6/21より日劇1ほか全国にて 配給会社:パラマウント・ジャパン TM & (C)2008 Lucasfilm Ltd.. All Rights Reserved. Used under authorization. |
19年ぶりの新作ということで、
一体、どんな作品になっているのか、期待と不安が入り混じる心境だった。
アクション俳優としてとっくに峠を越しているハリソン・フォード。
CGが席捲する以前に映画史に名を残した冒険活劇が、今どう作られているのか?
そもそも『インディ』に限らず、映画に過度の期待は禁物だ。
なので、全世界待望の割には醒めていた。
見る前に前3作品を見直して(正しくは見直せてないけど)、
自分なりに気持ちを盛り立ててみたけど、
それでもやっぱり『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』の時の様な、
ワクワク感には至らないまま、劇場の客電が落ちた。
ところが冒頭3秒で、そんな気分は吹っ飛んだ。
パラマウントのロゴ以降、
ずっとワクワクドキドキしていたよ。
見せ場、見せ場、見せ場の連続。
ツボを押さえたユーモア。
そして、ハリソン・フォードのアクションも思ったより良かった。
どうせ吹き替えだろうと思っていたら、全部ハリソン自身がやっていたそうで・・・
時代設定は今までの30年代から50年代になっている。
老いたハリソンを無理に若返らせることなく、
現実の時の流れをそのまま当てはめたこのアイディアは良かったと思う。
見ている方も年取っているわけで、19年間の歳月をインディと共有できる。
出演を辞退したショーン・コネリー演じるシニアや、
1992年に亡くなったデンホルム・エリオット演じる友人マーカス・ブロディが、
不在である理由付けにもなる。
他にも重要なポイントがあったりもするので、かなり効果的だったと思う。
米ソ冷戦時代ということで、敵もナチスからソ連になっている。
この時代は、核爆弾の実験がガンガン行われており、
そんな歴史的な事実もサラリと入れてみせる。
1947年起きたロズウェルUFO事件もそのひとつでしょう。
あと、最新VFXをどう取り入れるのか、一抹の不安があったんだけど、
生のアクションを残しつつ、効果的にVFXを使っていた。
核実験の爆発シーンがあるけど、アクション的要素と、
インディの機転、ユーモア、そして、VFXが融合しており、
インディのテイストを残しつつ、映像の進化を知らしめる象徴的なシーンだと感じたね。
『ファイヤーウォール』のバタバタなアクションで、
悲しい気分にさせてくれたハリソンだったけど、
やっぱりインディを演じると、様になるしカッコイイ。
クールなんだけど妙にエロ気があるケイト・ブランシェットも、
ナチスに変わる新たな敵を貫禄タップリに演じている。
この手の作品の悪役というのは、強くて、憎たらしくて、しつこくないとね。
やっぱねぇ、ケイトは凄いよ。
本当に凄い役者さんだと思う。
感動したよ。
てな感じで、「あんた本当に醒めてたの?」ってぐらい、
超ワクワクしながら見ていたのですが・・・
インディにではなく、伊藤Pに次々と災難が降りかかり、
集中して鑑賞できなくなった上(詳しくはコチラ)、
クライマックスでは、“なんじゃこりゃぁぁぁぁ〜!!”って。
この“なんじゃこりゃぁぁぁぁ〜!!”は、劇場でご確認頂きたいのですが、
うーん・・・
前半から中盤にかけてはハナマルなんだけど、
後半の展開は・・・・
『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』 ※カレン・アレン インタビュー テキスト |
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プロフィール
伊藤一之<♂>
2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。
本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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