くそっ。全部原稿書いたのに、急にオチた。
保存してねーし、もうパスしようかと思ったけど、
『純喫茶磯辺』だからねー。
麻生さんのためにもやり直すよ・・・・
![]() 『純喫茶磯辺』 7/5よりテアトル新宿、シネ・アミューズほか全国にて 配給会社:ムービーアイ エンタテインメント |
うだつの上がらないメタボオヤジが始めた悪趣味の純喫茶。
「純喫茶磯辺」と名付けられた喫茶室で繰り広げられる人情劇。
面白い。
浅ましさ、恥ずかしさ、自己中心的な都合の良い解釈。
誰もが持つ人間の一面を描いている。
宮迫博之演じる無計画で行き当たりバッタリの父・裕次郎。
ダメおやじなんだけど何故か男のロマンを感じる。
思春期を迎えた高校生の娘・咲子役の仲里依紗は、
『ちーちゃんは悠久の向こう』の500倍良いね。
多感な時期の娘と父親のやり取りが絶妙。
反抗期の表現はシビアに成り得るけど、
吉田恵輔監督は笑いに持っていった。
見ていてとっても微笑ましい。
反発心の中に愛情がある。
そして、何よりも妖艶なアルバイト素子を演じた麻生久美子。
個人的には現時点での麻生久美子最高傑作。
素晴らしい。
「純喫茶磯辺」のユニフォームであるメイド服は趣味じゃない。
それよりも脚だ、脚。メイド服から突き出た美しい脚。
偉いぞ!凄いぞ!ビックリしたぞ!
普段着も良い。
今まであまり見ることの出来なかった、
ラフなチーマー麻生ファッションが堪能できる。
着飾った麻生さんもステキだけど、隣のおねーちゃん的なのも良いね。
「てゆうかぁー」って言いそう。
なんか凄い身近に感じちゃうんだよねぇ。
って、都合の良い解釈か・・・
勿論、演技だってサイコーだよ。
掴み所が無くて、ふわふわしていて、魅惑的な素子を魅力的に演じている。
アパートの玄関で裕次郎に抱きつくシーンとか鼻血が出そうだったよ。
ありゃ、裕次郎じゃなくても落ちるよ。
素子のずるさが伺えるね。
男はみんな騙されるんだよ。
だから見ていてうぁぁぁって思う。
きっと女性が見たら咲子が感じるように、
ウザイって思うような女だね素子は。
で、鼻血なんだけど、
素子が鼻血を垂らすシーンがある。
以前、佐藤朝問が『ファンタスティック・フォー』で、
ジェシカ・アルバが鼻血を垂らすシーンが萌えるって言っていた。
その時は意味が分からなかったんだけど、
分かったよ!君の心境が!!
鼻血最高!!!
そんな感じでツボにポツポツと刺さりまして、
ボディブローな感じで効いてくる。
吉田恵輔監督は伊藤Pと同世代。
なのにこの人物描写。
凄いね。
間の使い方もうまい。
裕次郎、咲子、素子3人の居酒屋のシーンとか脱帽だね。
狙って狙い通りに撮れるってことは、
役者、監督、脚本が良くないと無理。
アンサンブルが素晴らしい映画だと思う。
知らないで見たのですが、プロデューサーが知り合いだった。
鑑賞後、大興奮のメールを投げた。
したら素子の鼻血のシーンはどうしてもこだわりたくて、
後からCGで付け加えたんだって。
こだわりにどんぴしゃ響いた男がここにおるぞ!
なんか梅酒みたいな映画だったな。
甘くて、すっぱくて、後から効いてくる。
『純喫茶磯辺』 ※仲里依紗&吉田恵輔監督 インタビュー 動画 & テキスト |