2008年07月28日更新

恐怖(?)のクリスチャン・ベール&笑撃のジェイ・チョウ取材記

今日は取材が2つありました。


『ダークナイト』 クリスチャン・ベール


ダークナイト
配給:ワーナー・ブラザース映画
8/9より丸の内プラゼールほか全国にて


クリチャン・ベールの取材が出来そうという話を貰って、
暫くしたら例の母姉暴行逮捕事件のニュースが届いた。


「あっ、こりゃ、来日飛んだな」って思っていたけど、ちゃんと日本にやって来た。


流石は我らのヒーロー、バットマン!


クリスチャン・ベールは、
次の出演作である『ターミネーター』第4弾『TERMINATOR SALVATION』の撮影現場でも、
ミスを犯した撮影監督にブチ切れて罵声を飛ばしたそうな。


名前はクリスチャンなのに、キレキャラかい・・・


そんな訳で、切れ味鋭いクリスチャン・ベールとは、
どんだけおっかないんか?と、戦々恐々の面持ちで取材に挑んだ。、


取材部屋に入り、座っているクリスチャンと握手し、
「Hello!」と声をかける。
すると、クリスチャンは真顔、そして、小さい声で「Hello」と返してきた。


ゲッ!機嫌悪しぃぃぃ!!
殴られる!罵声を浴びせられる!!


ヒヒヒヒヒィィィ!!


「Please don't hit me!!(殴らないで下さい!)」
「Please don't curse me!!(ののしらないで下さい!)」


すると血相を変えたクリスチャンが立ち上がり、
「テメー、この野郎、こん畜生!!」
ボカボカボカ!!


って、んなことあるわけねーだろう!!!!!


クリスチャンは、とても物静かで、受け答えも明快。
紳士でした。


クリスチャン・ベール


そんなクリスチャンへのインタビューですが、
ジョーカーの怪演が話題になっている故ヒース・レジャーの“死”に関する質問には、
規制が入っていたので、
「ヒース・レジャーを始め、実力派俳優と共演してみていかがでしたか?」
という質問の仕方をしてみた。


ダークナイト


そうしたら、通訳の鈴木小百合さんは、
「モーガン・フリーマン、マイケル・ケインといった偉大な役者たち」と伝え、
ヒースの名前を挙げてくれなかった。


流石、鈴木小百合さん。
心得ているなぁーと逆に感心してしまった。
(因みに鈴木小百合さんの通訳は、いつも素晴らしいです。超安心)


あと、クリスチャンはバットマンの役作りでウェイトトレーニングしているうえ、
『T4』でも戦士となったジョン・コナーを演じているから、
服の上からでもムキムキマッチョなのが見て取れる。


4ヶ月の間、毎日りんご1つとツナ缶1つで過ごし、タバコとガムで空腹を凌ぎ、
54.4 kgまで体重を落とした『マシニスト』が嘘のよう・・・
役者って凄いよなぁー。


と、通訳の鈴木小百合さんとクリスチャン・ベールに感心しながら、
取材現場を後にしました。




『カンフー・ダンク!』 ジェイ・チョウ


カンフー・ダンク!
配給:角川映画
8/16より角川シネマ新宿ほか全国にて


【取材部屋】“『王妃の紋章』ジェイ・チョウ取材記”でも触れましたが、今年の2月以来、2度目。
通算3度目となるジェイ・チョウの取材。


2月から半年足らずでの再インタビューなので、
“無し”の方向性もあったのですが、
何せジョイ・チョウは武道館2DAYSのチケットを即日完売させ、
年間何十億円という稼ぎを誇る高額納税者。


