2/28より新宿ミラノほか全国にて 配給会社:ギャガ・コミュニケーションズ (C) CAPCOM CO., LTD. / Based on Capcom's Street Fighter Video Games |
人気ゲーム「ストリートファイター」に登場する春麗(チュンリー)が、
なぜストリートファイターになったのかが語られるアクション映画。
なんで、今、「ストリートファイター」なのか良く判りませんが、
出演している役者の知名度とかから判断するに、安さが漂う作品だ。
昔はこういう映画がたくさん製作されていた。
それこそまんまズバリ『ストリートファイター』('94)という映画もあった。
我等がジャン=クロード・ヴァンダム主演のアクション映画だ。
カイリー・ミノーグが出ているという点も見逃せないし、
バイソンを演じたラウル・ジュリアの遺作として有名だ。
『蜘蛛女のキス』の名優の最期が、この映画とは・・・
哀れだ・・・なんで出演したのだろう・・・
他にも『サイボーグ』とか、『ダブル・インパクト』とか、
『ハード・ターゲット』とか、『ダブルチーム』とか、
たくさんのB級アクション映画が作られていた。
あっ、全部、ヴァンダム主演映画だった・・・
とにもかくにも、安いアクション映画が最近はあまりなかったので、逆にレアだ。
そして、この手の映画に必要不可欠となるのが“突っ込みどころ”なのですが、
嬉しいことにシコタマあった。
・幼女時代・少女時代・成人時代のチュンリーが登場するが、まるで似ていない。
・チュンリーは全てを捨てバンコクの貧民街で暮らし、溶け込もうとするが目立つし浮いている。
・極貧生活をしていた割には元気で、あまり顔とかに疲労を感じない。
・強敵として登場するバルログが超弱い。
・さらに強敵となるバイソンも弱い。
・ボスキャラであるベガが全然怖くない。
・チュンリーの師匠となるゲンは不死身なうえ、
なんでここにいるの?って、超予定調和なタイミングで登場したりする。
などなど、たくさん挙げられる。
アクションも所々、おいおい・・・ってのがあるんだけど、
中でも一番笑えるのが、チュンリーの必殺として知られるスピニングバードキック。
これは一見の価値ありですよ。
この後スピニングバードキックが炸裂する!
でもね、チュンリーを演じたクリスティン・クルックは凄い頑張っていたと思う。
初のアクション映画だけど、様(サマ)にはなっていた。
アクションがギャグ化してしまうのは、監督の撮り方が悪いんだと思う。
なんせ、『ロミオ・マスト・ダイ』、『ブラック・ダイヤモンド』など、
ジェット・リーという逸材を全く活かす事が出来ないことで定評のある
アンジェイ・バートコイァク監督だからね・・・。
そうそう、必殺技といえば気孔拳もちゃんと出てくる。
『DRAGONBALL EVOLUTION』よりも「ドラゴンボール」ぽいかもしれないな。
思わず「カメハメハ!」って言いたくなる。
他にもたくさんあるんだけど、突っ込みどころ満載作品を突っ込みながら見るというのも、
映画の楽しい見方だ。
で、「ストリートファイター」ということで、改めてあの映画のあのシーンを見直した。
そうジャッキー・チェン、後藤久美子共演の異色作『シティハンター』だ。
何故かいきなりジャッキーが「ストII」のキャラに変身して戦うシーンがある。
ジャッキー演じるチュンリーのスピニングバードキックは、凄いぞ。
撮り方としては、『ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー』より正しい。
ジャッキーはチュンリーの他に本田とかも演じている。
公開時に見た時は「はぁ〜?ジャッキーどうしちゃったの?」って思ったんだけど、
今見ると超おもろいぞ!!
YouTubeにしっかりとUPされていた。
『ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー』
※クリスティン・クルック&仲里依紗(日本語吹替え版のチュンリー役) インタビュー
コメント (2)
ジャッキー、まじでウケた(笑)
こんなんあったんですね。
投稿者: ぶちょ | 2009年03月03日 16:48
>ぶちょさん
そうなんですよ。『シティハンター』はこのシーンに限らず、かなり変な映画なので、機会があったら是非見て下さい。
投稿者: 伊藤P | 2009年03月12日 19:28