デブダメパンダのヒーロー成長物語なんで、
ストーリーの展開とかはもう始めから終わりまで判り切っている。
『カンフー・パンダ』 7/26より丸の内ピカデリー1ほか全国にて 配給会社:アスミック・エース エンタテインメント、角川エンタテインメント |
なので、カンフーを楽しむべき。
しかし、CGで描かれたパンダのカンフーを見てもねぇ・・・
とちょっと懐疑的だったのですが、これが結構面白かった。
特にパンダのポーがシーフー老師から教えを受けるシーン。
ここでの動きが楽しい。
ジャッキー・チェンの初期カンフー作品を髣髴させる。
渓谷で繰り広げられるマスター・ファイブ(虎、蛇、猿、鶴、蟷螂)と、
敵役タイ・ランの死闘も各キャラの持ち味が良い感じで出ていて良い。
対強敵との総力戦は結構ハラハラする。
そして、ラストのポーVSタイ・ランの戦いは、派手だし、勢いがある。
もっと長ければ良かったのに・・・という渇望感さえ覚えた。
という感じで、バトルシーンに関しては、
ジャッキー・チェンが太鼓判を押しただけのことはある。
よくカンフー映画の動きを研究している。
カンフーファンでも納得出来る動きに、
CGならではの有り得ない派手さを付け加えている。
まぁ、香港アクションとかの場合、
実写でも「それはないでしょう」というファンタジックな動きは当たり前だ。
チャウ・シンチーだって「ありえねぇぇぇ!」だもんな。
だからアニメーションで派手に描いても、違和感なく見られるのかもしれない。
でも、観客にそう思ってもらうためには、
やっぱりカンフー映画を愛し、研究する必要がある。
本作には、前述のジャッキー初期作品だけでなく、
カンフー映画のオマージュが随所に散りばめられている。
マスター・ファイブなんかもそうだよね。
さらにカンフー映画に限らず、『スター・ウォーズ』的な要素も入っているね。
まぁ、知らなくても十分楽しめます。
あと、ポーの声を担当したジャック・ブラックは、
体格合致、だらしなさ&愛らしさ一致でピッタリだった。
我らがジャッキーも声優として参加している。
でもあの英語の発音で声の出演大丈夫?って思っていたら、
大丈夫なキャラクターでした。
ジャッキー・ファンならあえて、何役か確認しないで見て欲しい。
しかし、『カンフーくん』、『少林少女』、『少林老女』、
『ドラゴン・キングダム』、『カンフー・ダンク!』と、
今年は本当に“カンフー”ブームだね。
26日公開作品としては、本作と『ドラゴン・キングダム』がある。
ハシゴで見るのも良いかもね。
因みに、ジャック・ブラック主演の『テネイシャスD 運命のピックを探せ!』も26日公開。
『テネイシャスD』 → 『カンフー・パンダ』 → 『ドラゴン・キングダム』って順番で3本立て!?
『カンフー・パンダ』 ※木村佳乃(声の出演) インタビュー 動画 & テキスト |
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プロフィール
伊藤一之<♂>
2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。
本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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