高飛び込みに熱中する中学生たちの戦いと友情を描いた『ダイブ!!』。
『ダイブ!!』 6/14より角川シネマ新宿1ほか全国にて 配給会社:角川映画 |
『虹の女神 Rainbow song』はまぁまぁだったけど、
大ダメ映画『ニライカナイからの手紙』や、
微妙すぎる『親指さがし』の熊澤尚人監督作品なので、
少しばかり危惧していたのですが結構良かったです。
少年たちの仲間意識とライバル心、そこから生まれる友情の描写とか、
ちょっとグッときました。
本作の見所のひとつである高飛び込みのシーンも、スピーディで中々の迫力。
下手なクレーンの使い方が目についた『ニライカナイからの手紙』が嘘の様だ。、
美しいカメラワークにプチ興奮したよ。
流石に落下しながらの技のシーンは吹き替えだけど、
そんなことをあまり意識することなく見ることが出来る。
逆に、本当にやっているんじゃないか?と思えるようなうまい編集だったしね。
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で、本当に技はやっていないにしもて、
メインキャストの林遣都、池松壮亮、溝端淳平たちが、
かなりのトレーニングを積んでいることは見れば判る。
実際に10メートルの高さから飛び込んでいる。
凄いよね。
多分、伊藤Pには無理だね。
ヘッポコだから。
そして、彼らは無駄な脂肪が一切なく、
腹筋割れ割れの素晴らしい肉体も披露している。
不規則な生活、運動不足、暴飲暴食といった感じで、
不健康極まりないメタボーな映画業界人の多くが、憧れるであろう肉体だ。
そして、何かに熱中して、情熱を燃やす若者たち。
壁にぶち当たり、閉塞感に苦しみ、夢を見失って足掻いている、
そんな(30代半ば以上の)映画業界人の多くが、無くしてしまった情熱だ。
30代になると身体が思うように動かないんだよ。
膝痛いし、背中痛いし、首痛いし。
ひとつのものに打ち込めるのも10代だからだよ。
と、醒めている自分がいるんだけど、
一方で羨ましいと思っている。
でももう自分があの時代に戻ることは出来ない・・・
諦めと羨望の感情が入り混じる。
そんな感じで見ておりました。
情熱かぁ・・・必要だね・・・
『ダイブ!!』 ※林遣都 インタビュー 動画(6/13UP) & テキスト |
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「ダイブ」★★★
林遣都、池松壮亮、溝端淳平主演
熊澤尚人監督、2008年、115分
子供のころ夕日を受けて
高い高い飛び込み台から
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プロフィール
伊藤一之<♂>
2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。
本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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