3/7より角川シネマ新宿ほか全国にて 配給会社:角川映画 (C)2009 吉崎観音/角川書店,角川映画,サンライズ,テレビ東京,NAS |
アニメは基本「クレヨンしんちゃん」以外、あまり積極的じゃない。
でも『超劇場版ケロロ軍曹 撃侵ドラゴンウォリアーズであります!』の
女性パブリシストNの売り込みは積極的だった。
“「ケロロ軍曹」にはあまり興味がない”と言っているのに、“見て下さい!”
“いや、どんなキャラクターなのかも知らないから”と言えば、
「ケロロ軍曹」の大まかな設定を聞いちゃいないのに喋り出す。
終いには、劇場版「ケロロ軍曹」のDVDを貸してくれた。
この行為、かつて、いや、今もだが・・・
自分がやっている「クレヨンしんちゃん」の啓蒙活動に似てやしないかい?
自分の行いを省みつつ、仕事とは言え、ここまで熱心に売り込んでもらうと、
“じゃあ、拝見させて頂きます”という気持ちになる。
ケロロ軍曹はケロン人という宇宙人で、地球侵略にやって来た。
ギロロ伍長をはじめ仲間が5人いて、ケロロ軍曹はそのケロロ小隊の隊長。
侵略しに来てはみたものの、地球(ポコペン)人の日向夏美と冬樹の姉弟に発見されてしまう。
しかも、侵略という任務を忘れている。
たまに思い出しても失敗する。
趣味はガンプラ作り。
という事前情報のみで、まずは劇場版一作目となる『劇場版ケロロ軍曹』を見た。
これが結構面白かった。
「ケロロ軍曹」の上記基本設定が改めて分かるし、60分ぐらいと長さも丁度良かった。
そして、何よりもケロロ軍曹のヘタレっぷりが愛らしい。
鑑賞後にはついつい「・・・であります!」と言いたくなる。
二作目、三作目は見る時間がなく、
第四弾となる『劇場版ケロロ軍曹 撃侵ドラゴンウォリアーズであります!』を完成披露試写会で見た。
やはりこの手の映画は、子供たちと一緒に見た方が良い。
初めて劇場版「クレヨンしんちゃん」を見たのは、
『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』だった。
ゴールデンウィーク真っ只中の休みの日に劇場へ見に行ったんだけど、子供と引率の親だらけ。
20代(当時)は皆無に等しかった。
でもギャグに対する子供たちの反応が素晴らしくて、いちいち、ドッカンドッカン笑う。
まるで「8時だヨ!全員集合」みたい。
これがとても新鮮だったし、劇場内の雰囲気を良くしてくれた。
以来、劇場版「クレヨンしんちゃん」は、子供たちと一緒に見るようにしている。
で、『劇場版ケロロ軍曹 撃侵ドラゴンウォリアーズであります!』ですが、
これは一作目を見た時もそう感じたんだけど、“大人向け”と思った。
話のスジは小学生ぐらいだったら分かるとは思うんだけど、
ギャグのネタはどう考えてもオーバー30でしょう。
今回のヒロインの女の子の名前はシオン。
となると「ガンダム」が大好きなケロロ軍曹は、“ジークシオン!であります”って。
ガンプラ作りがケロロ軍曹の趣味だから、まだ「ガンダム」ネタは良いとしても、
『犬神家の一族』のパロディとかもある。
この『犬神家の一族』のギャグは、突然、バン!と出るので思わず声出して笑ってしまった。
そしたら、周りの子供たちから“何笑ってんのこのオジさん?”って顔で訝られてしまった。
まぁ、別に良いんだけどさ・・・
ケロロ小隊の面々がドラゴンに変身してしまうので、
それぞれのキャラの個性を活かしたバトルがあまりなかったのが、
残念っちゃ残念だったけど、トータル面白かった。
大雑把な設定しか知らないで見たので、細かいレギュラーキャラとか理解不能だったけど、
余り本スジに絡んでは来ないので、大して影響はなかった。
伊藤P同様「ケロロ軍曹」に疎い人でも、上記設定さえ抑えておけば大丈夫でしょう。
そんなこんなで、二作目、三作目も追々見てみようと思うのであります!
さらに今回、「ケロロ・ジャポ〜ン!」というモーレツ!に変なオープニングテーマソングを、
何故かWBC世界フライ級王者・内藤大助とデュエットした加藤夏希殿にインタビューしたであります!
アニメが大好きということで、加藤夏希殿に「クレヨンしんちゃん」のことを問うてみたら、
『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』はきちんと抑えていた。
反応の違いを確認するために様々な地域の劇場に出向いたらしい。
流石、であります。
『河童のクゥと夏休み』も見て欲しいのであります。
ケロロ軍曹が羨ましいであります。
『劇場版ケロロ軍曹 撃侵ドラゴンウォリアーズであります!』
※オープニングテーマ「ケロロ・ジャポ〜ン!」&ゲスト声優
加藤夏希 インタビュー テキスト