To Shreds"にそっくりだ。
ブリッジ、ギターソロがヤバイ。
背中どころか体中に電流が!!!!
ヤバイね。この曲。泣くわ。
■6."Cruise Control"
この曲調、展開は間違いなくヴィヴィアンの作品だ!
と思い、クレジットをチェックしたらビンゴだった。
アルバム「Slang」を感じさせる音色。
■7."Hallucinate"
初期を彷彿させる元気一杯なイントロ。
明るいノリとサビは「Adrenalize」の頃の雰囲気。
このフレーズ、コーラスはDef Leppardならでは。グッとくる。
■8."Only The Good Die Young"
冒頭は今までにないアプローチ。ビートルズぽい。
でもサビになったらDef Leppardだった。
ブリッジのコーラスからギターソロの流れが秀逸。
ビリー・ジョエルの曲にも同じタイトルがあったなぁ。
■9."Bad Actress"
ファースト、セカンドは別として、
"Stagefright"、"Run Rion"、"Tear It Down"など、
彼らの名盤には1曲は入っていた疾走感溢れる曲。
弾きまくるギターソロがたまらん!
■10."Come Undone"
スライドギターですか!?これも「Yeah!」の影響か?
リフは"Gods Of War"ぽく、大作感があるけど、
3分54秒しかない。
■11."Gotta Let It Go"
ボーナストラックを除けば、アルバムのラストを飾る曲。
うーん・・・ない、今までにないんだけど、
サビに入るとタイトルが似ている"Let It GO"、もしくは"Another Hit And Run"。
ジョーの歌い方も新鮮だ。
ギターソロはヴィヴィアンだな。聴けばわかる。
そして、クレジットを見るとやはりヴィヴィアンの曲だった。
と、発売から1週間が経ってしまい、全然タイムリーじゃないし、
Def Leppardの人気自体どうなの?って疑問はあるけど、
現役バンドで一番好きなんだよ。
ガツンと紹介したいってのがファン心理ってやつ。
いやー、素晴らしいアルバムだね。
何よりもこのところ鳴りを潜めていたギターが前面に出ているのが良い。
かといって、でしゃばっていない。
曲の一部として機能している。
ジョーのボーカルも円熟味を増している。
過去の作品の良いところをうまく抽出しているし、
なおかつ新しさを感じた。
曲も全部短く、ボーナストラックを除くと、
トータルタイム39分20秒!
無駄な曲入れて、フルフル収録するより、
ずっとこっちの方が良いや。
果たして、今のミュージック・シーンでどれほど評価され、
売れるのか分からないけど、
伊藤Pはこのアルバムを聴いて、デフ・レパードが好きで良かったと思うし、
益々、好きになり、次のアルバムが早くも楽しみになった。
頼むから次回作はあまり期間あけないでね・・・。
で、10月に“白蛇”とカプリングで来日するらしい。
Def LeppardとWhitesnakeだったらバラバラでも良いような・・・