『シティ・オブ・ゴッド』の兄弟編のような作品。
『シティ・オブ・ゴッド』の成功を受けて製作されたテレビシリーズ。
その完結編として映画化されたのが『シティ・オブ・メン』。
『シティ・オブ・メン』 8/9より渋谷シネ・アミューズほか全国にて 配給会社:アスミック・エース エンタテインメント |
『シティ・オブ・ゴッド』同様、
ブラジル、リオデジャネイロのスラム街ファヴェーラを舞台に、
そこに生きる人々の姿を描く。
『シティ・オブ・ゴッド』がドラッグディーラーたちにアプローチしているのに対して、、
『シティ・オブ・メン』はフェヴェーラに住む普通の人々に焦点を当てている。
ここが大きな違いだ。
フェヴェーラに住む幼馴染みのアセロラとラランジーニャ。
ふたりの友情関係がとある人物の登場によって崩れ始め、
更にギャングの抗争に巻き込まれていく。。。
まぁ、あまりに衝撃的だった『シティ・オブ・ゴッド』に比べたら、
衝撃度は少ない。というかほとんどない。
でも、映画としてしっかりと作られているし、
登場人物みんながギラギラしていて、見応えも十分。
ちょっと、物語が出来すぎている感は否めないけどね。
常に銃声が鳴り響き、いつ死ぬかも判らないうえ、
貧困、麻薬が蔓延しているファベーラの街の暮らしは・・・
住みたくねぇーって。
監督のパウロ・モレッリは「臭いがきつかった」と言っていた。
映画では臭いまでわからない。
良かった、良かった。