2007年、映画初出演にして初主演となった『幸福の食卓』以降、
数々の映画で主演を務め、テレビドラマにも出演するなど、
目覚しい活躍を続けている北乃きい。
この度、「ロングバケーション」、「ビューティフルライフ」など、
多くの大ヒットドラマの脚本を手掛け“ラブストーリーの神様”の異名をとる北川悦吏子が、
映画初監督に挑んだ『ハルフウェイ』に主演。
『ハルフウェイ』 2月、アミューズCQN、シネカノン有楽町2丁目、新宿バルト9ほかにて 配給会社:シネカノン (C) 2009「ハルフウェイ」製作委員会 |
これぞ青春の輝き!
撮影当時16歳だった北乃きいの若さほとばしる魅力が満載の作品だった。
かつて、宮沢りえが18歳の時、写真集「Santa-Fe」でヌードを披露した。
その際、彼女は「18歳でしか持ち得ない美しい体を記録しておきたかった」と述べた。
別に北乃きいは『ハルフウェイ』でヌードを披露しているわけではない。
でも、本作品は彼女のコロコロ変わる表情を克明に捉え、、
まさにこの年頃じゃないと出せないであろう魅力を鮮明に記録している。
10年後、20年後、この作品を振り返った時に、その価値は更に増すと思われる。
ということで、青春の1ページを映画に刻んだ北乃きいに取材をオファー!
って、見る前からオファーしてたんだけどさ。
そして、本日、
北乃きいと相手役の岡田将生(『天然コケッコー』の大沢くん)に取材をさせて頂きました。
(以下、きいちゃん、岡田くんと表現させていただきヤス)
そもそもきいちゃんには『幸福な食卓』の時にインタビューさせてもらって、
15歳(当時)とは思えないその礼儀正さと発言力に驚愕。
続いて半年後に『スピードマスター』でも取材させてもらって、
「あっ!先日はお世話になりました!ありがとうございました!」と、
挨拶してくる記憶力と気遣いに頭をガァーンとやられ、
更に「その青いティーシャツ似合っていますよ!若々しいです」という、
絶妙なお世辞で完全アウト。
「偉いねぇ、なんて良く出来た子なんでしょう」って思った。
以来、注目している女優さんです。
「あんたロリコン?」って思われるかも知れないんだけど、
そうじゃなくて、成長を見守り続けたいと思っているだけであります。
そんなこんなで、今回のインタビューですが、
まず取材部屋に岡田くんが入って来た。
流石「イケメン♂パラダイス」、カッコイイ。
続いて、すぐにきいちゃんも呼ばれて入室し、
伊藤Pの顔を見るなり、
「ご無沙汰しております!いつもお世話になっております」とやはりきちんと挨拶。
でも、実は10月に『ラブファイト』でも合同で取材しているので、
さほど久しぶりではない。
すると直ぐに「あっ、久しぶりでもないですよね」
と、訂正。
さすがの記憶力。
更に「痩せました?」と問うてきた。
『ラブファイト』の取材の時と今とではあまり変わっていないけど、
1年半前の『スピードマスター』の時からマイナス7、8キロ減。
『ラブファイト』の取材の時は合同だったし、それ程印象に残っていないのかもしれん。
まぁ、痩せたは痩せたんで、
伊藤P「まぁそうですね。痩せましたね。ビリーですよ」
北乃 「えっ?」
伊藤P「ビリーズ・ブート・キャンプです」
北乃 「えっ?ホントに本当ですか?ビリーですか?それで痩せたんですか?」
伊藤P「痩せました」
北乃 「凄いですね。やっぱりあれは続けることが大切なんですね」
伊藤P「そうですね。痩せますよ」
と今更ながらのビリーズ・ブート・キャンプなんですが、
実はもう半年以上、ビリー隊長から叱咤激励を浴びせられていない。
ちょっと心苦しいなぁーと思っていたら、
北乃 「私もビリーやったんですけど、2日でやめました。
でもメチャメチャ腹筋つきましたよ」
伊藤P「2日?ビリーは駄目でも『ラブファイト』で相当トレーニングしたじゃないですか」
北乃 「そうですけど・・・でも本当に凄いですね。超効果てきめんじゃないですか」
伊藤P「お陰様で」
北乃 「シェイプされていますよ」
伊藤P「ありがとうございます!」
と、雑談に華が咲きチックだったのですが、
岡田くんが蚊帳の外だし、これは取材です!取材!!!
ということで、切り替えて取材モードに突入したのですが、
結果から申し上げますと、伊藤P的には役目を果たせませんでした。
申し訳ございませんでした。
ツーショットインタビューは、ワンショット以上に難しい。
2人の発言のバランスを考えなくちゃいけないし、
質問の振り方にもより気を遣わなくちゃいけない。
よく喋るきいちゃんと、恐らくあまり口数が多くないであろう岡田くん、
ということは想定内だった。
だから、それなりに考えて質問し、その場を展開させようと思ったんだけど、
頑張って話そうとする岡田くんときいちゃんのコメントが被っちゃったりすることも多々あった。
こういう場合はきちんと「岡田さんに質問です」という風に振らないと駄目だね。
更に2人のキャラを考えたら岡田くんに質問を集中させて、
その返答をきいちゃんに拾ってもらって、勝手にボケとツッコミを展開!
といったような組み立て方をするべきだったんだよね。
取材後、2人とも反省モードに入っていたんだが、
返ってそれも申し訳なく・・・
まぁ、そうは言ってもインタビューは、
インタビュアーの力量だけでどうこう出来るものでもないとも思う。
インタビューを受けるのも俳優にとって大切な仕事だ。
今回は特に岡田くんになっちゃうんだけど、その辺の自覚をもっと持って頂けるとこれ幸い。
まぁ、やっていくうちにこ慣れてはくるだろうけどね。
ここだけの話、『バッテリー』の時の林遣都くんとかグダグダだった。
でも、別のスタッフがやった『ラブファイト』のインタビューを見たら、凄い喋っていた。
確実に成長している。
今回は伊藤Pも反省点が多くあった。
お互い、これを弾みに更なる成長を遂げましょう!!
という強引な締めで、本日の取材記終了となります。