人気テレビドラマ「ガリレオ」の劇場版。
『容疑者Xの献身』 10/4より日劇2ほか全国東宝系にて 配給会社:東宝 (C)2008 フジテレビジョン |
ドラマ「ガリレオ」は未見だけど、
原作である「容疑者Xの献身」は読んでいるという状況で鑑賞。
原作が重厚な内容だったので、
冒頭で繰り広げられる湯川と薫の漫才の様な軽い会話にちょっと面食らった。
でもきっとテレビドラマはこんなテイストなんだろう、
いきなり重いとドラマのファンが戸惑うだろう、
だから、こういう導入にする必要があったのだろうと予測した。
一方、ドラマを見ていない観客は、このシーンだけで二人の関係性が一発で判る。
なかなか良く出来た演出だ。
そして、これからが本番ですよ〜という感じで、『容疑者Xの献身』のタイトルが出てくる。
以降は原作同様、寒々しくてどんよりとしたテイスト。
物語も石神(堤真一)と、彼に助けられる靖子(松雪泰子)の二人の話を柱にして、
ほぼ原作に忠実な展開。
勿論、映画だから原作にある描写がなかったり、映画だけのシーンもあるけど、
なかなか良くまとまっていると思う。
そもそも柴咲コウ演じる薫は原作には登場しない。
なのに全く邪魔になっていないのが凄い。
華のある福山雅治と柴咲コウ、演技力のある堤真一と松雪泰子。
2本の軸が巧みに交錯して、物語を味わい深いものにしている。
原作を読んだ時、ラスト数ページで涙と鼻水を垂らした。
これは究極のラブストーリーだと思った。
映画はそこまでには至らなかったけど、伝わるものは多分にあった。
あまりテレビドラマの映画化は見ないけど、本作は見ていない人でも十分に楽しめると思う。
勿論、ドラマのファンも映画ならではの重みを味わえるという点で、
満足出来るんじゃないかな?
西谷弘監督は
“ドラマと映画は違うベクトルを向いている。
ヒットドラマの映画化という図式を破壊しつつ、
ドラマ「ガリレオ」の延長としても、単独としても見られるものを目指した”
と語っているけど、これは成功していると思う。
もっと言えば、原作を読んでいない人、
原作にもドラマにも触れていない人でも楽しめる。
様々なニーズに応えるべく、何気に計算された作りになっている。
※『容疑者Xの献身』
福山雅治 インタビュー テキスト
柴咲コウ インタビュー テキスト
コメント (3)
今回この映画を鑑賞し再度また映画館に足を運びますが、現在私は、環境
保安室なるガスを中心に保安関係の啓蒙活動・指導等の仕事をしております が、今回特に興味を示したのが、弊社のガス容器が設置せれており、
可能であれば、場所、ガス名(映画の状況では、液化窒素?)の感じであり ましたが、さしつかえなければ教えて戴きたく投稿致しますので、宜しく
お願い申し上げます。
東海産業株式会社 環境保安室 高 山
投稿者: 高山信一 | 2008年10月31日 09:22
今回この映画を鑑賞し再度また映画館に足を運びますが、現在私は、環境
保安室なるガスを中心に保安関係の啓蒙活動・指導等の仕事をしております が、今回特に興味を示したのが、弊社のガス容器が設置せれており、
可能であれば、場所、ガス名(映画の状況では、液化窒素?)の感じであり ましたが、さしつかえなければ教えて戴きたく投稿致しますので、宜しく
お願い申し上げます。
東海産業株式会社 環境保安室 高 山
投稿者: 高山信一 | 2008年10月31日 09:23
>高山さん
コメントありがとうございます。
しかしながら、ちょっとお問い合わせの件は伊藤Pの範疇外です・・・
すみません。
まったく判らないです・・・
因みにこれはどのシーンでしょうか?
まったくガス容器など意識して見ていなかったので、どのシーンなのかさえ判りません。
ただ、どのシーンかがわかれば、宣伝部の人がロケに付いて行っている可能性もあるので、糸口が見つかるかもしれません。
投稿者: 伊藤P | 2008年10月31日 22:40