『俺たちフィギュアスケーター』のヒットを受けて、
日本でも公開されることになった、所謂バカ映画。
『俺たちダンクシューター』 8/9よりシネマGAGA!ほか全国にて順次公開 配給会社:ギャガ・コミュニケーションズ |
1970年代、NBAとABAのプロバスケットボール・リーグが存在した。
「LOVE ME SEXY」というヒット曲を持つ一発屋ミュージシャン、ジャッキー・ムーンは、
印税でABAのフリント・トロピックスを買収し、オーナー、コーチ、選手を兼任。
ワンマンな上、お粗末な試合内容で、運営は低迷。
更に追い討ちをかけるように、NBAがABAを吸収すると発表。
ABAで生き残れるのは上位4チーム。
更に毎試合2000人の観客動員も必須。
果たして、ジャッキーはチームを存続することが出来るのか?
高慢な主人公が過ちに気付き、言動を改め、
どん底から這い上がろうとする姿からは勇気をもらえるし、
チームメイトとの友情には、普通に感動した。
個人的にはこの作品をバカ映画だとは思わない。
『スラップ・ショット』、『がんばれ!ベアーズ』、『メジャーリーグ』など、
昔はよく見かけたヘボチームの奮闘を描いたスポーツ・コメディだ。
まぁ、なんであれ、この手の作品が日本公開されるのは良いことだ。
あと、本作で“おや?”と思ったのが、主人公の私生活が全く描かれていない点。
自宅も出てこないし、チームメイト以外の友人や恋人とかも出てこない。
ウディ・ハレルソン演じるチームメイトの過去と恋愛遍歴はちょっと描かれているけど、
ジャッキー・ムーンは無い。
この手の作品って、少しは色恋沙汰があって、ムードを盛り上げるのが定番なんだけどね。
ソウルフルな音楽とディスコファッション。
70年代の雰囲気がとても良く出ている。
「LOVE ME SEXY」は名曲だ。