“すんげー面白いか?”って問われたら、
否なんだけど、三池崇史監督らしいぶっ飛んだ映画だった。
ストーリーは説明してもあまり意味がない。
“人間に宇宙は創れるか?”に挑んだ作品。
『神様のパズル』 6/7より丸の内TOEI1ほか全国にて 配給会社:東映 |
まず、“宇宙を創ってみよう!!”って発想がすごい。
学術用語を用いて、文章で表現するならまだわかるけど、
映画でそれを描こうというのはかなりチャレンジャーだ。
落ちこぼれ大学生と天才少女を主人公にして、
ビックバンだの、宇宙創造だのといった難しい話を、
観客に全部じゃないけど、なんとなくぐらい理解させる。
尚且つ退屈させずに物語を展開する。
そんな映画を作ってみろと言われたら、
皆さんどうします?
それにこの映画は挑んでいる。
しかも小難しさを排除して。
テーマ自体がハチャメチャだけど、前半は比較的まとも。
“へっー、へっーっ”て楽しくレクチャー受けている感じ。
(一番、へっーって思ったのは宇宙ではなく、ベートヴェンの話だった)
ところが、後半のあまりにもの展開に唖然とした。
こういう過度な荒唐無稽さって、観客は受け入れられるのかな?
という心配が残る作品なんだが、
それよりもこの映画の存在が、どれだけ認知されているかの方が心配だ。
大ヒットしている『相棒』を見に来たお客さんは、
この映画の予告編を見ている。
それがどれだけの効果を発揮するのか?
初登場11位で、その存在すらあまり知られていない
『アキハバラ@DEEP』のような状況にならないことを祈る。
あっ、そうそう、伊藤Pは脚フェチですが、
天才少女を演じた谷村美月の確信犯的に強調された胸元は、
本作最大の見所かもって。
ジャージってエロいんだね。
そーいえば、今年はジャージ・ブームかも。
「ごくせん」、谷村美月、『ジャージの二人』。
麻生久美子も『純喫茶磯辺』で素敵にジャージを着こなしていた。
『神様のパズル』 ※谷村美月 インタビュー 動画 & テキスト |
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プロフィール
伊藤一之<♂>
2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。
本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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