『モトリー・クルーのディザスター! アルマゲドン危機一髪?』 2/21よりシアターN渋谷(レイト)にて 配給会社:東北新社 (C)Dream Entertainment, Inc. All Rights Reserved. |
『アルマゲドン』をメインに、『ツイスター』などのディザスター・ムービーや
SF映画をパロディ化したクレイアニメーション映画。
とにかくオゲレツだ。
冒頭からいきなりグチョッ!
“クレイアニメってこんなグロイ表現が可能なんだ!”と新たな発見に喜ぶ。
本作はその後も容赦がない。
車で人をひき殺し、頭を吹っ飛ばし、体を引き千切る。
バイオレンスだけでなく、エロ描写も激しい。
個人的には、バカ映画として見られたから許容範囲内だったけど、
粘土とは言えかなり過激なんで、鑑賞の際は要注意。
ちょっとの暴力や性描写で、
すぐにPG-12とかR-15がつくのにはあまり賛成出来ないと思っているけど、
この作品のR-18は妥当な審査ですわ。
物語はモロ『アルマゲドン』をなぞっているんで、
もしも見るのなら『アルマゲドン』の鑑賞は必須かな。
あと、タイトルには“モトリー・クルーの”って冠がついている。
モトリー・クルーはハードロック/ヘビーメタルを代表する大物バンドだ。
メタルが好きなんで、高校時代に浴びるほどモトリー・クルーを聴いた。
特にアルバム「Dr.Feelgood」('89)は、名盤中の名盤だと思っているし、
未だに聴けば血が騒ぐ。
92年に、いきなりボーカルのヴィンス・ニールが解雇されてから、
急速に興味を失ってしまったんだけど、今ではヴィンスも戻り、
2008年にはオリジナルメンバーとしては11年ぶりとなるニューアルバムを発表している。
そのニューアルバム「Saints Of Los Angeles」を聞いていないという不届き者なんですが、
この映画が見たいと思ったきっかけは、モトリー・クルーだった。
しかしながら、タイトルとは裏腹に、モトリー・クルーはちょっとしか出て来ない。
勿論、クレイで登場し、本人たちが声をあてているんだけど、
これがちょっとがかりでござんした。
何にしても、明らかに万人向けの作品ではない。
『ホステル』や『ランボー最後の戦場』を見ながら、肉やマグロが食べれる方は是非。
<余談>
去年の10月に来日したDef Leppardの来日公演のリポートが掲載されている
「Burrn!」を立ち読みした際、パラパラっとページを捲ったら、
モトリー・クルーのギタリスト、ミック・マーズの写真が目に留まった。
その凄まじい容貌に愕然。
そのまんまでホラー映画に出れるよ・・・