1/30より日劇1ほか全国にて 配給会社:東宝東和 (c) 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED. |
地中海でホテルを経営する中年シングルマザー・ドナの一人娘ソフィが、
自分の結婚式に父親とおぼしき3人の男性を招待した。
元カレの突然の出現で大パニックに陥るドナ。
そして、ソフィも本当の父親が誰なのか見分けられず動揺する。
果たして、ソフィは無事に式を挙げられるのか!?
ABBAの曲が全編を彩るパワフルなミュージカル映画。
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭のコンペティション部門に出品が決まった
『サムライアベンジャー/復讐剣 盲狼』の光武蔵人監督の奥さん曰く、
「アクション映画よりやかましい映画」。
まったく同感。
中年男女と若いカップルのドンチャン騒ぎが延々と繰り広げられる。
ともかくハイテンションで圧倒されまくった。
ドナを演じたメリル・ストリープは、「見れば元気が貰える」と言っていたが、
一通り仕事をこなした後の、夜の完成披露試写で見たおいらは、
完全に勢いに呑み込まれて鑑賞後ヘトヘト。
祝日の夕方に見て、鑑賞後にビールが飲める!
という流れだったら、どんなに良かったことか・・・
ということで、伊藤Pは完全に飲み込まれちゃったけど、
近年、これだけ明るく、元気に人生を賛歌する映画はなかったと思う。
戦争、不況、リストラと暗い話題が多い世の中。
映画ぐらい明るく、元気に、楽しく!ってね。
ABBAの曲自体が、気持ちを鼓舞するうえに、舞台は地中海ギリシャの小島ですよー。
眩しい太陽、輝く海。
いいな〜、行きたいなぁ〜、でも金ないし・・・
あっ、暗くなってしまった!
そんな羨望を抱いちゃいけない。
ちゅうかさ、こういう娯楽映画を純粋な気持ちで楽しめない自分が嫌だね。
どうせ心が腐っているんだよ・・・
あっ、また暗くなっちゃった。。。
こんな伊藤Pは放っておいて、
みなさんは『マンマ・ミーア!』からたくさんの元気玉をもらってください。
本格的なミュージカルは初めてとなるメリル・ストリープの歌が意外と上手かったり、
逆にピアース・ブロスナンの歌が微妙だったり、
コリン・ファースの若かりし頃の衣装が爆笑だったり、、
役者たちも見所です。
特にメリル・ストリープは今までにないぐらいアクティブな役柄。
なんでメリルにオファーが行ったんだろう?って不思議に思ったりもしたけど、
流石は大女優だね。
歌って踊るメリル・ストリープに違和感なんてない。
とても新鮮だった。
あと、きっと娘を持つ母親は、ドナとソフィの関係に心響くものがあるでしょう。
多分ね、多分・・・
娘を持つ女性がそう言っていたのさ。
『マンマ・ミーア!』
※メリル・ストリープ 取材記
※メリル・ストリープ インタビュー テキスト