2008年06月17日更新

#235 『奇跡のシンフォニー』

天才的な音楽の才能を持つ孤児エヴァンは、両親と音楽で繋がっていると信じ、
施設を抜け出しニューヨークへやって来る。


様々な人と出会い、音楽の才能を開花させていくエヴァン。


やがて、エヴァンの思いに引き寄せられるように、
両親もニューヨークへと赴き・・・




奇跡のシンフォニー
『奇跡のシンフォニー』
6/21より日比谷スカラ座ほか全国にて
配給会社:東宝東和




ご都合主義で予定調和だけど、
「終わりよければ全てよし」って感じで、
わかっちゃいるけど泣けてしまう。


まぁ、ファンタジーですよ。


ファンタジーだからか、エヴァンはギターを手にすれば、
次の日には独自の奏法で、早くもストリートミュージシャンとして公園に立っているし、
すぐに鍵盤系もマスター。
作曲だっていとも簡単にこなしてしまう。


奇跡のシンフォニー


伊藤Pなんて10年以上ギター弾いているけど、
一向に上手くならないし、キーボードも駄目。
音符も読めない。


多分、もうこれ以上音楽のレベルは上がりそうもないから、
エヴァンの才能に嫉妬しながら見ていたよ。


畜生!お前なんて、このまま両親と会えなければいいのに!!


嘘ですよ。嘘。


でも、ホント、これだけの才能があったら、
楽しいだろうなぁー。


って、あんまり映画の中身と関係ないね。


暴力や性的なキツイ描写もない。
大人も子供も楽しめる安心な作品。


他にもまさに大団円という感じのラストにかかるシンフォニーや、
エヴァンを演じたフレディ・ハイモアとか、
父親だと知らない父親であるジョナサン・リース=マイヤーズとか、
語る要素は多分にあるのだが、何故か、頭に思い浮かぶのは、
「感動の!」「演奏が凄い!」「顔が長い」とか陳腐なワードばかり。


このところ、脳みその枯渇を感じる・・・
(前から枯れてたって)


奇跡のシンフォニー


この手の作品は先述の通り、結末を楽しむものではない。
なので、かなりネタバレだが、(なので、以下注意)


エヴァンにしろ、両親にしろ、出会えたは良いが、
「11年間の空白を埋めるのは中々難しいだろうなぁ〜」と、
「良好な家族関係ってそんなに簡単じゃないでしょう」って、
ファンタジーの“ファ”の字もない感想も一方で持っている伊藤P。


あぁぁ、本当に夢がない男になってしまった・・・

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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