3/7よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国にて 配給会社:ショウゲート (C) 2008 Passengers Productions, LLC |
セラピストのクレアは、
多数の犠牲者を出した飛行機墜落事故の生存者5名のカウンセリングをすることに。
しかし、生存者の証言は食い違い、謎の男がクレアと生存者に付きまとう。
そして、クレアが事故の真相に近付く度に生存者たちが失踪する。
クレアの周りで不可解な出来事が起こる最中、
クレアは生存者の一人で、ちょっと風変わりの男エリックに心魅かれていく・・・
鑑賞前に「この映画の結末は口外しないで下さい」と伝えられた。
つまりどんでん返し系なんだけど、
構えて見ちゃったからオチもこうだろって、なんとなく予想が出来てしまった。
しかも、こんなオチだったら嫌だなって方に転んでしまった。
話の持って行き方もあんまりスマートじゃない。
心理サスペンスものとしてはちょっとがっかりな部分があったんだけど、
この作品は役者が良い。
主役のアン・ハサウェイは、『プリティ・プリンセス』や『プラダを着た悪魔』が代表作なので、
コメディアンヌのイメージが強かったけど、シリアスな演技も上手いんだなぁって。
てか、実はアン・ハサウェイの出ている映画を1本も見ていないことに気が付いた。
綺麗だし、スタイルも良いし、ちょっと見方が変わりました。
相手役は、『リトル・チルドレン』のパトリック・ウィルソン。
映画を見たら、彼が演じた役が、如何に難しいか判るでしょう。
このメイン二人を支える脇の俳優たちも濃厚だ。
航空会社の従業員を不気味に演じたデヴィッド・モース。
前から好きな役者さんだけど、今回も強烈なインパクトを残している。
そして、久しぶりにお顔を拝見しましたのダイアン・ウィーストや、
クレアの恩師を演じた黒人俳優のアンドレ・ブラウアーも流石の存在感。
全員が演技派なので、なかなか見応えがありました。
パトリック・ウィルソン、デヴィッド・モース、ダイアン・ウィーストらが、
芸達者であることは知っていたけど、
アン・ハサウェイが、色んな意味で良い女優だということを教えてくれた有難い作品。