アンジェリーナ・ジョリー&ジェームズ・マカヴォイ主演のアクション映画『ウォンテッド』。
アクション映画が好きな分、より厳しい目で見てしまうジャンルなんだけど、
この『ウォンテッド』は大・大満足の作品だった。
『ウォンテッド』
配給会社:東宝東和
(C) 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
荒唐無稽でメッチャクチャなんだけど、何故か説得力のあるアクション・シーンの連続で、
瞬く間に2時間が過ぎていった。
アンジーもエロくってかっこいいんだけど、
仕事もダメ、恋人も同僚に寝取られるという、
うだつのあがらない青年ウェスリー役のジェームズ・マカヴォイが良い。
ウェスリーは、何故かアンジー演じるフォックスという暗殺者たちが属する組織に招かれ、
暗殺者として教育されていくのですが、育成過程で殴られる、切られと散々な目に遭う。
マカヴォイは『つぐない』で幸の薄すぎる悲運の男性役を演じ、、
『ラストキング・オブ・スコットランド』では、
ウガンダンの独裁者アミンの悪行を目の当たりにして、
恐怖に慄く世間知らずの青年医師に扮している。
そう、マカヴォイはその辺にいそうで、Mな人を演じるのが上手い。
『ウォンテッド』もそうなので、Mなマカヴォイを堪能したいファンにはうってつけの作品だ。
そんなマカヴォイの魅力を引き出したのは、
『ナイト・ウォッチ:NOCHNOI』、『デイ・ナイト』を手掛けたティムール・ベクマンベトフ監督。
何度、唱えても名前を覚えられないロシア人監督だ。
で、そのティムール・ベクマンベトフ監督が来日したので、取材に行ってきました。
が、ロシア人の通訳さんがあまりに酷かった。
恐らく伊藤Pの質問意図は、通訳さんによって歪曲されて監督に伝わり、
監督が言ったことも、これまた通訳さんによって歪曲されて伊藤Pに伝わっていたね。
何度かベクマンベトフ監督は、質問の意味を聞き返していた。
ベクマンベトフ監督、格闘家のアンドレイ・コピィロフみたいに図体デカイくてさ、
「えっ?何?」って感じで、しかめっ面するから怖いんだよ。
幸い、監督が多弁でなかったので、通訳さんの発する単語を拾って、
なんとか内容を掴むことができたけどさ。
そんな状況下で、流れも作れず、
あっちゃこっちゃと質問が飛び交ってしまうどうしようもない取材だったんだけど、
最後にマカヴォイの魅力について聞いてみた。
ベクマンベトフ監督「マカヴォイは、我々と一緒です。どこにでもいるような人です。それが魅力です」
伊藤Pは、思わず失笑してしまった・・・
この監督のコメントをマカヴォイが聞いたら、どんな反応を示すのだろうか・・・
そんなマカヴォイですが、近日来日予定だそうで。
監督のコメントをマカヴォイに伝える?
皆さんならどうしますか?