日本時間の2月23日(月)第81回アカデミー賞の発表です。
昨年の第80回アカデミー賞でも予想なんぞをやってみましたが、
今年もやってみようと思います。
見ていない作品もあるので、当てずっぽうなところはありますが、
受賞して欲しいという願望含め、予想してみます。
昨年は、21部門予想して12部門で的中という散々な結果だったので、
今年もきっとあてにならないでしょう・・・
■作品賞
◎『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
・『スラムドッグ$ミリオネア』
・『ミルク』
・『フロスト×ニクソン』
・『愛を読むひと』
前の記事で書いたとおり、今年の作品賞は大変興味深いのですが、
作品の中身だけだったら個人的には『ベンジャミン・バトン』。
『スラムドッグ$ミリオネア』も大好きだけど、後に良い意味で引きずっているのは、
『ベンジャミン・バトン』の方なので。
■主演男優賞
◎ブラッド・ピット『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
・リチャード・ジェンキンス 『The Visitor』
・ショーン・ペン 『ミルク』
・フランク・ランジェラ 『フロスト×ニクソン』
・ミッキー・ローク 『ザ・レスラー』
ブラッド・ピットは例え今回逃したとしても、またいつかノミネートされるだろうけど、
ミッキー・ロークは二度とない様な気がするから、ローク様!といきたいところだが、
やはり、全ての年代のベンジャミン・バトンを演じ分けたブラピかなと。
というか、ただ単に『ベンジャミン・バトン』が好きなんです。
■主演女優賞
◎ケイト・ウィンスレット 『愛を読むひと』
・メリル・ストリープ 『ダウト−あるカトリック学校で−』
・アン・ハサウェイ 『レイチェルの結婚』
・アンジェリーナ・ジョリー 『チェンジリング』
・メリッサ・レオ 『Frozen River』
ブラピとアンジーが受賞したら史上初の夫婦での受賞だ。
したら華やかだね。
でも33歳の若さにして5度もノミネートされているケイト・ウィンスレットが、
そろそろ受賞するのではないでしょうか。
史上最多の15回目のノミネートとなったメリル・ストリープも、
2度オスカーを受賞しているとはいえ、2度目の受賞が『ソフィーの選択』の1982年。
久しぶりに受賞する可能性も大いにあるかな。
■助演男優賞
◎ヒース・レジャー 『ダークナイト』
・ジョシュ・ブローリン 『ミルク』
・フィリップ・シーモア・ホフマン 『ダウト−あるカトリック学校で−』
・ロバート・ダウニー・Jr -『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』
・マイケル・シャノン 『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』
個性派だらけだ・・・そして、気色悪い系の役ばかり・・・
中でも抜きん出ているのはヒース・レジャーでしょう。
受賞して、故人の代わりに娘さんがオスカー持ってスピーチするのかな。
■助演女優賞
◎マリサ・トメイ 『レスラー』
・ペネロペ・クルス 『それでも恋するバルセロナ』
・ヴィオラ・デイヴィス 『ダウト−あるカトリック学校で−』
・タラジ・P・ヘンソン 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
・エイミー・アダムス 『ダウト−あるカトリック学校で−』
毎年全く分からない部門なんだよなぁ・・・
『ダウト』のエイミー・アダムス、ヴィオラ・デイヴィス共に凄く良かったんだが、
評が割れるような気がする。
ペネロペはまだ若いから、マリサ・トメイにしておこう。
受賞したら2度目になる。
■監督賞
◎デヴィッド・フィンチャー 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
・ダニー・ボイル 『スラムドッグ$ミリオネア』
・スティーヴン・ダルドリー 『愛を読むひと』
・ガス・ヴァン・サント 『ミルク』
・ロン・ハワード 『フロスト×ニクソン』
ギミック野郎だったデヴィッド・フィンチャーが、遂にノミネート。
ダニー・ボイルの可能性も大だが、
今までの作品の思い入れ度が高いフィンチャーに是非。
(『トレイン・スポッティング』とかあんまり好きじゃないんだよね)
■外国語映画賞
◎『おくりびと』(日本)
・『戦場でワルツを』(イスラエル)
・『The Baader Meinhof Complex』(ドイツ)
・『The Class』(フランス)
・『Revanche』(オーストリア)
多分、『おくりびと』は受賞出来ないと思うが、
ワイも日本男児ですから!
