7/19よりユーロスペースほか全国にて順次公開 配給会社:アートポート |
不毛な恋愛、適当にこなす仕事、結婚しろとうるさい父親。
なんとなーくこれじゃ不味いと思いながら、
日々ずるずると生活を送る29歳のOL香子。
そんな香子に一目惚れした大学生の慎。
少し年の差の離れた二人の恋愛模様を描いた『ビルと動物園』。
29歳の女心なんで、男の伊藤Pとしては、
まぁねぇ、共感できるかっていたら無理なわけだ。
わからんでもないが・・・ぐらいな感じ。
わかったつもりで何か発言したら、
“男のくせに何がわかるの!!”って怒られかねないしね。
じゃあ、男性の視点はというと、慎くん若すぎちゃってね。
伊藤Pもう34歳だからさ、純愛なんて感情は遥か昔に消え失せたよ。
同じようなテーマを題材にした作品で、
『ストロベリー・ショート・ケイクス』があったけど、
こっちはそれなりに“イタイ”女性4人の物語。
4人いれば“イタサ”も4倍?
4通りあれば少しは響くのか、男の伊藤Pでも“わかるかも!?”って、
結構、刺さったんだよね。
『ビルと動物園』は香子一人だから、男の伊藤Pにまで届くパワーはなかったのかな?
兎にも角にも、本作は女性向けの作品かな。
男性としては、香子を演じた坂井真紀が見どころ。
とても綺麗だ。
そりゃ慎くんも落ちるよね。
実際の年齢は38歳だけど、29歳という設定の香子を演じても違和感がない。
取材で実際にお会いしたけど、本当に綺麗でした。