血みどろの『屋敷女』を紹介したかと思えば、
『それいけ!アンパンマン』も取り上げる。
一体、このブログは誰に向けられているのだ?
こんな振れ幅で良いのか?
と、自問する。
そして、まぁ、いっかっという結論に直ぐに達する。
『それいけ!アンパンマン 妖精リンリンのひみつ/ 併映:ヒヤ・ヒヤ・ヒヤリコとばぶ・ばぶ・ばいきんまん』 7/12より銀座テアトルシネマほか全国にて 配給会社:東京テアトル=メディアボックス |
アンパンマンのTVアニメは1988年、映画は1989年にスタートし、
本作は劇場用映画20本目の記念作品。
アンパンマンといえば、絵本の思い出しかない。
アンパンマンの頭部を困っている人に与えるという内容と、
結構、不気味な絵だし、奇妙な色合いなので、
小学生ながらダークな臭いを感じた一冊。
それがいつの間にやらアニメ化のお陰か、
子供たちの間で人気ヒーローになっていた。
アニメ化が20年前ってことは、伊藤Pは14歳か。
アンパンマンには響かん年齢だよな。
どちらかといえば、
空き地に捨てられた、湿ったビニ本とかに興味持っていたよ。
そんな話はどうでも良くて、映画の話だ。
『クレヨンしんちゃん』を筆頭に、『ポケットモンスター』や『ドラえもん』の劇場版が、
大人も楽しめる内容になっているということは良く聞く話だし、
伊藤Pも数本見てそう感じていた。
『クレヨンしんちゃん』なんて毎年楽しみで仕方がない。
しかし、前出のアニメよりも対象年齢が低い『アンパンマン』。
まさに子供向けなのかなと思いきや、
『それいけ!アンパンマン 妖精リンリンのひみつ』、
結構、良く出来ている。
平和な世界がばいきんまんによって破壊され、
元の世界に戻すために、
アンパンマンが困難な旅に出るという判りやすい物語だが、
それぞれのキャラクターが活躍する見せ場が多い。
アンパンマン・チームVS氷の女王の戦いは、
なんか子供の頃、興奮しながら見たウルトラマン・エースのヒッポリト星人のエピソードを思い出した。
伊藤P、童心に返る。
そして、同時上映の『ヒヤ・ヒヤ・ヒヤリコとばぶ・ばぶ・ばいきんまん』は、
ぶっちゃけ、メインの『妖精リンリンのひみつ』よりも面白かったね。
ばいきんまんが赤ん坊になるくだりとか、かなり笑えた。
赤ちゃんの容姿のばいきんまんがとても可愛い。
トラブルを巻き起こすヒヤリコの声を演じた柳原可奈子も、
イメージにピッタリですんなりと溶け込んでいる。
因みにリンリンの声を担当したのは土屋アンナ。
本人の言うようにばいきんまん声なので、
申し訳ないけど、ちょっと違和感を感じたな。
あと、2本併せてとなるとちょっと長いかなぁー。
多くの子供たちが途中で飽きていたよ。
(まぁ、今回は舞台挨拶もあったからってのもあるかな)
年齢層が低いだけに、もう少し上映時間を短縮しても良いかもね。
余程の大ファンでない限り、
大の大人が劇場版『アンパンマン』を見に行く機会はそれ程ないと思う。
でも、もしも小さいお子さんがいるのなら、一緒に行って見てみてください。
特に普段子供と接する時間の少ないお父さん方。
休みの日にゴロゴロしたい気持ちも判りますが、子供の喜ぶ顔も見られるし、
ヒーローものを見て夢中になっていた頃を、ちょっと思い出しますよ。
しかし、舞台挨拶に登壇した原作者のやなせたかしさん。
来年の2月で90歳だって。
信じられんぐらいしっかりしている。
かなりの年齢だということは知っていたが、
これ程元気とは・・・
凄いことだ。
と思いつつ、
キャラクター使用権だけでもかなり稼いでいるだろうから、
大金持ちなんだよなぁ〜、遺産相続大変そうって、
夢のない話だ・・・
『それいけ!アンパンマン 妖精リンリンのひみつ』 土屋アンナ、柳原可奈子、やなせたかしほか親子試写会舞台挨拶 |
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プロフィール
伊藤一之<♂>
2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。
本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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