受賞を願わないと非国民だす。
■長編アニメ賞
◎『ウォーリー』
・『カンフー・パンダ』
・『Bolt』
ピクサー/ディズニーVSドリームワークス。
ドリームワークスとディズニーが提携した今、
この対決構造は結構面白いな。
■オリジナル脚本賞
◎『ウォーリー』
・『Frozen River』
・『ハッピー・ゴー・ラッキー(原題)』
・『In Bruges』
・『ミルク』
過去にオリジナル脚本賞を受賞したアニメーション作品はないようなので、
初の快挙を是非見届けたい。
■脚色賞
◎『スラムドッグ$ミリオネア』
・『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
・『ダウト−あるカトリック学校で−』
・『フロスト×ニクソン』
・『愛を読むひと』
主要部門で『ベンジャミン・バトン』をえこ贔屓し過ぎたので、
ここは『スラムドッグ$ミリオネア』に。
『愛を読むひと』は見ていませんが、どれも素晴らしい脚本でした。
■美術賞
◎『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
・『チェンジリング』
・『ダークナイト』
・『ある公爵夫人の生涯』
・『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』
これも悩むなぁ・・・
『チェンジリング』とか、何気に凄いプロダクション・デザインなんだよね。
1920年代〜現在までの美術を要した『ベンジャミン・バトン』にしてみます。
■撮影賞
◎『スラムドッグ$ミリオネア』
・『チェンジリング』
・『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
・『ダークナイト』
・『愛を読むひと』
毎年、気になる撮影賞。
純粋に『スラムドッグ$ミリオネア』の撮影がカッコ良かったので。
■衣装デザイン賞
◎『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
・『オーストラリア』
・『ある公爵夫人の生涯』
・『ミルク』
・『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』
美術賞と同じ理由です。
■編集賞
◎『スラムドッグ$ミリオネア』
・『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
・『ダークナイト』
・『フロスト×ニクソン』
・『ミルク』
撮影賞と同じく、技術賞の中で毎年注目している部門だ。
『スラムドッグ$ミリオネア』は、今と過去が巧みに交錯する編集が素晴らしい。
■メイクアップ賞
◎『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
・『ダークナイト』
・『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』
年老いたブラピよりも、若いブラピに驚いた。
あぁー『リバーランズ・スルー・イット』が懐かしい・・・
■作曲賞
◎『スラムドッグ$ミリオネア』
・『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
・『ディファイアンス』
・『ミルク』
・『ウォーリー』
映像にズバリマッチした臨場感溢れるスコアが印象的だった。
■オリジナル歌曲賞
◎“Down to Earth” 『ウォーリー』
“Jai Ho” 『スラムドッグ$ミリオネア』
“O Saya” 『スラムドッグ$ミリオネア』
『スラムドッグ$ミリオネア』の音楽は全て良かったが、
ノミネートされた曲がどの曲かわからん・・・
昨年、『魔法にかけられて』が大量ノミネート(3曲)されたのに、
ことごとく受賞を逃したというのもあり、『ウォーリー』にします。
■音響賞(録音賞)
◎『ダークナイト』
・『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
・『スラムドッグ$ミリオネア』
・『ウォーリー』
・『ウォンテッド』
■音響編集賞
◎『ダークナイト』
・『スラムドッグ$ミリオネア』
・『ダークナイト』
・『アイアンマン」
・『ウォーリー』
・『ウォンテッド』
音響系は技術的なことは分からないし、見た環境によっても変わってくるので、
なんとも言えないですね。
■視覚効果賞
◎『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
・『ダークナイト』
・『アイアンマン』
ブラピの老けメイク顔を別の人の体と合成。
ってことを知らないで見たので、一体どうやって撮っているのだ?
と思いながら鑑賞しておりました。
この最新合成技術が開発されなければ、本作は完成していなかったどころか、
作られてもいなかった。
■ドキュメンタリー賞
◎『Trouble the Water』
・『The Betrayal』
・『Encounters at the End of the World』
・『The Garden』
・『Man on Wire』
・『Trouble the Water』
分かるわけがないんだが、サンダンス映画祭で賞を受賞しているようなので、
この作品にしてみました。
ニューオリンズを襲ったハリケーン・カトリーナを題材にしているから、
『ベンジャミン・バトン』と通ずるものがある。
■アニメーション短編賞
◎『つみきのいえ』
・『Lavatory - Lovestory』
・『Oktapodi』
・『マジシャン・プレスト』
・『This Way Up』
『つみきのいえ』は「踊る大捜査線」シリーズで御馴染みのROBOT製作の短編アニメ。
外国語映画賞同様、日本男児ですから!
ドキュメンタリー短編賞、実写短編賞の予想は、昨年に引き続き無しとします。
今年は、結構既に見ている作品が多い。
もしも自分が投票出来る立場だったとしたら、相当悩んでいると思う。
実際に投票する人たちもなかなか大変なんだろうなぁ〜。
同じ業界な訳で、知らない仲じゃない候補者も多いでしょう。
“素晴らしい仕事をしているけど、あいつ嫌いだから別の人に投票しよう”
とかありそう・・・
そう、それがアカデミー賞の特徴なのです。
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