「天然コッケコー」と言っても夏帆主演の映画ではない。
雑誌「コーラス」に連載されていた、くらもちふさこ原作の漫画の方。
まさかこの歳で少女漫画を読むとは・・・
先述の映画『天然コッケコー』を見て、“めちゃくちゃ良かった”と、
本作の山下敦弘監督ファンである番組ディレクターNに話したら、
原作のファンでもあることが判明し、せっかくだから借りて読んでみた。
これがそもそものきっかけ。
映画を見た直後に、映画で描かれた主人公右田そよの中学時代までを読み、
今年に入ってからその続きとなる高校時代分を借りて、
やっと読み終えた。
中学時代は基本、映画と同じ物語展開。
5冊分をよく120分にまとめていると思った。
原作の雰囲気も映画は良く捕らえていると感心した。
で、映画では描かれていない高校編。
序盤は流して読み進んだけど、
段々とそよちゃんと大沢君の恋の行方が気になりだした。
最終巻ではかなり先が気になってしまった。
そして、最終話。
物語の集約のさせ方や、
セリフではなく、風景や登場人物の行動でみせる表現というのが、
とても上手いと思った。
全体的に情緒豊かだし、余分なセリフを排している。
その分、読む進め難いところもあるんだけど、
1コマ、1コマから内容を読み取る面白さがあるね
漫画はめったに読まないけど、
こういう情感溢れる作品は良いね。
そして、ぜひ、高校編も山下敦弘監督、
映画化してください!!
早くしないと夏帆が成長しちゃうよっ!!