今日『マンマ・ミーア!』に出演しているメリル・ストリープにインタビューした。
『マンマ・ミーア!』 1/30より日劇1ほか全国にて 配給会社:東宝東和 (c) 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED. |
メリル・ストリープですよ。
メリル・ストリープ。
伊藤Pが映画ファンになった小学生の時、既に大女優です。
『恋に落ちて』、『クレイマー、クレイマー』、『愛と悲しみの果て』、
『ソフィーの選択』、『フランス軍中尉の女』とかを見た。
チ○コに毛がやっと生えた程度のジャリに、
上記映画が理解できたかどうかは怪しいが、
とにかく何でも良いから有名な映画は見るのだ!という志で見まくった。
あれから20年以上経っているけど、未だメリル・ストリープは大一線で活躍している。
メリルの存在を知った時から、今の今まで大女優なわけで、
やっぱり他の女優さんとは、自分の中で格が違う。
そんな大・大女優に伊藤P如きが取材などして良いものか・・・
しかも合同じゃなくて単独ですよ。
ブッキングしてくれたのは、ジャッキー・チェンの取材でお世話になったOさん。
これまたありがとうございます。
感謝の気持ちで一杯です。
伊藤Pが映画業界に入る以前から銀幕のスターだった俳優さんに取材する。
上手く表現できないんだけど、なんか格別の思いですね。
そんな訳で、やや緊張の面持ちで集合場所のホテルの一室に向かうと、
Oさんから「9分と短くて申し訳ございません」と言われた。
「何を言っているんですか!
たとえ9分であっても、メリル・ストリープと話が出来るなんて、
こんな光栄で貴重な機会はありません!」
すると他の媒体の女性が“うんうん”と頷いてくれた。
メリルは昨日、記者会見、単独取材、ロイヤル・チャリティ・プレミアと、
かなりハードなスケジュールで働いている。
今日も朝から取材ということでかなり疲れていることが予想されたが、
いざ、取材部屋に行ったら超笑顔で出迎えてくれた。
早速、握手。
メリル・ストリープに握手したぞ!!!
すげぇ〜。
体中がサワサワした。
伊藤Pの全身に鳥肌を立たせるメリル・ストリープ。
そんな彼女の手はカサカサでした・・・
乾燥肌?
通訳は戸田奈津子さん。
9分なので、早口の戸田さんが通訳なのは有り難かった。
写真撮影はちょっとうるさいという情報を得ていたので、
先に取材の後に写真を撮らせて欲しい旨を伝えたら、
「勿論よ!」と笑顔で答えてくれた。
そう、いつもうるさいの役者本人ではなく、周りの人間(外人)だ。
但し、エドワード・ノートンは除く。
インタビュー自体は終始和やか。
メリルはゆったりと喋り、良く笑う。
今日、ノミネーションが発表された第81回アカデミー賞。
メリルは『ダウト〜あるカトリック学校で〜』で主演女優賞にノミネートされた。
これで通産15回目のノミネート。
史上最多だ。
そして、『ソフィーの選択』で主演女優賞、
『クレイマー、クレイマー』で助演女優賞を受賞している。
なのに全く威圧感が無い。
勿論、凄まじいオーラがあるんだけど、
なんか、こう包み込むような優しい感じなんだよね。
流石に59歳なんで、皺は目立つけど、
その皺さえも栄光の軌跡のようで、輝いて見えたよ。
本当に素敵でした。
インタビュー終了後もまた握手。
「Nice to meet you,thank you very much」と言われた。
こちらこそでございます。
その後、カメラマンがポスターバックで写真をバシャバシャ撮っていると、
「素晴らしい東京の景色をバックに撮ったらどう?」と提案してくれた。
生憎、時間が無くて叶わなかったんだけど、
そういう気さくさがまた良い。
我々が部屋を出る時も立ち上がって見送ってくれた。
多くの女優が40歳を過ぎると主役を張れなくなる中、
メリル・ストリープは未だに主役、準主役クラスでバリバリ活躍している。
これは演技の実力だけでなく、彼女の人柄に因る部分も多いのではないだろうか?
取材部屋を出た後も、暫く高揚感は収まらなかった。
その後、Oさんから、
多くの媒体さんが取材を終えた後、感激しながら帰っていたと聞き、
益々、メリル・ストリープが素敵に思えた。
『マンマ・ミーア!』
※メリル・ストリープ インタビュー テキスト
コメント (1)
すごい、すご〜い!
メリルの人柄の良さは、共演者からの話にも良く出ますね。
多くの映画人から尊敬され、愛されるのは、こういったエピソードからも伺えます。
ぜひぜひもっと取材時の様子を聞かせてください!!
投稿者: 匿名 | 2009年01月25日 00:31