アジアのスーパースターですからね。
是非ということでお願いしちゃいました。


で、取材現場へ向かう。
待つこと数分。
オンタイム、隣の部屋で取材を受けていたジェイ・チョウが入室。


まずは日本語で「覚えていますか?」と聞いてみるが、
通訳さんが訳してくれず、暫く沈黙・・・


するとジェイ・チョウが何やら話しかけてきたけど、
北京語なのでチンプンカンプン。


通訳さんの方に訳してという懇願の眼差しを向けると、
「中国語話せますよね?」と言ってきた。


伊藤P、大学の第二外国語は中国語(チャイ語)だった。
成績はあまり良くなかった。


今、覚えているのは、
「ウォ・ジャー・イートン(私は伊藤です)」と、
日本人(リーベレン)、餃子(ジャオズ)、図書館(トーションカン)ぐらいだ。


全く話せませないと伝えると、ジェイ・チョウは笑顔で、
「なんか中国語がなんとなく話せるような雰囲気でした」
と言ってきた。


どんな雰囲気だ!


で、「三度目です」と言うと、「覚えています」と言ってくれた。


本当かい!


しかし、このやり取りは結構重要だったようで、
ジェイ・チョウはとてもリラックス&ニコニコ。


ジェイ・チョウってあまり笑わないイメージだった。
“『王妃の紋章』ジェイ・チョウ取材記”で述べたように、
前回の取材の使命が「笑顔を引き出せ」だったことを考えると、
幸先の良いスタートを切ったわけだ。


そして、快調にインタビューは進んだのですが、
中盤で共演者のエリック・ツァンの話に至り、
「彼は表情だけで笑いを引き出す素晴らしいコメディアンだ。
 僕には出来ない。でも、日本のコメディアンもレベルが高いですよね。負けます」
と発言。


誰のことを言っているのか気になったので「具体的には?」と聞いてみると、


突然、ジェイ・チョウが!!


「でもそんなのかんけいねぇ♪」


勿論、節ありの日本語で、しかも小さきけど振り付き!


凄くないか!?


アジアのスーパースターであるジェイ・チョウが、
小島よしおのモノマネだぞ!!!


流石に「ハイ!オッパピィ」まではやってくれなかったけど、
その場にいた全員が噴出した。


いやー、最近のインタビューの中ではギザヒットだね。


(他人の)お笑いネタで現場を沸かせて気を良くしたのか、
ジェイ・チョウはノリノリで日本のコメディの話を続ける。


「もう、ようわけわからへんのが良い(何故か通訳さんがこう訳した。セガールかい!)」
「見ているだけで、面白い」


そして、
「あと、大きな耳を出して動かす人も面白い」


それって・・・マギー審司?
それとも、ペナルティのワッキー?


微妙だなぁーと思っていたら、
「ねぇ、結構詳しいでしょう」とニッコリ。


前回の「笑いを引き出す」という使命は一体なんだったんだ!
ってぐらい、超笑顔。


その後も、順調に取材は進みアッという間に終了の時間。


写真を数枚お願いしたらところ、
前回はほとんど表情を変えてくれなかったのに、
今回はいろいろとポージングを決めてくれた!


ジェイ・チョウ


ジェイ・チョウ


ジェイ・チョウ


ジェイ・チョウ


そして、最後に“『王妃の紋章』ジェイ・チョウ取材記”で定めた使命、
「ジェイ・チョウとガッチリ握手すること」を実行。


「Thank you very much!!」と言いながら手を差し伸べて
ガッチリと握手をした。


しかし、ジェイ・チョウの手は・・・


大分、湿っていました・・・


明日は大阪弁を操る名優エドワード・ノートン兄への取材です。
ホンマにがんばるでぇ〜


※『ダークナイト』 クリスチャン・ベール インタビュー 動画テキスト

※ジェイ・チョウの小島よしおが見られる!
 『カンフー・ダンク!』ジェイ・チョウ インタビュー 動画テキスト

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コメント (2)

ジェイふぁん:

きゃー ジェイの「そんなのカンケイねぇ♪」が
振りつきで観られるのですか?
嬉しいです!楽しみにしてます。
インタビューありがとうございました!

伊藤P:

ジェイふぁんさん


コメントありがとうございます。


>振りつきで観られるのですか?


座りながらなんで、かなり動きは小さいです。
でも、腕を下に突き出していますよ。


テキストはコチラにあがっていますので、
是非!

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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